みちのくのブログ

スポーツなら東北楽天ゴールデンイーグルス、ベガルタ仙台、仙台89ers

ベガルタ仙台が今年も途中補強を着々と進める

途中加入

 

FW ハーフナーマイク(神戸からレンタル加入)

MF 矢島 (浦和からレンタル加入)

 

途中移籍

 

DF 茂木 (水戸にレンタル移籍)

MF 庄司 (京都にレンタル移籍)

MF 金久保 (京都に完全移籍)

 

リーグ戦再開後の前半戦残り2試合をホームで横浜FM戦で2-8という大敗を食らったもののアウエーでF・トーレスを獲得した鳥栖に1-0の完封勝利で半分の17試合を終えた。

 

勝ち点25。7勝6敗5引き分け。20得点26失点。順位は7位で目標としているAクラス(6位以内)圏内で4位C大阪との差も2なのでまずは2012年以来の4位以上を目指すだろう。

 

昨年から長崎から復帰した丹治強化部長の補強策がうまくいっているのが今の順位にいられる要因だろう。

 

昨年の夏にウィングバックの古林を名古屋から、シャドーFWの野津田を広島からレンタル移籍で獲得して戦力UPにすることができた。

 

前任の古矢前強化部長が獲得した増嶋、水野、平山(現役引退)を獲得したがそこまで戦力には至らず下位低迷にさせてしまった原因でもある。

 

丹治強化部長が再び就任し赤嶺や角田を獲得した手倉森体制時代と同じ「チームスタイルに合った的確補強」が復活し早速機能したからいかにこのポジションが「本当の監督」かが分かるだろう。

 

今年はサイドからの攻撃に合わせられ、高さのあるFWハーフナーマイクを獲得、さらにリオ五輪でゴールを決めた中盤の攻撃的MF矢島も加入し、やや手薄だった攻撃陣の補強を今回は狙い所と見ただろう。

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 いよいよ決勝戦が近づく

準々決勝

 

クロアチア2-2(pk4-3)ロシア

イングランド2-0スウェーデン

フランス2-0ウルグアイ

ベルギー2-1ブラジル

 

準決勝

 

フランス2-1ベルギー

クロアチア2E-1イングランド

 

3位決定戦

 

ベルギー2-0イングランド

 

1か月に及ぶワールドカップもついに決勝戦まで来た。過去の大会を見ても21世紀に入ってから波乱含みの大会も珍しいほど面白みのある今大会になっただろう。

 

日本が敗退して1週間過ぎたが、選手たちによる裏話が多い。個人的にはハリル前監督を追放(解任)させたのは本田や長谷部を中心としたベテラン組が「このままではレギュラーを若手に取られる」と思ったのが本当の真相ではないかと考えられる。練習から「あーだ、こーだ」と妥協を許さない指導で言われ続けたストレスを溜めてたのがついに爆発し今回の騒動に発展したのだろう。

 

リオ五輪組の植田や大島、さらに落選した久保裕や中島などが1試合も出場しなかったのを見るとハリル前監督のコミュニケーションだけの問題だけではないように見え隠れしているだろう。要するに「自分たちのサッカーで日本はやれることや集大成のため」など日本のためよりも自分たちの世代のためにやったとしか思えず、結局は「わがままである程度自己満足」のワールドカップになってしまっただろう。もし、これが裏で事実だとしたら疑問に思ってた若手らは激怒するだろう。

 

さて、2006年大会以来のフランスと旧ユーゴスラビア分断以降も含めて初めての決勝進出を果たしたクロアチアになった。

 

準決勝後、クロアチアボランチであるモドリッジが「体力面の不安があるだろうと思ってたイングランドメディアは間違っる。俺たちは最後まで走り切る自信がある」と本田と同年と思えないほど走行距離が決勝トーナメント以降増加傾向にも関わらず準決勝は延長に入るまで交代枠を使わずに走り切るスタミナを発揮している。

 

