B2プレーオフ 仙台89ersが連日の逆転劇で準決勝進出 B1昇格チャレンジへ
茨城ロボッツ101-93佐賀バルーナーズ
茨城ロボッツ86-79佐賀バルーナーズ
群馬クレインサンダース87-63山形ワイバーンズ
群馬クレインサンダース79-60山形ワイバーンズ
FE名古屋73-70越谷アルファーズ
FE名古屋85-91越谷アルファーズ
FE名古屋79-86越谷アルファーズ(延長戦)
B2降格後、志村新社長、桶谷HC体制の元、昨シーズンは新型コロナウィルスの影響で延期が相次ぎ、東地区優勝をはたすも、B2プレーオフは中止され全体2位までが昇格の条件だったが3位だったため昇格することが出来なかった。
今シーズン、新型コロナウィルスで桶谷HCが離脱するも、志村新社長が代行を務めた群馬戦で33連勝をストップさせたことが大きい。結果的には35勝24敗で東地区4位だったがワイルドカードの1位通過でB2プレーオフに進出した。
そして今日、今シーズン0勝2敗の西宮とのプレーオフ1回戦に臨み、連日の終了間際の逆転劇で勝利し、2連勝で準決勝進出を果たした。スコアとも70失点前後に抑えていたので本来目指していた守備が機能して接戦で勝つと言うパターンに持ち込めたことが大きい。
リーグ戦なら得点力が必要だが、ポストシーズンは逆にミスが少ないチームが勝つので無駄な失点数をいかに最小限に止めるかがカギとなりそうだ。
1回戦で西地区のチームが全滅する中、準決勝は得点力のある東地区2位の茨城になったので先日の勝利は70得点台に抑えて80得点以上で勝利するパターンに持ち込めば下克上でのB1昇格で復帰するチャンスが来そうだ。
川崎フロンターレのリーグ2連覇が確実の中、ベガルタ仙台が518日ぶりの本拠地勝利が今季リーグ戦初勝利
J1第10節 横浜FC2-2ベガルタ仙台
川崎フロンターレがアジアチャンピオンズリーグの延期により、Jリーグ創設以来のJ1での首位攻防戦2連戦が実現する異例の事態に。
試合は2試合とも首位の川崎Fが2位の名古屋に4-0、3-2の2連勝で勝ち点差を9に伸ばし、今年もJ1でリーグ2連覇がほぼ濃厚どころか確実になっただろう。
一方仙台はその後苦しい戦いが続いたが、4月21日のJリーグ杯のアウエー広島戦で1-0で今季公式戦初勝利をあげ、5月1日にホームで柏と対戦してこちらも1-0で勝利し実に518日ぶりのホームでの勝利が今季リーグ戦初勝利を飾った。
取り敢えずどちらも勝利したので一旦一安心だが、ともに1-0のスコアなのでここから反撃体制とはまだないが、底を脱した感じが出て来ただろう。
クエンカがけがで契約解除になりオッティもJリーグ杯でいきなりけがしたので途中加入したFWカルトゥーゾとMFフォギーニョの活躍次第だろう。
若手だとルーキーの真瀬、加藤千がスタメンで起用されそうなので、あとは松下をトップ下に配置転換すれば複数得点の可能性が出て来そうなのでFW西村がワントップが基本線になりそうだ。
Jリーグ杯は敗退したのでリーグ戦で勝利したメンバーがスタメンで固定が確定しただろう。5月までは水曜日にある消化試合のJリーグ杯と川崎Fと名古屋の1、2位との試合はアウエーであり中2日、3日なので彼らをスタメンで起用することが無くなったのではっきりして分かりやすくなっただろう。
広島戦も柏戦も1-0の勝利ではあったが攻められての逃げ切りだったのでまだまだ厳しい状況だ。だが、5月9日のお調子者の浦和戦のアウエーを除けば、福岡、大分、C大阪と全て3試合とも本拠地での試合なので勢いをつけるには3連勝が残留争いへの必須となりそうだ。
日本代表の試合を挟んで6月-7月も東京五輪開幕までも本拠地開催が集中しているので今まで勝てなかった分を取り返せるかがカギとなりそうだ。
開幕から8試合未勝利のまま残留争い直接対決がラストチャンスか?
