みちのくのブログ

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あえて川崎フロンターレに10連勝を許した罪深いチームはやはり・・・

J1第3節 ベガルタ仙台1-2浦和レッズ

J1第4節 横浜FC1-1ベガルタ仙台

J1第5節 ベガルタ仙台2-2コンサドーレ札幌

J1第6節 ベガルタ仙台2-3川崎フロンターレ

J1第7節 柏レイソル5-1ベガルタ仙台

J1第8節 ベガルタ仙台0-1横浜Fマリノス

Jリーグ杯第2節 セレッソ大阪1-0浦和レッズ

Jリーグ杯第3節 ベガルタ仙台0-3セレッソ大阪

第9節 ヴィッセル神戸1-2ベガルタ仙台

第10節 ベガルタ仙台0-0清水エスパルス

第11節 ベガルタ仙台-サガン鳥栖(鳥栖の集団感染のため試合中止)

 

神戸戦ではオウンゴールと途中出場1分で勝ち越しゴールを決めた赤崎の2得点で7試合ぶりの勝利をあげた。苦手にしていたイニエスタを抑えたことは評価したいが、ホームで勝ち点が近い清水に0-0で勝点2を落としたのが響きそうだ。

 

そんな中、川崎フロンターレが破竹の10連勝でJ1のリーグ戦では新記録で早くも独走体制に入った点。

 

その内訳を見ると昨年優勝争いをしたFC東京に4-0、オルンガ率いる柏に3-1、札幌に6-1、C大阪に5-2と上位チームに大勝している。

 

さらに10勝のうち8勝が先行逃げ切りでの勝利なのでしょうがないが、注目は逆転勝ちした2試合という点。第6節のアウエー仙台戦と第7節のホーム湘南戦である。

 

第6節の試合は仙台がカウンターから長沢と道渕にゴールで2点先制した。前半は2-0でいけたが、後半ベンチスタートだった小林が入ってから流れが変わり始める。後半13分に1点差にすると直後に山根が同点ゴール。さらに小林が後半23分に勝ち越しゴールを決めて逆転勝ちした。

 

仙台は上位チームになると今回のように短時間で大量失点するという悪い癖がここ数年続いている。

中々状態のいいチームや実力のあるチームになると簡単に負けてしまうことがあっただけに、試合自体は頑張っているのにどこか勝ち切れない罪深さを感じた試合になった。

 

今回はあえて罪深い指摘をしてしまったが、仙台がAクラスに当たる6位以上、最低でも9位以内に入るためには上位チームに対しての戦い方を確立しない限り、いくら丹治強化部長が的確な補強がうまくいっても勝ち切れない試合が続くだけなので早くこの悪い癖を直して上位チームに勝っていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

J1リーグが4ヶ月ぶりに再開 スウォビクとシマオマテが欠場の中 ユースから昇格の小畑が無失点デビューで今季初勝利

J1リーグ第2節

 

湘南ベルマーレ0-1ベガルタ仙台

浦和レッズ0-0横浜Fマリノス

川崎フロンターレ2-1鹿島アントラーズ

柏レイソル0-1FC東京

清水エスパルス1-2名古屋グランパス

横浜FC1-2コンサドーレ札幌

ガンバ大阪1-2セレッソ大阪

ヴィッセル神戸0-3サンフレッチェ広島

大分トリニータ2-0サガン鳥栖

 

新型コロナウィルスの影響で全世界中のサッカーの試合ができない中、先週はJ2が再開、J3が開幕だったが、J1も今週ようやく再開を果たした。J1は第2節と第3節は無観客によるリモートマッチで開催。7月10日以降の試合はガイドラインに沿って有観客試合を行うようだ。

 

再開初戦はパワハラ問題で新体制になった湘南ベルマーレ。仙台から移籍した大岩や石原らもスタメンで出場している。

 

そんな中、開幕直前になりCBのシマオマテが靭帯損傷で2ヶ月離脱でGKのスウォビクも欠場している中、ユースから昇格のルーキー小畑が初出場でスタメンに大抜擢。システムも4-1-2-3に変更し、シマオマテのところに開幕戦でボランチだった吉野になり、そのボランチのところに椎橋と「けがの光明」でスタメンのチャンスが巡ってきた。