逆にフランスは2010年にチームメイト同士の内紛があり練習をボイコットする事態でグループステージ敗退だったが、19歳のスピードスターエムバぺ(ムバッぺ)、グリーズマンやジルーを中心とした攻撃陣、カンテやポグバ、バランとウムティティを中心とした守備陣がそろっている。

 

総合力ではフランスが1つ抜けて、120分すべて戦っているクロアチアが団結力では上回っているだろう。

 

1998年のフランス大会から見ると先制している国が優勝している。さらに2006年・2010年・2014年は延長戦とPK戦での決着である。

 

おそらく今回も大方の予想はフランスが優勝となるが、驚異のスタミナで勝ち上がったクロアチアが多少のメンバー交代はあるがそれでも団結力を発揮し、同点で後半に持ち込めば流れが来るだろう。

 

ちなみに、初優勝国の法則として20年周期で来るようだが、今大会がそうでちょうど20年前に母国開催で優勝したフランスが果たしているので今度はクロアチアの番になるかどうか注目である。

 

 

 

 

 

特集記事 スポーツにおける首脳陣の役割はGMや強化部長こそが本当の監督である

東北楽天ゴールデンイーグルスが今年の9月に元メジャーリーガーで元ヤクルトスワローズだった石井一久氏がGM就任要請を受けていることがわかったようだ。

 

イーグルスは現在28勝46敗1引き分け(勝率378)の借金18でパリーグ6位。先日前梨田監督が辞任し平石ヘッドコーチ(監督代行)が就任した。

 

交流戦後は打率、得点、本塁打とリーグ1位の成績を残すなど繋がる新打線で立て直しを図る最中である。

 

今年の1月に星野副会長が死去し、編成の責任者を楽天球団が探していたようだ。元々、三木谷オーナーと親交が深かったのもあり、10年前はFAで獲得や監督や就任の噂もあったほどだった。先日に立花社長がこの事実を認めたようだから就任は確実だろう。

 

石井一久氏は元ヤクルトスワローズの選手であの野村監督率いるID野球を駆使してリーグ優勝や日本一を経験、メジャーリーグドジャースなどで活躍した後、ライオンズに移籍した2098年もリーグ優勝と日本一になっている。

 

見た目は大したことはなさそうだが、解説を聞く限り悪くなく、的確に解説したのを見るとメジャー経験が大きいと感じる時がある。日曜日に民放のスポーツ番組での解説は石井氏独特で指導者経験はないものの日米の経験をイーグルスでも発揮できればチームの立て直しに一役かってくれそうだ。

 

さて、本題を言うと日本における首脳陣の役割と名称が少し海外と違うところがある。海外なら監督がヘッドコーチで、ヘッドコーチがアシスタントコーチである。日本だとその逆である。本来ならこうである。

 

強化部長・GM→監督(GM監督)

監督→ヘッドコーチ

ヘッドコーチ→アシスタントコーチ

 

監督というのは本来は現場の人間よりも全体を統括する人間であると考えられる。その意味を調べると「多くの事柄や人々・組織など見張ったり、指図をすることで取り締ることである。」

 

つまり現場の陣頭指揮をとるのはコーチの人たちがする仕事である。そのトップがヘッドコーチであり、支えるのがアシスタントコーチである。どちらかと言うと野球やサッカーが前例でバスケやラグビーが後例である。

 

日本と海外を比べると1人分余計に首脳陣を使っているということになるから各協会やチームは一つ違った視点での見直しをして貰いたいところだ。

 

だから責任を問う時にヘッドコーチを変えるにはGM監督を変えないといけないと言うことになる考えられるからである。

 

ちなみに監督は英語でマネージャーではあるが高校野球だとスコアや雑用と言った裏方の役割だからある意味日本語と英語の解釈がバラバラなのは日本特有の文化なのかもしれない。

 

 

 

 

 

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 決勝トーナメント1回戦 半端ない形で2点先制するも半端ない形でベルギーに逆転されて敗れる

決勝トーナメント1回戦(ベスト16)