特別記事 考察 ベガルタ仙台が日本代表の森保HCを2024年以降に招聘を計画の可能性は?
サッカー日本代表(A代表) 強化試合とカタールW杯アジア地区2次予選 2試合
3月25日 日本3-0韓国(横浜国際総合競技場)
3月30日 日本14-0モンゴル(千葉・フクダ電子アリーナ)
サッカー東京五輪代表 強化試合 2試合
3月26日 日本0-1アルゼンチン(味の素スタジアム)
3月29日 日本3-0アルゼンチン(北九州スタジアム)
ベガルタ仙台のここまでの成績
J1リーグ 5試合 0勝4敗1引き分け 勝ち点1 18位
Jリーグ杯 2試合 0勝2敗0引き分け
ベガルタ仙台はリーグ戦の開幕から5試合、リーグ杯の2試合も含めて公式戦で7試合消化した。王者の川崎F戦を除いても鳥栖と湘南に勝利すれば問題無かったが、合計で8失点と大敗で開幕から1ヶ月で残留争いがほぼ確実どころか大方の予想通り?J2降格が現実味を浴びているのが現状。佐々木新社長らフロント陣が仮にJ2降格だとしても現体制を維持するかどうか焦点だろう。
3月全敗の仙台はさておき、注目は本拠地1年ぶり以上の開催となった日本代表。A代表はW杯アジア地区2次予選で軍との衝突が続くミャンマーとの試合が6月に延期となり、代替試合として韓国との強化試合として開催に。さらに韓国戦後はアウエー扱いながら残りの試合は日本での集中開催が決まり千葉でモンゴルとの対戦となった。
韓国戦は思った以上に日本優位で進み終わってみては山根、鎌田、遠藤航の3ゴールで快勝し、10年ぶりの再戦も同じスコアに終わると言う結末になった。日本がレベルアップしたか?韓国人がレベル低下したかは不明だが、海外組との連携は悪く無さそうだから収穫の多い試合になったのではないか?
モンゴル戦はフランスW杯アジア地区1次予選で記録したマカオ戦の10-0を大きく上回る14-0だったから記録的な大勝であった。招集された全ての選手が試合に出場出来たことが収穫な上に最終予選進出を6月の残り3試合を前にほぼ確実にした。
東京五輪世代は、金メダル候補のアルゼンチンと対戦し、初戦は完封負けも2戦目は2試合ともスタメンだった久保建と板倉がそれぞれ2アシストと2ゴールをあげてきっかけになりそうな勝利をあげたことで自信がつきそうだ。
もし、森保HCが東京五輪とカタールW杯を順調に消化した場合、その後1年間の休養も考慮すると早くて2024年以降のシーズンでベガルタ仙台の指揮官に就任するかと言う点である。いかにもこっそりとフロント陣がポスト手倉森を探していそうでもあるが現実のあり得そうだ。
仙台がJ1かJ2のどちらにいるかは不透明だが、これだけ実績があって仙台に対しては第2の故郷として森保HC自身も認識しているのでオファーさえあれば思った以上にOKを出してくれそうなのが筆者の予想でもある。経営陣やサポーターらに問題児が多いが、森保HC体制なら若手中心のチームに仕上げてチーム初のタイトルをもたらしてくれそうな未来も想像出来そうだ。
お調子者の浦和も川崎Fに大敗で仙台と同時にまさかの?J2降格の可能性が浮上?