 

前半3分にこちらもレギュラー定着をと意気込むジャーメインが右FWからドリブルしクロスのつもりが湘南の風に流されて左隅にゴールを決めた。ジャーメインはセンターFWよりも特徴でもあるドリブルが生きる右サイドでの活路を見出したようだ。

 

正GKのスウォビクや2番手の関でもなく、ユースから昇格の小畑だから余程の抜擢になった。キャッチング、セーブ、元から評価しているパスを含めたキックの精度の高さは今どきのGKらしいタイプになっている。

 

人間教育が込みの高校野球とは違い、初めからプロで活躍して日本代表や海外でのプレーを目指しているユースチームに入団時からスキルアップできるから高卒1年目でも即戦力として扱うことも可能であるのがサッカーのいいところ。

 

追加点を取れなかったが1-0で湘南を逃げ切りまずはアウエーながら再開初戦を物にしたのは大きい。交代枠を5人フル活用するなど、降格のない効果か負担を減らす意味では全員を使うことができなおかつ競争とけが防止で戦力を落とさずに済むから、後はレギュラー候補の若手が定着すればAクラスに当たる6位以内は十分に狙える位置にいるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別記事 高校野球の選抜大会と夏の選手権大会の中止に見る 高校野球連盟の全面的な改革をこの絶好なタイミングでやるべき理由は古い価値観を捨てること

春の選抜大会が3月11日,5月20日に夏の選手権大会の中止が決まり、過去に米騒動や戦争による理由だったが新型コロナウィルスの影響で戦後初の中止になった。

 

約15万人の高校球児たちの甲子園と言う夢の目標が立て続けに断たれてしまうどころか特に3年生は地方大会も含めて1試合も公式戦を行うこともなく引退という事実上の緊急事態どころか非常事態と宣言がなされた事になるだろう。

 

緊急事態宣言中は部活動の活動が止まっているどころか学校自体も肝心の授業も始まっていないと言う事だから高校野球連盟(高野連)の判断は妥当で、ましては高校総体に当たるインターハイも中止が決まっていただけに準備不足も含めて歩調を合わせた形になった。

 

せめて3年生だけでも必ず出させたいために一部で秋田県大阪府などが独自の大会を行おうと計画し始めているところが出始めている。

 

今回の件は高校球児にとっては残念どころでは済まない事態ではあるが、高野連は今までの悪い部分を取り除いた上で甲子園と言う存在意義とプロ野球や大学、社会人で活躍できるだけの育成意義や情報交換などを含めた組織改革に取り組むべきだろう。

 

①甲子園の意義

 

高校野球における大会は主に春のセンバツと夏の選手権、上位成績だと国民体育大会(国体)に出場でき、さらに新チームの秋大会だと神宮大会の4つになる。

 

今回のセンバツと選手権の中止で、浮き彫りになったのが選手たちの目標が無くなった事だが、それ以上に気になるのが悪い意味で「異常なまでの甲子園に対してのこだわり」だ。彼らにとっては野球人生に置いてのターニングポイントで活躍によってはプロ野球、大学や社会人から声がかかる可能性もあるので理解できる。

 

「体は壊れてもここで負けたら人生終わりだ」まで言い出す始末を考えると「無謀的な人間教育主義」過ぎて、選手に暴力や健康面など安全面の配慮があまりにも無さすぎた歴史を繰り返しているのが高野連と言う組織だろう。

 

甲子園が全てでは無く、甲子園以外に目標を立たさせることが出来るメニューを作るべきだが、相変わらず高野連は平成や令和になった今でも昭和どころか大正時代まで戻っていると言う朝日新聞毎日新聞によるズブズブな組織でもある。

 

②甲子園以外の大会方式 通年の全国リーグ設立

 

そこで、高野連にやってもらいたいのが通年の全国リーグの創設である。通常の他校との練習試合は非公式戦なので公式記録としては残らず、清宮のホームラン記録も通算として計算される。

 

通常のリーグ戦をやる事で記録だけでは無く、プロ野球と同じ1年を通しての戦い方を考えなくてはならないので投手陣に連投がしにくく先発完投が減る。同時にリリーフなどでエース以外の投手陣に出場機会が増えると言うメリットもある。

