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浦和レッズが最後の最後で退団する槙野を正しい使い方で天皇杯3年ぶりの制覇 大分トリニータは確かな足跡を残す

決勝

 

浦和レッズ2-1大分トリニータ

 

前半6分に無名ながら、柏レイソル時代から屈指の中盤でようやく日本代表に最近選ばれた江坂が先制ゴール

 

その後は1-0が続きこのまま浦和の優勝と思ったら後半44分にペレイラが起死回生の同点ゴールで再び延長戦かと思ったその時

 

ベンチスタートから投入された槙野がDFの交代ではなく攻撃側のFWの位置に入っていた。槙野の性格上、ミスが出来ないDFよりもFW向きなのは幼少期からのエピソード通りだから今までの指導者たちのミスマッチによる責任が大きいが、プロに行くには得点が出来るDFという付加価値じゃないといけなかったからだろう。

 

ロシアワールドカップの第3戦ポーランド戦で失点するは、戦犯扱いレベルの守備だったのでFW転向が現実的だったが、肝心のクラブと首脳陣がDFに拘りすぎで致命的な失点が目立っていたので「槙野外し」からのFW転向が最後の最後で当たった形になった。

 

本人が本当に転向するかはどうか分からないが、ゴールした時ユニフォームを脱いだ時に見た体つきはクリロナレベルなのでFWとして移籍先で覚醒すれば、まさかのFWとして日本代表入りも視野に入れてもいいくらいだ。

 

阿部が引退し、槙野と宇賀神が退団と前任のペドロビッチ体制を清掃し、他クラブからヘッドコーチと選手の引き抜きに成功したフロント陣がさらに強化出来れば、川崎F横浜FMを脅かす来シーズンとなり、お調子者返上へ加速できるかだろう

 

一方の大分は片野坂体制のラストを飾ることは出来なかったが確かな足跡を残しての退任になった。6年という長期体制のデメリットが思った以上に大きかったようで、仙台同様に資金不足からオフやシーズン途中での移籍が相次いだのでしょうがないが、まさかのJ2降格には今でも驚く。

 

片野坂ヘッドコーチは元から指導力がありG大阪や広島でチームタイトルに貢献し続けていた人でも降格するから、より選手の個人の力がより必須なのが川崎Fからでも見てとれる。大分が降格するのが辛い中で、来年はAC時代から指導していた強豪のG大阪でヘッドコーチするようだから優勝争いに加わって貰いたい。

 

来年はワールドカップカタールで11月開催のため、より短い期間でのシーズンとなるので、もしかしたらプロ野球と同時期に終了するような日程になりそうで、よりフロント陣の力が必要になりそうだ。