特別記事 ベガルタ仙台・丹治強化元本部長がまさかのモンテディオ山形・GMに就任 モンテの興味深い人事で応援する価値ありか?
プロ野球界は例年通りキャンプインし球春到来。北京冬季五輪が2月4日に開会式を控える中で飛び込んだ衝撃のニュース。
2月1日にJ2のモンテディオ山形がベガルタ仙台で強化本部長していた丹治氏をゼネラルマネージャー(GM)の就任を発表した。
ブランメル仙台とベガルタ仙台でほぼ一筋で支えていた、Jリーグでは屈指の優秀なフロントマンが1年ぶりに現場復帰するようだから嬉しいものだ。
2020年は新型コロナの影響で開幕が出遅れた上に、成績不振や選手の個人的で余計な不祥事などが重なり責任を取る形で辞任した。もしかしたら現場復帰はないかもと思った矢先にモンテディオ山形がゼネラルマネージャーとして招聘したのが面白い。
偶然にも1月2日にベガルタ仙台のOBで2019年までHC、昨年の2021年までレノファ山口でHCしていた渡辺晋氏もアシスタントコーチ(AC)として招聘したのも興味深い。
当時のことを振り返ると丹治元強化本部長は2019年まで6年近く続いていた渡辺晋体制を解体する形で辞任させたが、どう考えても妥当でJ1で6年近くやらせても全て2桁順位だったが、肝心のトップのフロントがカップ戦の成績が良かったことから延命措置の形で続投させたと思われる。
本当なら2017-2018年の時に1-2年早く新体制を敷いていたらもう少しJ1でやれた気がするので完全にトップのフロント陣による大ミスであることが分かる。
その2人が偶然にも今年モンテディオ山形で再会するからベガルタ仙台に仕返しする上ではもしかしたら応援する価値があるのかもしれない。
普通のJリーグクラブなら招聘するのは容易ではないが、モンテディオ山形がわざわざライバルであるベガルタ仙台関係者を招聘したからまだやれると見込んだからこその人事である。
丹治新GMはベガルタの時は強化本部長だったが、補強の予算範囲内で的確な補強を成功し続けているのは明白なので、ある意味過小評価なところがあった。モンテではさらに上の役職にあたるGMなので今までの実績を評価しているのが分かる。
現在は横浜Fマリノスでも指揮したことがある、ピーター・グラモフスキーヘッドコーチが昨年就任したばかりなのでなので必然的に渡辺晋氏はアシスタントコーチになったが、元から自分自身に対して過大評価するタイプなので分析能力が問われるACの方が理に合っていると判断したと思われる。
今年加入した2人はおそらく2-3年は少なくともいるだろう。選手の補強や残留もおおむね上手くいっているようだし、丹治新GMと渡辺晋ACを加えた新生モンテが2014年以来となるJ1復帰に向けて着々と進んでいるので仙台、秋田、盛岡を抑えてJ1昇格なら再評価されることは間違いないだろう。
新年のご挨拶 今年もよろしくお願いします
昨年のブログを見ていただいた方々に感謝しつつ、今年の新年のご挨拶をさせて頂きます。
昨年は東京五輪とパラリンピックの1年延期による開催で無事に出来たことに選手やスタッフ陣に感謝しかなかった1年だった。
新型コロナによる新たな変異株が今でも世界中で広がる中で離脱が日本勢でなく、現在の日本も感染が微増止まりなのを見るといかに、感染対策の基本が出来ているので、もっと評価していいくらいだ。
今年は人権問題に揺れている中国で初めて北京冬季五輪が開催され、7月の夏開催の懸念から11月開催になったサッカーカタールワールドカップも開催されると言う、カオスなイベントが控えている。
ローカルな話題になるとプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスが9年ぶりのリーグ優勝や日本一、ベガルタ仙台はJ2からの出発、仙台89ersが新体制でのB1昇格へ着々と準備が進む中でのシーズンとなりそうだ。
ブログ開始から4年弱経過した中で少しずつで不定期ではありますが、出来る限りで独自の視点でブログを書きたいと思うので今年もよろしくお願いいたします。
浦和レッズが最後の最後で退団する槙野を正しい使い方で天皇杯3年ぶりの制覇 大分トリニータは確かな足跡を残す
決勝
前半6分に無名ながら、柏レイソル時代から屈指の中盤でようやく日本代表に最近選ばれた江坂が先制ゴール
その後は1-0が続きこのまま浦和の優勝と思ったら後半44分にペレイラが起死回生の同点ゴールで再び延長戦かと思ったその時
ベンチスタートから投入された槙野がDFの交代ではなく攻撃側のFWの位置に入っていた。槙野の性格上、ミスが出来ないDFよりもFW向きなのは幼少期からのエピソード通りだから今までの指導者たちのミスマッチによる責任が大きいが、プロに行くには得点が出来るDFという付加価値じゃないといけなかったからだろう。
