みちのくのブログ

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FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 勝負どころのセネガル戦が近づく

ワールドカップは開幕から1週間ほどたち、対戦が2巡目に入った。優勝候補の国たちが相手研究を思った以上に徹底的にされて、ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、日本のいるポーランドとコロンビアも敗れるなど波乱の幕開けとなった。それほど、中堅国たちのスカウティングの発達が想像以上だということなのかもしれない。

 

6月24日に日本が対戦するセネガル戦が近づくが、ここで予想スタメンと予測をすると

 

GK 中村or東口

DF 長友

DF 昌子

DF 槙野

DF 酒井宏

MF 山口(大島)

MF 柴崎

MF 乾 (岡崎)

MF 香川(原口or宇佐美)

MF 武藤 

FW 大迫

 

ますはGKを川島でいいかという点。スイス戦で安易なパスミスをして蔓延な笑みをこぼしていたが、1つのミスが命取りのワールドカップだとなかなか使いづらくなる。ベガルタ仙台に例えると、2016年シーズンに正GKだった関がワンハンドかキャッチングか迷った分ファンブルして失点し、控えだった六反(現在清水)に奪われた経緯があっただけに思い切って変えるかもしれない。実績のある東口か直前のリーグ戦で脳震盪だったがパラグアイ戦で高評価だったリオ世代の中村もありかもしれない。

 

センターバックボランチは個人的にはベテランの吉田と長谷部を休ませたい。ケイスケ・ホンダの言う通り「南アフリカの時はダメージが残ったからセネガルに勝って決めたい」と語っていたように精神的柱はこの2人ということになるだろう。次のポーランド戦を考えると体力の消耗とイエローやレッドカードのことも考えると吉田と大して変わらない槙野を入れてもよさそうだ。セネガルの中盤ゲイエのつぶし役にボール奪取能力のある山口を使うのかもしれない。

 

セネガルはサイド攻撃でスピードを生かそうとしてるのでその分消耗が激しくなると予想される。したがってスピードのある武藤をスタメンにしても面白そうだ。乾も初戦から90分プレーしているので岡崎との交代も考えていいだろう。ビハインドの展開になったら香川のところに原口か西野技術委員長の教え子でもある宇佐美の出番も考えられそうだ。

 

前線にはマネやニアン、守備陣にクリバリやゲイエがおり、なおかつ攻守にわたり組織的なチームに仕上がっているようなので今の状況を考えるとどんな形であれ最低でも勝ち点1拾えば御の字ではないかと考えてもよさそうだ。

 

もし、日本が勝つようなことがあるとポーランドが引き分け以下だと決勝トーナメント進出が決まるだけにコロンビア戦同様に早い時間での先制点とセットプレーに多く持ち込めるかがカギとなりそうだ。やってみないと分からないワールドカップでもさすがに2試合続けて相手のレッドカードが出るとは考えにくいだろう。

 

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 グループステージ第1節 棚からぼたもちの珍現象でコロンビアに歴史的勝利

グループH 第1節

 

日本2-1コロンビア MOM 大迫

セネガル2-1ポーランド

 

開始早々に香川のパスに反応した大迫が仕掛けこぼれ球に香川がシュートしたのをコロンビアの守備の要でセンターバックのサンチェスが1発レッドカードで退場。さらにPKを獲得し、香川が落ち着いて決めてワールドカップ初ゴールの先制点を上げた。日本の狙い通りといったが大迫の前でクリアされてたら先制点はなかっただけにこのプレーが大きいということだろう。

 

 

今思えば香川はドイツのブンデスリーガで最終戦あたりに復帰したばかりだったが強化試合でゴールを上げるなど本田よりもコンディションが良かったことが評価されスタメンとして間に合ったようだ。後半になりボールが持てなくて本田と交代したが、代表落選危機があっただけに起死回生だっただろう。

 

この試合のMOMに選ばれた大迫が1番のパフォーマンスだった。強化試合ではそうではなかったが、攻撃では持ち味のポストプレーとセットプレーでのヘディングでのゴールの強さはさすがでチームのエースフォワードとして目処が立ちそうだ。

 

攻撃だけなく1点リード後で迎えた後半にケガでベンチスタートだったハメスロドリゲスのシュートを足出して防ぐなど不安だった守備陣をカバーしたからドイツで強くなった大迫のフィジカルの勝利でもある。

 

