残り5分からの2得点で広島に逆転勝ちでリーグ戦3勝目
前節の川崎戦では中村憲や家長をケガで欠ながらがら代わりに入った若手の脇坂らの活躍もあって勝った程だから上位との差はあるが、今の仙台は上位チームに負けても勝負どころではない。
迎えたホームでの広島戦。5月のホームゲームはこの1試合しか無いので最低でも引き分け以上で終えたい中、前半1分に左サイドからのクロスにドウグラスヴィエイラにワンタッチで押し込まれ先制点を許す展開に。
しかし、けがから復帰した椎橋と松下がゲームを壊さずに1点差で耐えて迎えた後半40分。右サイドから途中出場の兵藤からハモンロペスが右足で押し込み同点に。
後半48分にセンターバックの常田からGKの大迫に取られるも、すぐにハモンロペスがインターセプトしてショートカウンターに。左サイドの石原に渡り中央で待っていた松下が押し込みラストワンプレーでの土壇場の勝ち越しゴールで上位チームの広島に逆転勝利をもたらした。
筆者が述べた通り、ボランチは椎橋と松下がレギュラーとして目処が立ち、センターバックも大型の大岩や平岡よりもビルドアップが出来る常田やキムジョンヤになり、両サイドも左が石原と永戸、右が蜂須賀と吉尾で2トップのハモンロペスとジャーメイン良で基本的には固定になりそうだ。
と、なると気になるのは下位チームとの直接対決になる。アウエーの2連戦は磐田と清水、6月初戦のホーム名古屋を挟んでアウエーで松本山雅との対戦になり前半戦最後の2試合はFC東京と札幌と上位チームなだけに磐田、清水、松本山雅に2勝1敗なら下位争いから脱出出来るかが焦点になりそうだ。
しかしながら、イニエスタやポドルスキーを補強したもののフロントがゴタゴタのヴィッセル神戸とは違い、即戦力候補を限られた資金で選手を獲得してすぐに戦力として機能させる丹治強化部長は恐ろしいもので彼こそが本当の監督であることは間違いないので、渡辺HCら首脳陣と選手たちを最後まで支えて貰いたいところだ。