日本2-3ベルギー

ブラジル2-0メキシコ

フランス4-3アルゼンチン

ウルグアイ2-1ポルトガル

ロシア1-1(pk4-3)スペイン

クロアチア1-1(pk3-2)デンマーク

スウェーデン1-0スイス

イングランド1-1(pk4-3)コロンビア

 

日本は第1節・第2節と同じスタメンのメンバーに戻して来た。前半はベルギーが押していた。日本はグループステージでボールを保持してから攻めるスタイルだったがそれができずベルギーに攻められていた。3試合では相手の1人少ない状態だったコロンビア戦を筆頭にセネガルや敗退が決まっていたポーランドが日本に対して前からのプレスの回数が意外と少なかったためであったからだ。前半を0-0で終え、後半はワンチャンスの展開であるとみていた。

 

日本の先制点は後半開始早々だった。ボランチの柴崎が素早く縦にスルーパスし、右サイドから走りこんできた原口が決めて先制した。柴崎はハリル前監督の教えを忠実に守った数少ない選手であると思われる。自分たちのサッカーが理想でしかできない本田や香川と違って縦に早い攻撃が身を結んだ。柴崎は「最初は分からなかったが、スペインリーグに行ってから意味が分かった」と表情はクールな性格ながら素直な性格でありなおかつ「自分を表現できる」貴重な選手である。

 

2点目はベルギーが落ち着かない間だった。トップ下の香川に収まり待ち構えていた乾にパスし、バイタルエリア(コール前付近)から得意のミドルシュートが決まり早くも2点差にした。乾自身が「ハリル前監督だったら選ばれなかった」と反ハリル監督だったと告白したようだが、シュート技術は本田や香川よりもうまく年齢的には次のワールドカップは厳しいようだが最初の2年間まではエースFWとして活躍できそうだ。

 

後半25分にそのターニングポイントがやってきた。ベルギーは足元でパスをつなげていたが2点ビハインドのため理想を捨てパワープレー気味に猛攻を仕掛けることになる。ウィングバックのシャドリとシャードで高さのあるフェライニを入れてきた。

 

すると、ボランチの長谷部と香川の間でパスミスが起こり、コーナーからベルトンゲンのヘディングが偶然にも川島の上をいきベルギーが1点を返す。日本にとっては小さいミスからの失点だった。このようなミスの場合はどこかで切ることが必要だが切ることができなかった。

 

そこから猛攻を食らい後半29分にアザールのクロスに途中出場のフェライニがヘディングで決めてベルギーが同点にする。日本のDFラインは下がってしまっており、昌子が高く保とうとしたがミスマッチの長谷部がヘディングで競り負けてしまった。

 

今度は日本が動いた。柴崎と原口に代わり本田と山口が入った。この交代策には疑問がある。柴崎は攻守にわたり1番成長した選手でありなおかつ変わりが効かない選手であったがポーランド戦で不安がある山口をいれてしまった。原口に代わった本田もゴールはしたものの見方の頑張りがあったわけで自分自身の手柄ではないだけにどうだったか。

 

延長も視野に入れ始めた後半アディショナルタイムのラストプレーで起こった。日本は本田のCKでクルトワに取られてしまった後にカウンターを許してしまった。昌子と吉田が上がってたため中盤と後ろが手薄になってしまった。デブルイネのドリブルに立ってるだけだった山口が振り切れられ、最後はシャドリに押し込まれベルギーが2点差からの逆転勝ちで準々決勝進出を決めた。

 

西野技術委員長は「最後の30分は修正できなかった。3点目を狙えると思ったので攻めた。ポーランド戦での取返しだった。ただ、2-0になったのは思わなかったが逆転されてしまった。世界との差は何でしょうね?」

 

と、語ったようにプランB以降はあんまり考えていいなかったようで、表上は「賞賛の嵐」だったが限界があっただろう。中村や大島らリオ五輪世代が1人も出なかったことや体力とスピードがない本田や岡崎を使うのを見るといかに実績序列での起用法だったが分かる。彼らが出れなかったことが次の4年後には間違いなく響くので、せめて山口ではなく大島が出るべきだった。