J1第6節
仙台がこの日も3バックで挑み蜂須賀が先制ゴールも、東京五輪代表のFW田川にミドルシュートを決められるなど逆転負けでこの試合も初勝利がお預けに終わり、開幕から5試合未勝利で最初の日本代表戦の中断に入ることになる。
前節の神戸戦でアディッショナルタイム10分と言う訳の分からない時間帯での失点で全勝優勝が消滅した川崎Fだが、お調子者の浦和にアウエーでしっかりと5発で解消(快勝)するスッキリな勝利には痛快だった。ただ、こうなると仙台と同じ5失点で大敗するなどまさかの?同時にJ2降格になる可能性も出てきそうなのが面白い。
両者とも元々経営陣が怪しい上にすぐくだらない問題を起こすサポーターらがいるチームなのでどうせならどちらもJ2に降格した上で、全て彼らを排除してからやり直しもしても良さそうな感じなのは私だけだろうか?と思った試合だった。
アディッショナル10分で引き分けの川崎フロンターレ ライバル4チームが全て勝利で勝ち点を縮める
J1第5節
川崎Fの開幕6連勝は間違いなしかと思われたがVAR判定が2回とも長引いたこともありアディッショナルタイム10分目に神戸がコーナーキックから同点ゴールを決めて阻止する波乱が起き、世界初の1部リーグ全勝優勝は夢と消えてしまった。
その川崎Fを追いかけるライバルの名古屋、C大阪、鳥栖、横浜FMと全て勝利したので勝ち点を縮めることに成功し首位争いが面白くなりそうだ。
残留争いの候補にあげていた福岡がホームで鹿島に勝利し、J1で10年ぶりの2連勝を果たしたのでこの時点で2勝くらいのアドバンテージを得たので1歩抜けそうだ。
逆に新型コロナで活動停止のG大阪を除けば上位候補だった浦和、札幌、鹿島、柏らが出遅れにより混戦で。降格圏内の湘南、徳島、横浜FCも含めると仙台が残留争いに生き残るにはこれらのチームには勝たないといけないカードになりそうだ。
ベガルタ仙台が早くも迷走か?鳥栖と湘南だけで8失点と緊急事態宣言か?
J1第4節
横浜FC1-4セレッソ大阪
この日は関東地区で大雨や雷で1時間遅れのスタートだったが、仙台は4バックではなく3バック出来た。これは前任の渡辺晋元HC(現在はJ2山口に今季から就任も苦戦?)体制時に人が重ならないようにする5レーン戦術を取り入れるために採用されたのが3バックだった。
いい時は連動した攻撃ができるが自身の弱点でもある、パスミスや裏を取られたりして自分たちの力を過信してしまう「いいサッカーしても勝てない」日本代表のような悪い癖が直らず。リーグ戦は全て二桁に終わってしまった経緯がある。何故かこの試合で採用したかは不明なのでチームとして早くも迷走疑惑が出てもおかしくない敗戦だろう。
数年前までは同じ残留争いだった鳥栖と湘南相手に8失点したので彼らがレベルアップしたか、それとも仙台のレベルが更に低下したかのどちらかだろう。過去の対戦を考えても今回は後者のようなので、本拠地にしている仙台市も新規感染者が増加なのでまさしく緊急事態宣言が発令されてもおかしくない状況に。
川崎フロンターレは前半苦しんだが、ベンチスタートだった三苫らが柏レイソルの堅い守備から1点を取り開幕5連勝を達成した。これだけの実力だからフル出場でも良さそうだが、過密日程や大島や小林悠などスペランカー体質(けがが多い)にならないように3連続スタメンを避けていて体力のマネジメントも出来ている。
セレッソ大阪は古巣に復帰した大久保が早くも5ゴール目と通算190ゴール目とここに来て謎のゴールラッシュを上げるなど絶好調。同じ5ゴールの前田大率いる横浜FMも浦和に快勝で上位に行けそうで、名古屋も堅守で開幕4連勝と昨年は川崎に初黒星をつけさせただけに鳥栖、C大阪、名古屋、横浜FMあたりが首位争いのライバルになりそうだ。