 

野手陣も甲子園の1発トーナメントで早い回から送りバントだけでは勝てなくなり、送りバントなしで普通に打たせたり、エンドランなどの強行策が増えるので打力と打線のアップに貢献でき、結果的に投手も野手もレベルがあるのではと見る。

 

全国リーグはディビジョン制度を導入。サッカーのように1部リーグは全国(2地区制度),2部リーグは地域、3部リーグは県内とレベルと地域別に分ける事で本当の実力を把握することが出来るだろう。

 

プロ野球のスカウト陣全員を高体連の特別委員に

 

個人的にはネットのニュースなので「ある球団のスカウト陣」と匿名で記事として掲載しているが、「選手のことを考えて球数制限導入を」「昼間だと熱中症になるからナイターで試合を」「連投してきた投手のドラフト1位指名は回避するだろう」

 

など散々指摘してきたが、匿名だとプロ野球のスカウト陣たちの駆け引き道具にされてしまうので、この際、高野連がスカウト陣を全員特別委員に任命させて、大会運営やメディカル面での助言をさせるなどの権限を与えても良いだろう。オフィシャルとして公表すればファンの人たちも納得と理解が進むので高体連の暴走の抑止力になると考えられるだろう。

 

・風向きが変わり始めた 選抜大会の代替開催

 

甲子園の意義、通年の全国リーグ戦の創設、プロ野球のスカウト陣の特別委員の就任の3つを述べてきた。だが、6月になり風向きが変わり始めてきた。

 

6月10日、選抜大会の代替試合として8月に全6日かけて交流試合として甲子園球場での開催が決まったようだ。昨年の秋大会で出場権を獲得していた32校にとっては朗報でここから逆算して最初で最後の甲子園に向けて本格的な始動になる。

 

夏の選手権の中止に伴う各県内の独自の大会も全都道府県で開催の方針になるようなので、球児たちにとっては目標が霧の中に漂っていたのが一筋の光が差し込んだ形になる。

 

今年の高校野球界にとっては21世紀に入って最大の危機と言う前代未聞のシーズンになりそうだが、球児たちにとっては特別な集大成の夏になりそうだ。

 

開催にこぎ着けてくれた高野連阪神タイガース、開催地の甲子園球場の方々にはファンとして御礼を申し上げたい。これからも古い価値観を捨てつつ、新しい価値観を躊躇なく導入してもらいたいところだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別記事 考察 もしも、プロスポーツの再開の見通しが無ければ まさかの補助要員での新型コロナ災害支援のウルトラC案も?

プロ野球の本来の開幕から1ヶ月、Jリーグの本来の開幕から2ヶ月が過ぎたが、4月7日に7都道府県に緊急事態宣言を発令し、4月16日には緊急事態宣言を全国に広げ更なる緊張感を与えると共に「最低7割、極力8割」を掲げるなど更なる対策が進んでいる。

 

新型コロナウィルスがどこで発症し、ワクチンや新たな薬の実用化が1年以上かかるとの報道もあるほどだから、全く持って見通しが無い状況だ。

 

日本で1万人以上の感染者を出すなど連日の感染状況次第では最悪の場合、シーズンの打ち切りがなされ、球団やクラブに収入が入らず、赤字となり倒産や破産が多発する恐れがあるだろう。

 

こんな状況でこんな提案をするのは無茶だが、今必要なのはむしろ医療関係者、食料などのスーパー、更に感染の疑いやや休業手当や融資などの相談を受ける保健所などのコールセンターの人々が連日の対応で疲弊し始めている。

 

想像はしたくないが、もしも今季打ち切りが決まるなら、別会場でもいいのでプロスポーツ選手たちが思い切って「新型コロナウィルス災害補助要員」として支援してもいいくらいのレベルにしてもいいくらいだ。

 

マスクやフェイスシールドなどの物づくりはベガルタ仙台の親会社でもあるアイリスオーヤマが中国だけでなく、宮城県角田市の工場で6月から原材料も含めてマスクを生産することやトヨダ自動車がフェイスシールドなど他業種の人たちに任せられるメドが立ち始めているので彼らに任せるとする。