大迫だけでなく両サイドハーフの乾と原口もコロンビアが1人少なくなったことでプレスが少ない分最後まで走り切るスタミナで持ちこたえたのも要因になった。

 

センターラインで注目したのは昌子と柴崎の元鹿島アントラーズ組。大迫も含めて3人がセンターラインなだけにこのクラブがJリーグではビッククラブということだろう。

 

昌子は槙野とは違い、裏を取られることの多い吉田をしっかりとカバーリングできたことがコロンビアの攻撃を封印できた裏MVPでもあるだろう。柴崎もフリーキッカーとして精度の高さもあったから今後も2人ともスタメンとしていけそうだ。

 

正直、内容的には日本の完璧な試合運びよりもコロンビアのミスや状態が良ければ本田のパスミスなどで失点し、もしかしたら逆転されてた部分もあっただけに幸運が強めの珍現象での歴史的勝利だった。

 

第2節で戦うセネガルは同じく下馬評が高くなかったが、ポーランド戦を見ると攻守とも組織的なサッカーが出来ており、内容的も1番強いのはセネガルのようなので前線のマネに渡る前の中盤での攻防がカギを握りそうだ。

 

消耗が激しいボランチを考えると長谷部か柴崎がのどちらかを変えるとなると守備的な山口かスペ体質ながらパスができる大島のどちらかが出る可能性があるだけに彼らのできがカギを握りそうだ。

 

強豪チームから上げた旬のチーム同士の対決が注目される。どちらかが勝利すれば決勝トーナメントが決まるだけに第2節がお互いとっては初戦以上に大事な試合になりそうだ。

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 いよいよ日本の初戦が近づく

いよいよ6月19日のコロンビア戦が始まり、第2節のセネガル戦、第3節のポーランド戦まで日本サッカー界にとって勝負の10日間が始まる。

 

4月にハリルホジッジ監督を解任し西野朗技術委員長が監督代行としてワールドカップに挑む。サッカー協会の田嶋会長が「コミュニケーションが取れなかった」といったようだが、本田や香川を中心とした選手やマスコミやサポーター、さらにスポンサーの反発に押された感じがしてならない。

 

ハリル前監督は「世界で勝つには堅守速攻のサッカーが必要だ」と唱え決して最後まで妥協を許さない指導で本大会出場を決めたが、ちょうどオーストラリア戦でおそらく本田と香川が「なぜベンチだったのか?」と疑問に思い始めたのが発端だっただろう。

 

本大会出場を決定づけたリオ世代の浅野と井手口や3月の親善試合でゴールした中島やベルギーで10ゴールを決めた久保裕らが外れたのを見るとあきらかにこの2人が関与したとみられる。

 

そもそも本田や香川や岡崎らが所属チームでけがなどが重なり結果を出すのが難しかったからこそ若手を出したからで正直彼らの「わがまま人事」と言ってよさそうだ。

 

確かに縦パス1本だけではつらいが今の現代サッカーは「スピードを重視したサッカー」でありここまでのアジア勢の戦いを見ると勝利したイランはもともと攻撃的なチームだったが、カルロスケイス監督のもと8年間積み上げてきた守備を重視したサッカーでアジア最終予選で無失点記録を作って出場権を獲得。

 

初戦のモロッコ戦でコーナーからオウンゴールの1点を取って勝ったからこのスタイルで間違いなかったにも関わらず日本サッカー界が自ら放棄したことを証明してしまったのである。

 

韓国やオーストラリア、サウジアラビアの試合を見てもやはり「アジアサッカー界全体のプレースピード」が1段階遅く見えるのが目に見えており今回もアジア勢で1チームもベスト16に進出する可能性がないかもしれない。そうなるとAFC自体が責任を取らないといけないが王族主体のこの体制だとアジアのサッカー界は世界からおいてかれそうだ。

 

堅守速攻からパスサッカーに戻し、ポリバレント重視のサッカーになるようで、3バックか4バックか分からないが個人的にはひどい言い方をすると「ある程度戦いつつも勝ってしまうとワールドカップのレベル低下を指摘されるから素直に全敗して出直したほうがいい」と思っているのは私だけだと思ってTV観戦しそうだ。

 

仙台89ersの経営権譲渡が再建の第1歩となるか?

