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今日からA代表が始まる中 仙台GKシュミッドダニエルにベルキーからオファー

GKシュミッドダニエル 14試合 24失点

 

A代表 日本代表の日程

 

6月5日 強化試合 トリニダード・トバゴ(豊田)

6月9日 強化試合 エルサルバドル(宮城)

6月18日 南米選手権 チリ(ブラジル)

6月21日 南米選手権 ウルグアイ(ブラジル)

6月25日 南米選手権 エクアドル(ブラジル)

 

今日から日本代表のA代表南米選手権に向けて本格的に始動する中、ベガルタ仙台にベルキーからオファーが来たようだ。

 

GKのシュミッドダニエルにベルキーのシントトロイデンから獲得オファーが来たようだ。その記事で関係者が「出すつもりはない」と言っているようなのでおそらく丹治強化部長が残留に向けて引き止め交渉に行くと思われる。

 

仙台のGK事情を見ると先日のJリーグ杯の試合でスタメンだった関が相手選手との接触で全治6週間のけがをし、控えは川浪しか居なくなるので、当然ながら苦しくなる。増しては日本のGKを考えると南米選手権に事情があるとは言えベテラン枠で試合に出ていない川島をわざわざ選ぶほどだから若手のGKが不足している説がある。

 

シュミッドダニエルはなんだかんだで27歳になり海外への挑戦はカタールワールドカップを狙う上でもしかしたらラストチャンスの可能性もある。

 

昨年のロシアに移籍した西村は替えの効くFWだから良かったが基本的に替えの効きにくいGKだと今後の残留争いに影響が出かねないだけに丹治強化部長が残留交渉と移籍した時のGKの獲得の両方が問われるので今後の交渉手腕として今年も問われそうだ。

仙台のジョー 長沢が全得点の活躍でリーグ戦ホーム4連勝

J1第14節 ベガルタ仙台3-1名古屋グランパス

 

アウエーで磐田と清水に直接対決で2連敗し、今節も負けて3連敗なら流石に怪しい感じになりそうだったが、前節の清水戦からスタメンを5人変えてきた。

 

センターバックの大岩と常田に変わりシマオマテと平岡、ボランチトゥーロン国際大会に日本代表で出場する椎橋に変わり富田、前線は吉尾がトップ下、サイドに関口と道渕、ワントップに長沢と4-2-3-1に少し変更した形になった。

 

前半5分に右サイドの道渕のパスに長沢がポストプレーで吉尾に渡り右足で先制点を決めた。名古屋は前半27分にマテウスが左足でシュートをかけて右隅に決めて同点にされる。

 

同点にされた仙台だったが、この日は守備意識が高く相手に対して寄せて守備が出来ていた。2連敗していた時もそうだったように、だいたい負けている試合は失点することに警戒しすぎてラインが下がったりサイドバックが上がりすぎると裏のスペースを取られてカウンターを受けるというのが多かった。

 

後半29分にペナルティエリア外から松下がシュートし、こぼれたところに長沢が押し込み勝ち越しゴールを奪う。その前に同点ゴールを決めたマテウスミドルシュートをシュミッドダニエルがセーブして凌いだ後だった。

 

後半37分にこの日、ワントップだった長沢が前線からの守備が良かったが、名古屋GKランゲラックがバックパスしようとした隙を狙いパスミスを上手く誘ったのがうまくいき貴重な3点目の追加点を奪い勝負を決めた。

 

名古屋は得点源のFWジョーが右足首を痛めて欠場したのは仙台にとっては幸運だったがスタメンを5人入れ替えても総力戦で戦えると言う意味では大きい勝利になった。

 

今後の日程を見ると日本代表の試合を挟んだ後にアウエーで松本山雅と直接対決。そのあとはホームで2連戦だが相手は首位のFC東京と札幌と上位チームとの対戦があり、その間の水曜日にJリーグカップの決勝トーナメント1回戦(プレーオフラウンド)で再び名古屋との対戦が控えているだけに誰が出ても戦えると言う強みを生かして勝ちきれるかどうかだろう。

 

 

アウエー静岡2連戦の直接対決は共に2連敗で再び最下位転落

J1第12節 ジュビロ磐田2-0ベガルタ仙台

Jリーグ杯第6節 柏レイソル1-1ベガルタ仙台

J1第13節 清水エスパルス4-3ベガルタ仙台

 

アウエーでの静岡2連戦直接対決は合計6失点し痛恨の2連敗で再び最下位に落ちてしまった。

 

磐田戦は全体が後ろで受けすぎてカウンターでの2失点で、清水戦は先制するも逆転され再び追いつくも終了間際に勝ち越しされてしまったようだ。

 

近年の静岡のサッカー界は昔の高校サッカーも含めてサッカー王国と言われて来たが、高校も優勝争いに絡めず、磐田や清水もJ2を降格するなど低迷する時期に入っていると思われる。

 