 

無茶なことを言うとプロ野球で例えば社会人出身が営業経験があるため感染防止の対策をした上で別会場で委託のコールセンターの電話業務、体力ある高卒や大学出身らが食料など荷物の運搬などの輸送関係や一部の企業で認められている農業や漁業などの第1次産業など一時的な臨時での副業として「人手不足の分野」での支援をすることで疲弊している従業員の負担を減らせば社会的貢献を果たせるのではないかと考えられる。

 

阪神の藤浪らが3月に感染するなど新型コロナウィルスに感染するリスクはあるが、この際、社会的勉強も含めてセカンドキャリア事業として運営すれば現役選手たちにも今後の経験がメリットなる。普通ならいきなり無経験の人たちが来るので中々やらせて貰えないことも予想されるが、今はどこの業界も人手不足なので要請があれば受け入れてくれる可能性もあるだろう。

 

プロスポーツ選手たちは「個人事業主」と言う今話題のフリーランスにあたる分野なだけに試合の開催ができなければどっちみち倒産や破産をするだけだと考える。球団やクラブが減俸などの措置を取られることが予想されるため、せめて選手たちの生活費など副業として認めることも今後、野球やサッカーだけでなく他のスポーツ業界によっては視野に入る可能性もあるだろう。

 

今回は4月中に作った考察として述べてみたが、ここに来て全国で感染者の減少が目立ち、5月14日に宮城県を始め39県、5月21日に大阪府京都府兵庫県で緊急事態宣言が解除され、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、北海道と5月25日に5月31日を待たずに緊急事態宣言が解除される見通しになったと政府が発表した。。

 

東京都が示したロードマップだとステップ1で「プロ野球無観客試合開催が可能に」と初めて記載されただけに、NPBが目標にしている最短で6月19日での開幕を5月25日にも発表予定やJリーグの7月開幕に現実を帯びるだけに今後の対応に注目が集まるだろう。

 

 

 

特集記事 中国・武漢市発の新型コロナウィルスが全世界で蔓延 ついに東京五輪が1年延期される事態に

1月中旬に中国の河北省武漢市から発生した新型コロナウィルスが日本や韓国どころか、イタリアやフランスなどのヨーロッパやインフルエンザがすでに蔓延しているアメリカ、さらにブラジルやエジプトなど南米やアフリカまで広がっているなど発覚して1ヶ月で感染が拡大している。

 

すでに日本も武漢市に滞在している日本人やクルーズ船「ダイヤモンドプリンセンス」の対応、2月25日に政府から基本方針や2月28日に小中高と一斉休校、さらに当時で最も感染者が多い北海道が緊急事態宣言を発令するなど影響を受けている。

 

スポーツ界も同様で3月5日にプロ野球Jリーグが「新型コロナウィルス対策会議」を設立するなど異例のタッグを組み、話し合いの場を設けるなどの対応が始まったところでもある。すでにリーグ戦やオープン戦などの無観客試合がすでに決定しているが、バトミントンや卓球など海外でオリンピックの代表争いをしている競技も中止や延期になっている。

 

そんな中、3月24日に安倍内閣総理大臣がIOCのバッハ会長に1年程度の延期を提案し、IOC側も3月17日に極秘で臨時の理事会を開いていたようでカナダやオーストラリアが1年延期しない限り派遣しないなどの明言もありその日に正式に承認された。

 

東京五輪の開催の条件としてワクチンの開発が望まれるが、開発され実際に実行されるのに1年以上されているだけにバッハ会長が今年の10月までに開催の見込みがなければ「2021年からの再延期はなく中止だ」とここに来て明言してるだけに選手たちのモチベーション低下が心配されるだろう。世界中の収束と回復を今は待つしかない情勢だ。

 

 

 

 

前線のけが人により若手にチャンス到来なベガルタ仙台

追加補強センターFW 山田→セレッソ大阪

 

Jリーグ杯グループステージ第1節

 

浦和レッズvsベガルタ仙台

 

J1リーグ第1節

 

ベガルタ仙台vs名古屋グランパス

 

東京五輪イヤーを迎える今シーズン。いよいよリーグ戦開幕を1週間を切ってその布陣が見えてきたか?