 

今思えば初戦のコロンビア戦で早い時間帯での先制点とCサンチェスのレッドカードがなかったらこの勝ちはなかったかもしれないし、仮にグループステージでベルギー戦が初戦なら前回と同じ成績でグループステージ敗退だったのを見ると今回は1番の頑張りを評価しつつも「世界との差はまだまだある」と初めて認識した大会になったのは間違いないだろう。

 

半端ない形で開幕直前で指揮官を追放し、自分たちのサッカーでここまで来たと自負するのはまだまだ早いし、自分たちはまだまだ弱いと自覚しないといけないだろう。最後のベルギーの3点目は世界のすごさを見たのと同時に追放派だった協会や1部の選手たちにとっては最後の最後で前任の理想とする高速カウンターで「しっぺ返し」を食らうという半端ない形で大会を終えることになった。

 

 

 

 

 

 

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 グループステージ第3節 日本敗戦もコロンビアの勝利に助けられ、史上初の反則ポイントでの「超棚ぼた」決勝トーナメント進出

日本0-1ポーランド

コロンビア1-0セネガル

 

「フェアプレーポイントって何ですか?」

 

試合後、ツイッター上にセネガル代表シセ監督の雑コラが使われていた。おそらくコンビニで店員から「フェアプレーポイント」での支払いです?」と聞かれ、それは何ですか?と聞き返しただろう。それくらい前代未聞の出来事だった。

 

この話題で世間が持ち切りだが、おなじみのセル何とかさんは「フェアプレーというアンフェアなことよりも、有利でありながらそのような展開にさせてしまったことが問題だろう」この人の論評は1つ的外れで浦和にびいきのところはあるが今回はまさに正論である。

 

肝心の試合は2試合連続でスタメンだった選手から6人入れ替えてきた。これは最善の策である。中3日や4日というグループHはタイトなスケジュールなため、川島以外のフィールドプレーヤーで変わったのが槙野、山口、酒井高、宇佐美、武藤、岡崎だった。逆に昌子、長谷部、乾、原口、香川、大迫がベンチになった。

 

ところが、2試合で1番苦しい試合だった。試合前で日本が9分割のうち7通りで自力突破の可能性が高かったからだ。

 

攻めていた時間はむしろ最初の15分くらいしかなかった。2トップで入った武藤。最初と2回目にシュートチャンスがあったが打てずパスを選択してしまった。控えスタートだったからここで活躍してレギュラーを奪う意気込みが欲しかったが少し消極的だった。岡崎は長友のクロスにニアサイドで合わせるシュートがあったが、後半開始早々に痛めていた右足首を痛め大迫と途中交代されてしまった。正直、スタメンでやるなら帯同していた若手で元気な浅野あたりを招集してもよかったが、結局は稼働率の選手を選んだ首脳陣のミスだろう。

 

ボランチに入った山口は柴崎と組んだが、攻撃に行くときの組み立てに課題を持っており味方とのパスミスが多く奮闘していた柴崎に負担をかけてしまった。さらにポーランド戦で先制点を許した余計なファールを犯すなど、長谷部の代わりに入ったがコントロールできずチームリーダーの不在を露呈してしまった。

 

さらに大戦犯未遂だったのがセンターバックの槙野だった。カバーリングのうまい昌子に変わりに入ったが、正直吉田とどっこいどっこいで、裏を取られるは、余計なクリアが多いは、余計なファールをするは、危うくはオンゴール未遂と踏んだり蹴ったりのプレーで日本中が裏で大ブーイングの嵐で個人的には最低点だった。

 

今思えば浦和レッズが巨大な戦力でタイトルを取り逃している原因に槙野のセンターバックとしての能力不足と性格にあると考えられる。槙野は「お調子者」の性格でU20W杯の時は赤髪で来るなど日本人や世界中に向けて恥さらしの身だしなみをしてしまったこともあった。

