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FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 いよいよ日本の初戦が近づく

いよいよ6月19日のコロンビア戦が始まり、第2節のセネガル戦、第3節のポーランド戦まで日本サッカー界にとって勝負の10日間が始まる。

 

4月にハリルホジッジ監督を解任し西野朗技術委員長が監督代行としてワールドカップに挑む。サッカー協会の田嶋会長が「コミュニケーションが取れなかった」といったようだが、本田や香川を中心とした選手やマスコミやサポーター、さらにスポンサーの反発に押された感じがしてならない。

 

ハリル前監督は「世界で勝つには堅守速攻のサッカーが必要だ」と唱え決して最後まで妥協を許さない指導で本大会出場を決めたが、ちょうどオーストラリア戦でおそらく本田と香川が「なぜベンチだったのか?」と疑問に思い始めたのが発端だっただろう。

 

本大会出場を決定づけたリオ世代の浅野と井手口や3月の親善試合でゴールした中島やベルギーで10ゴールを決めた久保裕らが外れたのを見るとあきらかにこの2人が関与したとみられる。

 

そもそも本田や香川や岡崎らが所属チームでけがなどが重なり結果を出すのが難しかったからこそ若手を出したからで正直彼らの「わがまま人事」と言ってよさそうだ。

 

確かに縦パス1本だけではつらいが今の現代サッカーは「スピードを重視したサッカー」でありここまでのアジア勢の戦いを見ると勝利したイランはもともと攻撃的なチームだったが、カルロスケイス監督のもと8年間積み上げてきた守備を重視したサッカーでアジア最終予選で無失点記録を作って出場権を獲得。

 

初戦のモロッコ戦でコーナーからオウンゴールの1点を取って勝ったからこのスタイルで間違いなかったにも関わらず日本サッカー界が自ら放棄したことを証明してしまったのである。

 

韓国やオーストラリア、サウジアラビアの試合を見てもやはり「アジアサッカー界全体のプレースピード」が1段階遅く見えるのが目に見えており今回もアジア勢で1チームもベスト16に進出する可能性がないかもしれない。そうなるとAFC自体が責任を取らないといけないが王族主体のこの体制だとアジアのサッカー界は世界からおいてかれそうだ。

 

堅守速攻からパスサッカーに戻し、ポリバレント重視のサッカーになるようで、3バックか4バックか分からないが個人的にはひどい言い方をすると「ある程度戦いつつも勝ってしまうとワールドカップのレベル低下を指摘されるから素直に全敗して出直したほうがいい」と思っているのは私だけだと思ってTV観戦しそうだ。