そうした中で仙台は4-4-2で立て直して、ここで2連勝出来ればきっかけになりそうだったが、直接対決に2連敗でまた逆戻りになってしまった感が強くならないか心配な点である。

 

アウエーで7連敗は予想外だったが次はホームで首位争いをしている名古屋。得点力のあるジョーまで回せさせない守備を出来るかどうかにかかって来るだろう。

 

攻撃陣は清水戦で松下が2点目、吉尾がプロ初ゴール、長沢も頭で決めるなど丹治強化部長が補強した選手たちがゴールを決めたから後はミスによる失点をいかに減らせるかどうかだろう。

 

くしくも、Jリーグ杯決勝トーナメント1回戦(プレーオフステージ)の相手がその名古屋なだけに早くも前哨戦になって来そうだからこの試合をきっかけに再浮上していきたいところだ。

 

 

残り5分からの2得点で広島に逆転勝ちでリーグ戦3勝目

J1第10節 川崎フロンターレ3-1ベガルタ仙台

Jリーグ杯第5節 FC東京0-0ベガルタ仙台

J1第11節 ベガルタ仙台2-1サンフレッチェ広島

 

前節の川崎戦では中村憲や家長をケガで欠ながらがら代わりに入った若手の脇坂らの活躍もあって勝った程だから上位との差はあるが、今の仙台は上位チームに負けても勝負どころではない。

 

迎えたホームでの広島戦。5月のホームゲームはこの1試合しか無いので最低でも引き分け以上で終えたい中、前半1分に左サイドからのクロスにドウグラスヴィエイラにワンタッチで押し込まれ先制点を許す展開に。

 

しかし、けがから復帰した椎橋と松下がゲームを壊さずに1点差で耐えて迎えた後半40分。右サイドから途中出場の兵藤からハモンロペスが右足で押し込み同点に。

 

後半48分にセンターバックの常田からGKの大迫に取られるも、すぐにハモンロペスがインターセプトしてショートカウンターに。左サイドの石原に渡り中央で待っていた松下が押し込みラストワンプレーでの土壇場の勝ち越しゴールで上位チームの広島に逆転勝利をもたらした。

 

筆者が述べた通り、ボランチは椎橋と松下がレギュラーとして目処が立ち、センターバックも大型の大岩や平岡よりもビルドアップが出来る常田やキムジョンヤになり、両サイドも左が石原と永戸、右が蜂須賀と吉尾で2トップのハモンロペスとジャーメイン良で基本的には固定になりそうだ。

 

と、なると気になるのは下位チームとの直接対決になる。アウエーの2連戦は磐田と清水、6月初戦のホーム名古屋を挟んでアウエーで松本山雅との対戦になり前半戦最後の2試合はFC東京と札幌と上位チームなだけに磐田、清水、松本山雅に2勝1敗なら下位争いから脱出出来るかが焦点になりそうだ。

 

しかしながら、イニエスタポドルスキーを補強したもののフロントがゴタゴタのヴィッセル神戸とは違い、即戦力候補を限られた資金で選手を獲得してすぐに戦力として機能させる丹治強化部長は恐ろしいもので彼こそが本当の監督であることは間違いないので、渡辺HCら首脳陣と選手たちを最後まで支えて貰いたいところだ。

 

 

システム変更が功を奏しホームでリーグ戦2勝目

J1第8節 鹿島アントラーズ1-0ベガルタ仙台

Jリーグ杯第4節 ベガルタ1-1サガン鳥栖

J1第9節 ベガルタ仙台2-1ガンバ大阪

 

アウエーで大分と鹿島に2連敗で迎えたリーグ杯のサガン鳥栖戦でシステムを3-5-2から4-4-2に変更してきた。

 

前半は3バックで臨んだが前線にパスが回らず、大岩のパスカットされてショートカウンターから失点し前半を折り返したところで4バックに変えたようだ。

 

サイド攻撃を活発化させたい仙台はガンバ大阪戦で右サイドに蜂須賀と吉尾、左サイドに石原と永戸を並べた。3バックだとウィングバックの上下動が激しい上に前線に上がった際に裏を取られてカウンターを受けるケースが多かった。

 

それを1人から2人にしたことで高い位置からプレスをかけられた上に中盤の2ボランチと2トップとのバランスも改善されたようだ。

 

なので守備時は4バック中心で得点が欲しい時は3バックにして攻撃的に行くなど、2つのシステムを併用させて相手を撹乱させた方が良さそうだ。

 

コーナーキックガンバ大阪に先制された前半44分に永戸が本来の左サイドバックからミドルシュートが相手に当たり同点ゴールに。昨年は仙台のみがペナルティエリア外からのゴールが無かったようなのでミドルシュートを打ってその空いたスペースの隙を突くようになれば得点が上がりそうだ。

 