 

プレースタイルも相手に対して無駄な挑発やファールをしたり、もう1人のセンターバックに対してくっついてしまって、「俺の手柄だ」と自分のプレーしかできない致命的な性格を抱えていることだ。くしくも先制点を許した場面も吉田と重なり酒井宏らのところが手薄になりゴールを許してしまったから広島や浦和も含めて初めからこのポジションでのプレーは不向きだったし今後出場しても迷惑をかけるだけだろう。後半の終盤に時間稼ぎ要員で長谷部を投入させた原因は明らかに槙野と山口が不安だったからである。岡崎が負傷交代してしまったので可能性があるとしたらFW(セットプレー要員)としての出場だろう。

 

試合はポーランドに先制を許し、一時は3位に転落。後半30分に勝たなくてはいけないコロンビアが先制点を上げて2位に再浮上。すると日本は後半40分過ぎにベンチから選手に指示を送った。武藤に代わり長谷部が入る。このままだとセネガルに勝ち点、得失点差、総得点、直接対決で2-2の引き分けのため今大会から導入したフェアプレーポイントで日本が4、セネガルが6だったため日本が2点目を失うと得失点差で敗退のため、西野技術委員長(監督代行)が独断で指示をした。この作戦が当たり日本が2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

 

この決断に賛否両論だったが個人的には半分正しいが半分間違ってると言っていいだろう。なぜなら、日本が敗れて、セネガルvsコロンビアが引き分けなら日本が敗退する可能性があっただけにどうだったか? もし、日本が同点かリード、またはコロンビアが2点差でリードならこの作戦は間違ってなかったが、まだセネガルが同点にする可能性があっただけにこの決断をするのは危険と隣り合わせがあったことも忘れてはいけなと思うからだ。正直、ポーランドが1点リードしていたため、ボールを奪いに行くことなく終えられたのが助かっただろう。

 

今回感謝しなければならないのは特にわざわざ日本に敗れるもそこから2連勝の逆転で決めたコロンビアだろう。初戦の開始3分でのレッドカードと先制点がなければ日本は敗退していた可能性が高かったからだ。今回の出来事で文句を言わなかったセネガル代表のシセ監督のコメントも見事で次のワールドカップでは力をつけてくるのは間違いないだろう。ポーランドも初勝利をしたかったら日本はボールを奪わなかったことにも感謝しないといけないだろう。

 

こうして今回のグループステージでの日本の戦いは、「ある程度頑張りがあっあものの相手のミスに助けられたことによる超が付くほどの棚から牡丹餅の2位通過」だったことを日本は自覚しなければならないだろう。

 

次にベスト16で対戦する世界ランキング3位のベルギーはランクが1つ上がるどころか3つ上がる感覚だからこの3チームに感謝し戦わないとどっちみち、「しっぺ返し」が待ち受けるだけだろう。

 

 

 

FIFAワールドカップ2018 決勝トーナメント進出有力も最終節のドラマもあり得る中でのポーランド戦が近づく

ワールドカップも29日をもって前半戦が終了する中、グループステージは最終節を迎えた。

 

グループAは2試合でウルグアイとロシアが2連勝で決め、グループBはポルトガルとスペインが順当に進出。グループCはフランスとデンマーク、グループDは3連勝したクロアチアと土壇場でナイジェリアに勝利したアルゼンチン。グループEは苦しみながらも2勝を挙げたブラジルとスイス。グループFは前回王者のドイツに勝ったメキシコと欧州予選でオランダとイタリアを撃破したスウェーデンが決めた。グループGはイングラントとベルギーが2連勝で決めため、残すは日本のいるグループHのみとなった。

 

日本はポーランドに勝つか引き分けると自力で決勝トーナメント進出が決める。日本が敗れた場合はセネガルが勝つか、コロンビアがセネガルに勝ってそのセネガルと得失点差(負け方次第)で決まるなど9分の7or8の高確率である。ただし、コロンビアとセネガルが引き分けた場合などはコロンビアとの得失点差で下回るため日本の敗退が決まる場合があることを忘れてはいけない。