 

ベガルタ仙台は1次キャンプからケガにより別調整が多かったようだ。そんな中前線の長沢、ゲデス、クエンカが2ヶ月以上の長期離脱によりセレッソ大阪から山田を獲得した。

 

山田は184cmと大型でありながらスピードを持ち味に昨年のJ3で7得点し、さらにJ2の琉球にレンタル移籍した時も2得点したから佐々木同様に実績を積んでの移籍劇だから問題はなさそうだ。

 

育成チームがない仙台にとってはセレッソとガンバ、そしてFC東京U23J3に参戦しているので資金力のない仙台は低年俸で獲得するルートが今後もできるかもしれない。

 

前線のけが人により、4-2-3-1だけでなく4-4-2も試しているようなので、関口や道淵に加えて、ジャーメイン良や田中歩、赤崎と佐々木でFWとして起用されそうだ。

 

ボランチは松下と椎橋が濃厚で別調整の富田がベンチで吉野はセンターバックの可能性を残してのベンチ入りになりそうだがスタメンとの併用も十分考えられる。

 

4バックはキャプテンに指名されたシマオマテと平岡、右サイドバックの蜂須賀は濃厚で、ここにきて左サイドバックはまだフィットしていないパラではなく常田になるようだ。

 

Jリーグ杯の開幕戦はお調子者の浦和。フロント体制が変わり、慣れ親しんだ3バックから4バックに変更しようなのでまだ未勝利の埼玉スタジアムでの試合だが、正直あの時の浦和と比べると大したことは無いので先制パンチが出来れば初勝利も十分ある。

 

リーグ戦の開幕戦は残留争いをした名古屋グランパス。こちらもFWのジョーとボランチ長谷川アーリアジャスールが長期離脱である上に昨年はカップ戦も含めて4試合で3勝を挙げているのでこちらも十分可能性がある。

 

キャンプで中堅・ベテランがケガや別調整が多いのと見ると今年は生え抜き中心の若手選手たちがレギュラーに定着して世代交代が出来るかにかかるだろう。

ベガルタ仙台が今年も補強と放出を着々と進める 丹治強化部長のネゴシエーター能力の高さ

退団

 

サイドバック 永戸→鹿島に移籍

センターフォワード 石原直→湘南に移籍

センターバック 大岩→湘南に移籍

センターフォワード 阿部→琉球に移籍

サイドハーフ 吉尾→横浜FM→町田に移籍

ボランチ・トップ下 リャン→鳥栖に移籍

 

ベガルタ仙台的 ドラフト会議 指名順

 

1位 赤崎 右サイド(FW)→名古屋グランパス

2位 クエンカ 左サイド(FW)→サガン鳥栖 

3位 吉野 ボランチ(CB)→サンフレッチェ広島

4位 佐々木 トップ下MF→レノファ山口

5位 ゲデス センターFW→ポルトガルヴィトーリア

6位 パラ 左サイドバック→ブラジル・ボタフォゴ

7位 浜崎 右サイドバック→水戸ホーリーホッグ

8位 イユノ ゴールキーパー福島ユナイテッド

9位 田畑 ゴールキーパーベガルタ仙台ユース

 

ベガルタ仙台2020年 予想基本布陣 4-2-3-1

 

ゴールキーパ−GK スウォビク(関)(川浪)(イユノ)(田畑)

サイドバックDF パラ (常田)

センターバックDF シマオマテ (金正也)

センターバックDF 平岡 (照山)

サイドバックDF 蜂須賀 (飯尾) (浜崎)

アンカーMF 富田 (吉野)

ボランチMF 椎橋 (中原)

トップ下MF 松下 (兵藤) (佐々木)

左MF 関口 (クエンカ) (石原崇)

右MF 道淵 (赤崎) (田中歩)

センターFW 長沢 (ゲデス) (ジャーメイン良)

 

昨年は開幕直後から出遅れ一時は最下位まで転落したものの、システム変更と丹治強化部長が補強した選手たちの活躍により10年連続で残留を果たした。

 

