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カタールワールドカップアジア地区最終予選 中国とサウジアラビアに2連勝で出場権に王手 その要因はあのY選手の欠場

アジア地区最終予選予選 第7節 

 

日本2-0中国

オーストラリア4-0ベトナム

サウジアラビア1-0オマーン

 

アジア地区最終予選予選 第8節 

 

日本2-0サウジアラビア

オマーン2-2オーストラリア

ベトナム3-1中国

 

2位以内でのワールドカップ出場へ2連勝が条件だった日本が共に2-0の完封勝利で2位をキープした。

 

下位チームに取りこぼせない中国戦は右サイドの伊東のクロスが手に当たりPKを獲得。大迫が右隅に決めて先制した。時間帯も前半13分だったのでそのまま0-0でいきたい中国の思惑を外すことが出来た。

 

後半13分に長友と変わった中山が左サイドからのクロスに伊東が頭で合わせて貴重な2点目を上げた。長友が精彩を欠いて変わったようだが、本田圭や岡崎と同じ2008年北京五輪世代の35歳でこのフィジカルとスピードはまだまだやれそうで中山との併用が基本線になりそうだ。

 

続く、首位のサウジアラビア戦は中盤のボランチ3人が躍動した。田中碧、守田の川崎Fコンビにボール奪取能力がピカイチの遠藤航らが流動的に動いてFWとDFラインを安定させている。

 

特に田中碧の球際の守備が良かったのと守田のポジションニングが良かったのが重なり2試合ともピンチらしいピンチが少なかったことが収穫になりそうだ。

 

前半32分の先制ゴールは右サイドの酒井宏のグラウンダーのクロスを大迫がスルーして南野のところに。サウジのDFを右足で切り返して左足で決めた。

 

後半の立ち上がりは3トップの3人の守備が良く、サウジのGKが思わずサイドにボールを切らざるを得ないほどプレッシャーを変えていた。

 

その後半5分に今度は左サイドの長友のクロスがサウジDFに当たり、右斜め45度あたりにちょうど伊東がいた。とっさの判断で右足のミドルシュートを股を抜いて右上の角に決めた。これで最終予選4試合連続のゴールになり貴重な追加点をもたらした。

 

吉田麻と富安の負傷離脱でようやく出番がまわった谷口と板倉も安定した守備を見せた。谷口はボランチと連携が取れていたし、板倉は高さでほぼほぼ勝っていた。2試合とも中国戦はシュート2の枠内0、サウジ戦はシュート4、枠内1に抑えるなど危なげなかった。前回のオーストラリア戦は吉田麻と富安のコンビでシュート10の枠内4だったので、次も谷口と板倉の可能性が高い。

 

前回のアウエーのサウジ戦で連携ミスから裏を取られて失点による敗戦でややこしくさせた吉田麻はこれでスタメンでの出場が厳しい状況に追い込ませたから世代交代も含めて大収穫の2試合になった。

 

元から2019年のアジアカップから連携ミスやスピードのあるFWに裏を取られるという弱点があった傾向があり、谷口と板倉が宝の持ち腐れ状態だったのである意味「吉田麻」が1番邪魔だったことが分かったし、3月も高さで対策のみでの起用法がベターになりそうだ。

 

2位争いをしているオーストラリアはアウエーのオマーン戦で2度リードしながら引き分けに終わり、サウジアラビアが勝ち点19で首位、2位は日本で勝ち点18、オーストラリアは勝ち点15になった。

 

オーストラリアが苦しい引き分けで日本との直接対決なので、アウエーで直接対決を戦う日本にとっては5連勝で追い風が来ている上に、メンバーもある程度起用法も含めて揃ってきたのでいい形で3月のオーストラリアとベトナム戦につなげた2試合になっただろう。

 

日本がオーストラリアとの直接対決に勝利し、1998年のフランス大会から続く7大会連続の出場が決まる。