ロシアワールドカップの第3戦ポーランド戦で失点するは、戦犯扱いレベルの守備だったのでFW転向が現実的だったが、肝心のクラブと首脳陣がDFに拘りすぎで致命的な失点が目立っていたので「槙野外し」からのFW転向が最後の最後で当たった形になった。
本人が本当に転向するかはどうか分からないが、ゴールした時ユニフォームを脱いだ時に見た体つきはクリロナレベルなのでFWとして移籍先で覚醒すれば、まさかのFWとして日本代表入りも視野に入れてもいいくらいだ。
阿部が引退し、槙野と宇賀神が退団と前任のペドロビッチ体制を清掃し、他クラブからヘッドコーチと選手の引き抜きに成功したフロント陣がさらに強化出来れば、川崎Fや横浜FMを脅かす来シーズンとなり、お調子者返上へ加速できるかだろう
一方の大分は片野坂体制のラストを飾ることは出来なかったが確かな足跡を残しての退任になった。6年という長期体制のデメリットが思った以上に大きかったようで、仙台同様に資金不足からオフやシーズン途中での移籍が相次いだのでしょうがないが、まさかのJ2降格には今でも驚く。
片野坂ヘッドコーチは元から指導力がありG大阪や広島でチームタイトルに貢献し続けていた人でも降格するから、より選手の個人の力がより必須なのが川崎Fからでも見てとれる。大分が降格するのが辛い中で、来年はAC時代から指導していた強豪のG大阪でヘッドコーチするようだから優勝争いに加わって貰いたい。
来年はワールドカップがカタールで11月開催のため、より短い期間でのシーズンとなるので、もしかしたらプロ野球と同時期に終了するような日程になりそうで、よりフロント陣の力が必要になりそうだ。
天皇杯で大分トリニータが3年前のリベンジの代わりをする?
準決勝
リーグ戦も終わりあとは天皇杯を残すのみとなった。準決勝で大分トリニータがJ2降格になってしまい、片野坂HCの退任に伴い6年間の集大成を果たすべく、J1リーグ2連覇した川崎フロンターレから延長PK戦の末に大金星を果たし始めての決勝進出を果たした。
シュート28本、枠内シュートも19本も打たれながら、4年前に川崎Fから移籍したGK高木の好セーブ連発で勝ったようだ。
不思議なことに川崎FはアジアチャンピオンズリーグではPK戦、Jリーグ杯はアウエーゴールルール、今回の天皇杯はPK戦と90分と延長戦では負けずに済んだが、全て敗退でカップ戦はまさかの無冠に終わった。
2018年にベガルタ仙台が天皇杯で決勝進出を果たしたが、決勝ではその浦和レッズに0-1で敗れていた
その時は浦和にも鹿島がいたが、今年の浦和はフロント陣がようやく変わり、徳島からヘッドコーチと他チームの選手の引き抜きによる補強とお調子者の槙野ら以前の主力選手たちがスタメンではなくなったことに気づいたことが再建出来た理由である。
この試合どうなるか分からないが、J2に降格すると大分に頑張ってもらいたいところ。
カタールワールドカップ アジア地区最終予選 日本が何とか2位浮上で今年の6試合を終える
1位 サウジアラビア 16 5-0-1 9-3 +6
2位 日本 12 4-2-0 5-3 +2
3位 オーストラリア 11 3-1-2 9-4 +5
4位 オマーン 7 2-3-1 6-7 -1
5位 中国 5 1-3-2 7-11 -4
6位 ベトナム 0 0-6-0 4-12 -8
最終予選(3次予選) の日本の日程
9月 第1節 H オマーン ● 0-1
9月 第2節 A 中国 ◯ 1-0
10月 第3節 A サウジアラビア ● 0-1
10月 第4節 H オーストラリア ◯ 2-1
11月 第5節 A ベトナム ◯ 1-0
11月 第6節 A オマーン ◯ 1-0
1月 第7節 H 中国
2月 第8節 H サウジアラビア
3月 第9節 A オーストラリア
3月 第10節 H ベトナム
前回大会同様に初戦を落としてしまった日本だが、下位3チームのオマーン、中国、ベトナムからアウエーで3試合とも1-0で勝ったことが大きい
サウジアラビアとオーストラリアの三つ巴が予想されている中で、下位チームの取りこぼしが最後まで響くのでホームで残り3試合を落とさずにいけるかだろう
中東ではもう試合がなく、サウジアラビアとオーストラリアは中東での試合があるので移動の疲労も含めれば、第1シードの日本側にはアドバンテージ有りか?
仮に取りこぼして 3位なら前回の最終予選で敗れたアラブ首長国連邦がグループAから来そうで、イランと韓国は独走態勢に入ったので現実的ではない
アジアプレーオフと大陸間プレーオフに勝って初めてワールドカップ出場を決めるが、その相手は南米はペルー、北中米はパナマ、オセアニアはニュージーランドと一見勝てそうな相手
最近の強化試合だと苦戦している相手なだけに、まずは残り4試合で確実に2位以内で決めて7大会連続の出場を確実にしていきたい
ベガルタ仙台のJ2降格がようやく決まるのが遅すぎて若手の立て直しが出来ず?