 

さて、注目のスタメンであるが個人的な予想はこうなると予想される。

 

GK 川島

DF 長友

DF 昌子

DF 吉田(槙野)

DF 酒井宏(原口)

MF 山口

MF 柴崎

FW 宇佐美(乾)

MF 酒井豪(原口)

FW 岡崎(大島or本田) 

FW 武藤(大島or本田)

 

まず、焦点になったのはGK。本田が「川島ばかり批判するなら俺を批判しろ」とゴールをあげ早くも調子にのった感じである。東口か中村の選択もあったがここは川島にということになりそうだ。

 

次にボランチ。長谷部が年齢や度重なるひざのけがやイエローを1枚もらってもありタフな連戦だと厳しいので同じタイプの山口の先発が濃厚になりそうだ。またはパスができる大島も考えられる。

 

攻撃陣では岡崎と武藤の2トップで行くようで、サイドにレバンドブスキーと対戦経験がある右サイドバックも出来る酒井豪が1個上げて右サイドハーフに入りそうだ。左に西野監督代行の愛弟子(愛人枠?)である宇佐美が出そうだ。

 

同点ビハインドであるなら、宇佐美とダブル酒井のところに乾と原口を投入し、岡崎か武藤のところに中盤を厚くするなら大島かボールをキープできる本田、またはセットプレーで得点ができる大迫を入れて反撃するプランを持ってるだろう。

 

ポーランドが2連敗しグループステージを敗退する中、過去2回に同じことがあった中でともに勝利を飾っている。レバンドブスキーが「俺はパスを受けて生きるストライカーだと思っている。」とチームメイトの低調なプレーに対しての批判がチーム内に内紛が起こっているようだから団結力が上がっている日本にとってはエースにわたる前の選手を潰せれば優位なのは間違いない。

 

だが、会場となるボルドグラードは気温が30度越えになりそなうえに大量の虫が飛び交いまるで日本の気候の中でやるという中堅・ベテランが多いチームにとっては控えの選手たちの活躍がプラスかマイナスかも問われる試合になりそうだ。

 

自分たちで前任の指揮官を「自分勝手でワガママに追放」し、「パスサッカー中心の日本人らしい俺たちのサッカー」を選んだ以上はグループステージを勝ち上がるのは通過点、いや「責任ある義務」でなければならならいだろう。

 

今大会の最終節は逆転のドラマがあるだけにまさしく、勝てば天国負ければ地獄の罰ゲーム(日本に帰国)のポーランド戦になりそうだ。

 

ちょうど20年前にやってたアメリカ横断ウルトラクイズのようになるだろう。(1977年~1992年・1998年)

 

「勝てば天国、負ければ地獄、知力、体力、時の運、早くこいこい、木曜日」

 

まさしく、その木曜日に試合だから偶然にもその時に試合をするということになったことだろう。

 

 

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 グループステージ第2節 両サイドバック陣の頑張りでセネガルに2度追いつき引き分け

日本2-2セネガル MOM マネ

コロンビア3-0ポーランド (ポーランドはグループステージ敗退)

 

前半15分にセネガルが右サイドからのクロスに原口が頭でのクリアが相手に渡り、シュートのこぼれ球を川島がはじいてしまったところにマネを押し込みセネガルに先制される。

 

原口のクリアの仕方を見るとセンターバックの吉田や昌子も含めてだが日本人における「空中プレーにおける空間能力」があまりないというところか。野球に例えれば外野手が本塁打性の打球を背後に追っかけてランニングキャッチやフェンスを利用してい取るなどメジャーリーグになればなるほど学生試合にアメフトでボールを背後から追っかけて取る週間が身に付つため球際に強くなる。だから学生時代に野球などのボールを追っかけとる経験をさせたほうがいいかもしれない。

 