2017-2018 シーズン 

 

21勝39敗 B2 東地区 4位 (全体14位)

 

仙台89ersはB2東地区4位でB1復帰にならずにシーズンを終えた。長年チームを牽引してきた志村が引退し、経営権も中村代表からトップスポンサーだったボディプラス社に譲渡し本格的なチーム再建が来シーズンから始まることになった。

 

経営創設者である中村代表は一族からくる個人資産家タイプであったが、メジャーリーグで田中が所属するニューヨークヤンキースは「スタンブレイナー」一家と言う大富豪の個人資産家だから相当な経済力でないと成り立たないのは明白で日本の個人資産家での運営は成功体験がないため無謀だったと言える。

 

過去にも浜口HCや河口HCを残留させることができず喧嘩別れにさせてしまい、中途半端な指導者を招聘させて低迷させてたことや「優勝賞金やプレーオフ収入がなければ赤字転落」と、ポストシーズンなどの臨時収益頼みを見ると結局のところ計画性がなかったということになる。

 

新しくオーナーに就任するボティプラス社のデビット・ホルトン社長が就任し、プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの球団職員で創設メンバーから支え、コンテンツ部長だった渡辺太郎氏が社長に就任するようだからここ数年は運営もチームも本格的な再建時期に入る。

 

デビット・ホルトンオーナーが「強いチームをつくるには欧米の理論的なトレーニングと日本の根性論のハイブリッド(融合)が最強。ハードワークは怖いものではないと伝えていきたい」とハイブリッド型を目指しているようで社長に就任する渡辺氏は仙台高校出身で今季に引退しフロント入りする志村(後日GMに就任)は旧知の仲のようなので来季からはこの3人によるトロイカ体制になりそうだ。

 

 

 

 

開幕から苦しむイーグルスに必要な打開策とは?

パリーグ順位表 4月27日時点

 

1位 埼玉西武ライオンズ 16勝5敗 得点131 失点91 打率282 防御率4.09

2位 北海道日本ハムファイターズ 13勝9敗 得点80 失点88 打率246 防御率3.77

3位 福岡ソフトバンクホークス 11勝9敗 得点87 失点83 打率253 防御率4.22

4位 千葉ロッテマリーンズ 10勝11敗 得点92 失点96 打率254 防御率4.06

5位 オリックスバファローズ 8勝14敗1引き分け 得点76 失点86 打率233 防御率3.60

6位 東北楽天ゴールデンイーグルス 6勝16敗1引き分け 得点69 失点91 打率233 防御率3.57

 

開幕から一か月がたちチーム状態が各チームに現れてきた。首位のライオンズは打率282と強力打線で3割打者が6人と圧倒的だ。栗山、中村、メヒアだったクリーンナップが浅村、山川、森と世代交代がうまくいったようだ。連覇を狙うホークスは内川やデスパイネが打撃不振、先発では千賀や和田、リリーフではサファテと岩崎がけがで長期離脱のようだからしばらくはライオンズが独走態勢に入る可能性が高いだろう。昨年Bクラスだったファイターズやマリーンズが思ってた以上の健闘で2位以下が混戦になりそうだ。

 

そんな中イーグルスは借金10の6位。首位と10.5ゲーム、3位と6.5ゲームと苦しいスタートになってしまった。

 

その要因は先発陣が好投も主力打者の不振と目に見えない守備ミスの多発で野手陣が足を引っ張ったことだろう。

 

まず、1番の茂木は開幕戦で先頭ヒットで出るも昨年11月に右ひじのクリーニング手術の影響もありキャンプは2軍スタートしたが開幕直前になり開幕に間に合ったが打率は240前後と停滞している。オープン戦で試合勘がなかったことも影響しているがボール球に手を出し三振や内野ゴロが多い。どうやらスイング自体は悪くはないが上下動が動いてしまうためそのぶれた分だけボールをとらえてないのが原因のようだ。

 

昨年は2番として強力打線を引っ張ったペゲーロ。ところが、インハイのストートを相手に徹底的に攻められムキになり空振りすることが多くなり低めの変化球に手を出して三振することが多くなった。リーグワーストの34個と2位の山川の22個よりダントツに多い。ペゲーロ自身が冷静に分析したうえで打撃ができるかどうかだろう。

 

3番のウィーラーは開幕戦で4安打も1、2番の不振もあり1本塁打と打点3と稼ぐことができず打率も239。アマダーも本塁打4本と気を吐いているが、下半身がやせて昨年よりもよさそうに見えるが三振も多く打率は225と良くても250までがやっとだからこの3人が打たないと銀次や岡島と言った日本人の打力が基本弱いため打線自体もすぐ弱くなってしまうところがある。

 