15位 湘南ベルマーレ 勝ち点36 34-40 -6
16位 清水エスパルス 勝ち点36 35-53 -20
17位 徳島ヴォルティス 勝ち点33 29-51 -22
18位 大分トリニータ 勝ち点29 26-53 -27
19位 ベガルタ仙台 勝ち点27 29-57 -28
20位 横浜FC 勝ち点27 32-72 -40
東京五輪やプロ野球を満喫して、サッカー日本代表のカタールW杯アジア地区最終予選で6試合を消化して苦戦するも2位で折り返しと順調な消化だが
ベガルタ仙台が湘南ベルマーレに敗れ2003年以来のJ2降格が決まった。個人的には10月くらいで決まってさっさと来季への立て直しでもするかと思ったら、クラブやサポーターも含めて無駄な努力と言う残留への願望をしてしまったようで、思い切った若手選手の起用が出来なかったことが痛く感じた
開幕戦で川崎フロンターレに1-5で大敗した時点で優勝や1桁どころか残留争いは確実だったが、昨年まで残留争いをしていた鳥栖と湘南にだけで8失点したから、これはいよいよJ2降格へまっしぐらだと思ったので1ヶ月でほぼほぼ決まったようなものだろう
最後の切り札にトップ下松下がカギだったが度重なる怪我と動けるのに首脳陣から干された感じがした時点でノーチャンスだったので助けようがなく
5月の時点で9月の残留争い直接対決で勝たなければJ2降格と言う見方は間違いなかったが、メディアやサポーターらが直前になって取り上げたからいまさら感が強い時点でほぼ勝負有りだったから呆れてしまった
元からベガルタ仙台の話題性がない上に、あのクラブの年老いた年齢のメンバーと相変わらず問題児が多いサポーターを出入り禁止の追放をすることから始めないととことん落ちてかつての大分のようにJ3まで落ちてもおかしくないのがJ2の事情だが
逆に言えば仙台89ersのようにフロントが若返りさえすればいくらでも立て直しが出来る
残り2試合で2つの残留の椅子かけて湘南、清水、徳島らが争うが、福岡が1桁順位で行けそうなので、J2で優勝した徳島にかんばってもらいたい。逆にフロント問題が多い清水が浦和とC大阪相手に残しているので2連敗すると降格するかもしれない
特別記事 サッカー天皇杯でJ1のチームが2年連続で初戦敗退なら自動的に◯◯させるべきか?
カタールワールドカップアジア地区最終予選が始まり、1勝1敗で迎えた10月シリーズはサウジアラビア(0-1●で1勝2敗)とオーストラリア(2-1 ◯で2勝2敗)と言う前回同様の組み合わせになったので新鮮さは無いが、日本代表がここで落とすとアジアプレーオフすら危うい展開になるのでフランスW杯以来のピンチだと考えれば新鮮さがあるのかもしれない。
クラブ単位だとアジアチャンピオンズリーグだと決勝トーナメントが準々決勝まで進んだようだが、大本命の川崎フロンターレが全北と対戦して敗退したようだ。(そのうちC大阪や名古屋グランパスも敗退で日本勢は消滅)
よく見るとグループステージで全勝したチーム同士の対決だったようでAFC側の組み合わせ抽選のやり方の失敗だろう。本来なら成績を考慮して2位チームとの対戦が妥当だったがフリー抽選のため外れくじを引いてしまったようだ。
その川崎フロンターレはリーグ戦では再び勝ち始めたようなので11月には優勝を決めていそうだからあとは天皇杯の2連覇出来るかにかかる。
ACLの価値が下がる中、天皇杯もここ数年注目度が低く、基本的には水曜日開催に移行されたので観客的にはさらに少なくまるで練習試合のような雰囲気になってしまった。
そこで、批判覚悟だが、J1のチームが2年連続初戦敗退や2年連続でJFL以下のカテゴリーのチームに敗退なら、J2に自動降格の枠を拡大するなどの連帯責任のペナルティーを新たに追加ルールにすれば、緊張感があり、本当の意味で真剣に取り組めるのでは無いかと思ったところだ。
来年はカタールワールドカップの関係で18チームになるJ1だが、2〜3チーム降格が基本線の現ルール+天皇杯でのペナルティを加味すると4〜5チームくらいは降格して、J2でのシーズンが長くまだ昇格経験がない水戸など昇格したことがないチームにチャンスが来るだろう。
エベレータークラブ(昇格即降格)が多発するが毎年のように頻繁に入れ替わるような緊張感のあるルールにすればクラブ側は育成や補強などにさらに力を入れそうだがどうか?