その反面、前任の首脳陣らが理想を追っかけ過ぎた挙句、フロント批判とも言えるホーム最終戦で最後の挨拶をしたのを見ると理想主義を捨てて現実主義路線に本当の意味で切り替える決断を丹治強化部長がしたのと見られる。

 

2014年以降、アーノルド元HCから受け継いだ渡辺HCであったが1度も1桁順位に行けず事実上の解任で退任。新しく就任するのはJ2山形で3年間指揮した木山新HC。

 

記憶に新しいのは2018年の天皇杯準決勝で仙台と対戦し2-3で敗れるもDFの背後やカウンター攻撃がはまり相手の弱点をしっかりと付いていたのが印象的だった。昨年はJ2で就任以降最高成績の6位。前半戦は首位で折り返し、昇格プレーオフの準決勝まで行った。

 

この時から、すでに丹治強化部長は次の体制を考えていたから既定路線だったと考えていいだろう。前任とは違い、就任会見時に「タイトルももちろん狙うがまずは1桁順位を目指す」としっかりと足元を見れることが出来るヘッドコーチの招聘に成功した形になった。

 

4バック以降、持ち味を発揮し10アシストでトップだった永戸がACLに出場する鹿島に移籍した以外の主力の流出がなく、どちらかと言うとリャン、石原、大岩と言った元主力組が控えになった上に高年俸だったのもあり事実上の戦力外通告での退団だった。

 

今年の新加入選手も即戦力になりそうな人たちが来たようだ。Jリーグで実力と実績がありそうなのがFWで名古屋で5得点した赤崎、神戸のイニエスタの誘いを断った鳥栖のクエンカ、ボランチセンターバックが出来る広島の吉野、トップ下でリャンの後継者候補で育成レンタル先の山口から復帰した佐々木辺りになりそうだ。

 

Jリーグ初挑戦の長身FWのゲデス、永戸の抜けた穴に左サイドバックのパラが加入。チャンスがありそうなのがパラで昨年のシマオマテみたいな活躍が出来ればサイドの守備が強化されそうだ。

 

今年の若手枠は水戸の浜崎、福島から復帰のイユノと仙台ユースの田畑の昇格。不足になりがちなゴールキーパーは5人体制と盤石になった。

 

既存の選手たちでカギを握りそうなのがボランチだ。個人的にはベテランの富田をアンカー、前任に干されてしまった椎橋を中央にし、パスセンスがある松下をトップ下で起用すれば3トップのFWたちの得点力が上がりそうなので3ボランチにした方が良さそうだ。

 

サイドバックは石原崇がサイドハーフに転向のようなのでセンターバックからコンバートが見込まれる常田がパラと競争し、右サイドバックは蜂須賀がレギュラーではあるが飯尾と浜崎が割って入れるかどうか。

 

ボランチの控えは守備力のある吉野が富田とのレギュラー争いに割って入り、昨年札幌から加入した中原と兵藤も狙いつつ、トップ下に佐々木らが松下と競争になりそうだ。

 

前線の攻撃陣は長沢、関口、道淵らが基本線だが、新加入の赤崎、クエンカ、ゲデスらが加わり、切磋琢磨して得点していけば高さやドリブルなどで面白い攻撃陣になりそうだからあとはミドルシュートでの得点が増えるかどうかだろう。

 

しかしながら、2年連続で補強に成功した丹治強化部長のネゴシエーター能力はJリーグトップクラス級なのには頭に下がりっぱなしで、とうとう首脳陣にメスを入れるほどの覚悟が伝わる今回のストーブリーグではあった。経営面で昨年期は2億7千万円とベガルタ仙台になってから最大の赤字な上に2年連続なためコストカットにも成功させたようだ。

 

リーグ戦で2012年以来の1桁順位に入り、チャンスがあればJリーグ杯か天皇杯で初のタイトルを獲得できた時には丹治強化部長に胴上げとビールかけをさせた上で選手と首脳陣の管理を全て任せられるGMに就任させるべきだろう。

 

昨年から思っていたが、大事になのは「1歩上がって0歩下がらない」チーム作りが改めて必要だと感じたベガルタ仙台2020年の新布陣である。