守備面もパスボールや内野のエラー、さらにランダンプレーでの失点も目立ち投手の防御率がリーグトップにも関わらず失点数が他のチームよりも多いという何とも皮肉な結果になってしまった。

 

そんな中、打開策としては日本人の若手打者を主軸として我慢強く使い続ける勇気が首脳陣にあるかどうか。オープン戦で活躍し開幕スタメンを勝ち取った内田。2軍で活躍し昇格したフェルナンド、さらにルーキーでドラフト2位の岩見などを1軍に昇格させ、アマダーやペゲーロを下げさせることができるかどうかだろう。

 

だが、内田は打撃不振でアピールできずに降格、岩見も「速球の対応やレフトの守備がペゲーロよりもできてない」などと昇格する感じがなさそうだから現有戦力で戦くことになるが5月以降も厳しい戦いと結果が待ち受けそうだ。

 

最近の優勝しているチームのトレンドは投手3人、野手1人の外国人枠と日本人の和製大砲の育成である。野手陣はウィーラー1人だけにし松井裕や福山ら打たれているリリーフ陣に新外国人を2人加えることで立て直しを図るべきだと思うがどうか?

平昌五輪開幕 日本勢のメダル数を大胆に予想

平昌五輪は2月8日から早くも1部の競技が始まり、9日に開会式が行われる。

 

各メディアやデーター会社は日本勢のメダルは過去最高になるとの予想が立っているようだ。だが、思い切って大胆に予想してみる。

 

金メダル 4~10個

 

スピードスケート女子500m 小平 奈緒
スピードスケート女子1000m 小平 奈緒
スピードスケート女子1500m 高木 美帆
スピードスケート女子3000m 高木 美帆
スピードスケート女子団体パシュート 日本
スピードスケート女子マススタート 佐藤 綾乃
スキーノルディック複合個人ノーマルヒル 渡部 暁斗
スキーノルディック複合個人ラージヒル 渡部 暁斗
スノーボード男子ハープパイプ 平野 歩夢

 

銀メダル 5~10

 

フィギュアスケート男子 宇野 昌磨
スピードスケート女子1000m 高木 美帆
スキーモーグル男子 堀島 行真
スキーハープパイプ女子 小野塚 彩那
スピードスケート女子マススタート 高木 菜那

 

銅メダル 5~10

 

スピードスケート女子1500m 小平 奈緒
スピードスケート女子5000m 高木 菜那
スピードスケート女子マススタート 高木 美帆
スピードスケート女子500m 郷 亜里砂
スノーボード女子スロープスタイル 岩渕 麗楽
スノーボード女子ビックエアー 岩渕 麗楽
スキージャンプ男子個人ノーマルヒル 小林 潤志郎
スピードスケート男子団体パシュート 日本
アイスホッケー女子 日本
カーリング男子 日本
カーリング女子 日本

 

その他メダル候補

 

スキージャンプ女子ノーマルヒル 高梨 沙羅 4位
スキージャンプ女子ノーマルヒル 伊藤 有希 5位
フィギュアスケート女子 宮原 知子 4位
フィギュアスケート女子 坂本 花織 5位
スキーノルディック複合団体ラージヒル 日本 5位
スキージャンプ男子個人ラージヒル 小林 陵侑 5位
スキージャンプ男子個人ラージヒル 伊東 大貴 7位
スキージャンプ男子個人ラージヒル 葛西 紀明 10位
スキージャンプ男子団体ラージヒル 日本 5位
スキーモーグル男子 遠藤 尚 5位
スキーエアリアル男子 田原 直哉 5位
スノーボード男子ハープパイプ 片山 来夢 6位
スノーボード男子ハープパイプ 平岡 卓 8位
スノーボード男子ハープパイプ 戸塚 優斗 5位
スノーボード男子スロープスタイル 国武 大晃 5位
スノーボード男子ビックエアー 国武 大晃 5位
スノーボード女子スロープスタイル 鬼塚 雅 5位
スノーボード女子ビックエアー 鬼塚 雅 5位
スノーボード女子パラレル大回転 竹内 智香 準々決勝敗退
ショートトラック男子個人 吉永 一貴 準決勝敗退
ショートトラック女子個人 菊池 純礼 準決勝敗退
ショートトラック男子5000mリレー 日本 準決勝敗退
ショートトラック女子3000mリレー 日本 準決勝敗退
フィギュアスケート団体 日本 5位

 

・大本命はスピードスケート女子 6種目制覇の可能性あり

 