サポーターの間で心配されていた川島がグラウンダーのシュートを両手で弾いたところを押し込まれてしまい、FIFAからお笑い扱いをされてしまったから今回で東口か中村に引導を渡す可能性が高くなった。

 

今回のポイントは前半のうちに同点に追いついたことだろう。柴崎が長友へのロングパスが通り最後は乾の得意の左サイドからのシュートが決まり日本が同点に追いつく。後半にも同じ左サイドからクロスバーに直撃のシュートがあったからもし勝っていいたらMOMだったからもしれない。

 

後半25分にセネガルが左サイドからマネのパスを起点にエリア内の侵入から右サイドのワゲがフリーになり角度のないところからのシュートが決まりセネガルが勝ち越し。左サイドのマネに気を取られたか右サイドがフリーになってしまったところを突かれてしまった。

 

その直後に前回同様ボールが持てなくなった香川に代えて本田が入り、乾に代えた岡崎が入った。

 

後半33分にセンターバックの昌子の縦パスが岡崎に入り大迫へ。岡崎にクロスを上げたるとするとセネガルのGKエンディアイエがパンチングして弾いたが倒れこみ、そのボールが乾のもとに。左足での折り返しのパスがうまく通り、中央にいた本田が押し込み日本が同点に。

 

本田がワールドカップで3大会連続ゴールを決めて、前回のコロンビア戦のアシストを含めて途中出場からとしては十分な切り札になった。右サイドでのプレーだったが、モスクワ時代に痛めた半月板損傷の影響かあの時のスピードがなくなり交わされてるシーンが多くなるなど途中出場でもしんどそうだから、攻撃の切り札がもう1枚ほしいところだ。

 

ゴールはなかったが大迫が今回も攻守にわたりパフォーマンがよく、原口も宇佐美と変わる後半途中までハードワークができていた。ボランチの長谷部も持ち味のボール奪取から柴崎の展開力を発揮させてる要因でもある。センターバックの吉田が裏を狙われてるシーンがあったが昌子のカバーリングが素晴らしく貢献度ではこちらのほうが高いだろう。

 

こう見ると、Jリーグでは浦和レッズガンバ大阪がビッククラブ扱いだと思われていたが槙野や東口がベンチで昌子、柴崎、大迫ら鹿島アントラーズ組の出来が今の日本代表の原動力になってるのを見るとタイトルの数を含めるとこのクラブが日本のビックラブだということが証明されつつあるのだろう。

 

今回の試合でも日本がボールを持てたのは思ってた以上にセネガルが前からのプレスがなかったことに尽きるだろう。前からの早いプレッシャーでパスが通らずになることが予想されたがそれらがあまりなかったからセネガル自体がのんびりしすぎた可能性もある。それだけに今回も前から来なかった分日本からしたら助かったため中盤でのボール回しができただろう。

 

それでも長友、酒井宏、原口、乾とセネガルサイドバック陣と対等に渡り合えたことが収穫だしここでの頑張りがあったからそこ日本が踏ん張れた要因だろう。

 

直後に行われたポーランドvsコロンビアは前回途中出場したハメスロドリゲスがスタメンで2アシストするなどコンディションが回復したようで、縦の早いパスにファルカオが押し込み大けがから4年越しのゴール、さらにハメスロドリゲスからカウンターでグアドラードが押し込み3点目で勝負あり。レバンドブスキー率いるポーランドが2連敗しグループステージ敗退が決まった。この出来がもし日本戦だったらと思うとある意味「あの勝ちが棚から牡丹餅での勝利」がいかに分かるかが見えたコロンビアの勝利だった。

 

最終節はそのポーランドと対戦するわけだが、こんな展開になるとは誰が予想していたというある意味「こんな状態」でも勝ち抜けるチャンスが日本に来たということだ。

 

ポーランドも一矢報いたいだろうから攻めてくるだろう。その猛攻に耐えて、今回活躍した両サイドバック陣が3バックの裏を突く攻撃で得点できれば勝機が見えてくるかもしれない。