後半の44分に関口がペナルティエリア内にいた石原にパスしグラウンダーのパスに長沢がワンタッチで押し込み勝ち越しゴールを決めた。これが本来の長沢の得意な形でのゴールであり、Jリーグ杯で頭ではなく肩でのゴールだったのを見ると下手であり苦手のようなのでやはりワンタッチゴーラーであることが確定したようなものになった。

 

センターバックでは調子がいい常田とキムジョンヤが大岩と平岡を押し置いたり、ボランチでは富田と松下が椎橋やシマオマテ、2トップではハモンロペスとジャーメイン良が長沢や石原に変わって活躍し出しているので、仙台からするとどんなメンバーでもやれるだけの形になりつつあるので調子のいい選手たちを中心に起用していくべきだろう。

好調な大分トリニータがワンチャンスを生かし3位浮上の快進撃

J1第7節 大分トリニータ2-0ベガルタ仙台

 

仙台は前半から好調な大分トリニータに対してチャンスを作っていたが、大分から点を取るなら敗れた広島戦を見るとボランチでのパスミスを狙って行くべきと見ていたら、そのチャンスが訪れたがハモンロペスとジャーメイン良が決めることができなかった。

 

すると常田のクリアミスを後半から中盤を厚くしてきた大分がボールを拾い岩田が押し込んでワンチャンスで先制点を上げた。2点目は左サイドからの折り返しにオナイウ阿道が押し込み追加点を上げた。

 

これで大分トリニータは広島とFC東京に続いてリーグ戦3位浮上の快進撃となった。同じ昇格してきた松本山雅は得点力が基本的に無いので厳しいと見ていたが、大分は70得点するなどひょっとしたら中位まで行くのではないと見ていたが予想以上の快進撃を見せている。

 

Jリーグ杯のタイトルを10年前に獲得するなどJ1で4位まで成績を残していたが、低迷し一時はJ3まで降格していた。そこで就任したのが片野坂ヘッドコーチ(監督)だった。

 

片野坂ヘッドコーチはコーチ歴が長く、広島とG大阪でペドロビッチ、森保、長谷川ヘッドコーチのもとでアシスタントをし、いずれもリーグ優勝しているからまさしく優勝請負人の指導者として台頭していた。

 

攻撃的なサッカーで仙台と同じ3バックを敷いており、ワンチャンスを生かすカウンターでアジア王者の鹿島や上位候補の札幌をアウエーで勝利しているから上位争いとして戦える自信がついてきたようだ。

 

リーグ戦でアジアチャンピオンズリーグ圏内の3位以内に入り、Jリーグ杯か天皇杯を優勝などの実績を積んで行くようになると将来の日本代表の指揮官として森保ヘッドコーチの後を受け継ぐかもしれないと見ているが果たしてどうなるか。

 

 

3トップが3得点に絡む活躍でリーグ戦をホームで今季初勝利

J1第6節 ベガルタ仙台3-0サガン鳥栖

Jリーグ杯グループステージ第3節 ベガルタ仙台2-1柏レイソル

 

スタメンのメンバーを見ると3バックのセンターに大岩ではなく常田を起用してきた。大岩の出来が悪かったかそれとも刺激を与える意味で起用してきたかもしれない。攻撃陣は吉尾と兵藤がインサイドハーフ、ハモンロペスとジャーメインの2トップで行くようだ。

 

修正点としていたサイド攻撃が機能し、前半15分に右サイドの蜂須賀からのパスに吉尾がスピードを生かしてドリブルを仕掛けて左足のクロスにピンポイントでジャーメインが頭で押さえて先制した。

 

吉尾はスタメンで起用したあたりから持ち味のドリブルとポスト中村俊と呼ばれる正確なパスで攻撃面での司令塔として良いプレーが出来ているのでしばらくはスタメンとして起用される可能性が高くなっただろう。右ウィングバックの蜂須賀と左の3バックの平岡ら右サイドの3人の距離感がよく、守備面も安定していた。

 

後半には鳥栖パスミスから吉尾の左足のシュートがポストに当たるも兵藤が右足で詰めて貴重な追加点を上げた。その後、鳥栖のハンドでPKを得てハモンロペスが蹴って失敗するも、終了間際にショートカウンターから左ウィングバックの石原が駆け上がり、こぼれ球をハモンロペスが拾って落ち着いてシュートを決めてダメ押しの3点目を上げた。これで今季初のリーグ戦初勝利をホームゲームで飾った。

 

水曜日のJリーグ杯はけがで離脱していた石原と長沢の2ゴールで柏レイソルに2-1で勝利し予選リーグ唯一の3連勝を飾った。この試合でルーキーの照山がスタメン出場し長沢のゴールをアシスト。途中出場した田中歩ボランチとしてプレーしまずまずのデビューになったようだ。

 

公式戦で初の2連勝を飾り基本的なメンバーと戦い方が見え始めたが、リーグ戦はここ2試合はアウエーでしかも好調な大分トリニータとアジア王者の鹿島アントラーズなので負けなしの2分けか1勝1敗以上で切り抜ければ御の字だろう。