大本命はスピードスケート女子になるだろう。小平と高木美を中心としたダブルエースが各種目で2冠達成の可能性が高く、団体パシュートやマススタートでも本命だということになると史上初の6種目制覇も夢ではないと予想する。このダブルエースの2人はオランダコーチの指導の下で台頭したから日本の指導方の違いがよく表れているだろう。注目は高木美で本命の1500m、3000m、団体パシュートはもちろんライバルの小平と直接対決するであろう1000mやマススタート次第では5冠の大ヒットの可能性もあるだけに注目したい。

 

男子ではノルディック複合の渡部がノーマルヒルラージヒルの2冠の可能性がある。序盤は体重管理に苦戦したようだったが終盤にきて4連勝するなどジャンプの好調が要因だからここで差をつけられるかがカギだろう。スノーボードでは平野歩がソチ五輪に続き2大会連続のメダルを大技のダブルコーク1440(縦に3回転、横に4回転)をフロントサイドとバックサイドのキャブの両方を先日の「Xゲーム」で成功し99点で優勝したからあのショーン・ホワイトに勝てる日が現実になりそうな展開だ。

 

逆に苦戦しそうなのは本命候補なはずのフィギュアスケートスキージャンプ。フィギュアはソチ五輪金メダルで連覇を目指している羽生が昨年の「NHK杯」の練習中に4回転ルッツの転倒で右足首の靭帯損傷、さらに骨と腱にも炎症と重傷で16日から始まる試合に間に合うようだが状態次第では無念の棄権があるのかもしれない。宇野は4回転フリップの大技に挑むが高さが低いためGOE(出来栄え点)が取れないという課題をどこまで直せているかがカギとなるだろう。女子では宮原と坂本が出場するが、メドべデワやザキトワといったロシア勢の壁が厚くメダルの可能性が低いかもしれない。

 

スキージャンプでは女子の高梨と伊藤が挑むがワールドカップでルンビ(ノルウェー)とアルトハウス(ドイツ)がここにきて急成長していることも考えると今回も厳しい可能性がある。男子は小林潤志郎しか可能性がないのが現状だろう。8大会連続の出場になる葛西は古傷の左足痛に悩まされているようだから悲願の金メダルは厳しいかもしれない。

 

大穴があるとするとアイスホッケー女子、カーリングスノーボードスロープスタイル・ビックエアーの国武や岩淵、世界選手権で優勝したモーグル男子の堀島やアテネ世代で体操から転向したスキーエアリアルの田原あたりが面白そうだからメダルの可能性もあるだろう。

 

当分の目標は長野五輪で金メダル5以上と合計10以上越えが目標になってくる。

 

極寒の気候や政治といった国際情勢の話題が行きがちの中、平昌五輪が開幕する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大相撲における番付制度の限界 ランキング制度への移行をするべき

大相撲は初場所の真っ最中だが、横綱白鵬稀勢の里がケガと不振で休場になった。

 

横綱は1回なると勝ち続けない限り降格どころか引退しなければならないという、まさしく檻に閉じ込められ逃げ場がなくなる厳しい世界でもある。

 

今思えば、大相撲における番付制度はスポーツ界の世界中探しても日本の大相撲だけでテニスやゴルフや卓球などのランキング制度では「1位なったら勝ち続けない限り引退」などという暗黒も含めたルールなどはないからこの競技だけ異常な世界だということが分かる。

 

例えば、世界ランキング1位だったジョコビッチナダルフェデラーはケガをして長期離脱をするが決して引退はせず、ケガの治療とリハビリをして実戦復帰し、また優勝して活躍しているからそろそろ大相撲界もそちらの方向に展開する時が来ているだろう。

 

それでも白鵬稀勢の里横綱人の出場を見ると不祥事やケガによる不振があっても出場しなければいけないのは「関取を大事にしない協会の責任」で結局のところ「人気先行興行」から脱却できていないということだ。

 

むしろ関取たちは協会に利用されてイタチごっこをされているから自主引退や欠場がしにくい環境でもある。

 

だからこそ、ランキング制度(番付制度の廃止)の導入で負ければ下がり、勝てば上がるという分かりやすい制度にし不祥事(薬物や賭博)がなければ欠場しても引退せず復帰が可能な環境に思い切って180度変えてしまえばいい話でもある。

 

だが、今の協会は全く変える気ゼロだからしばらくはあの不祥事の件で頭がいっぱいだろうが、検討するよりはありそうだ。