みちのくのブログ

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天皇杯・決勝 浦和にも鹿島の血を引くものがいた!

第98回天皇杯 決勝 埼玉スタジアム

 

浦和レッズ1-0ベガルタ仙台

 

浦和レッズが12年ぶりの天皇杯優勝を決めてアジアチャンピオンズリーグの出場権を獲得した。

 

前半の13分にコーナーキックから宇賀神がボレーシュートを決めて先制した。日本代表の山口(C大阪)がアジア地区最終予選のイラン戦で終了間際に右足のボレーで決めて勝ったがそれに近い感じでGKシュミット・ダニエルも間に合わない左上に決めた。

 

前半、天皇杯で3試合連続ゴールのジャーメインは浦和の徹底マークに会いシュート0になってしまった。リーグ戦のアウエーでの川崎F戦でもマークに遭いシュートを打てなくてチームが0-1で敗れたゲームと同じ展開になったようでマークされても外すか強引なドリブルで突破するかの工夫が来季以降の課題かもしれない。

 

ポストプレーがうまい石原も他の選手との距離感の問題もあり中々ボールが収まらない展開が続くことが多かったがそれ以上に驚いたが「いつからそんなチームになったんですか?」と言いたいぐらいに守備力を改善してきた浦和レッズである。

 

前任のペドロビッチHCのようにもっとパスサッカーをしてくるのかなと思ったら「それは過去のこと」と言わんばかりの前線からの守備と守備ブロックを作り仙台の攻撃を封じたことだろう。

 

鹿島時代に2回優勝を経験しているオリベイラHCになってから守備が改善されリーグ戦は5位まで上がることに成功した。天皇杯でも4回戦以降は無失点で失点は3回戦のみだった。「鹿島の血を引く人がここにもいた」のはこういうことかと改めて感じた決勝でもあった。

 

広島の森保HC(前任ペドロビッチHC)、川崎の鬼木HC(前任風間HC)、鹿島の大岩HC(前任セレーゾHC)、そして浦和のオリベイラHC(前任ペドロビッチHC)といい攻撃の形を残しつつ守備思考の指揮官を招聘するチームが優勝しているからこれからフロントがやるべきチーム作りのお手本にするべきだろう。

 

 

 

 

天皇杯・準決勝 天皇杯で初めてのみちのくダービー モンテディオ山形を下し初の決勝進出 

天皇杯 準決勝

 

ベガルタ仙台3-2モンテディオ山形

鹿島アントラーズ0-1浦和レッズ

 

準決勝で初めて実現した山形とのみちのくダービーは打ち合いの末3-2でベガルタ仙台天皇杯で初めての決勝進出を果たした。

 

先制点を取る前に右サイドから古林が攻めて石原が決めたがゴール前にいた中野がシュートを交わしてゴールに関与したとして副審の判定がオフサイドになり幻になった。その直後の最初のプレーで左サイドから中野のクロスにジャーメインが左足で合わせて正真正銘の先制点を奪った。

 

この試合で1ゴール2アシストのジャーメインはリーグ戦では18試合でスタメンが5試合のみの3得点だったが、J1第34節の神戸戦では右足で決めていたが山形も1vs1でくっついていただけに身体能力の高さをみせた。また、持ち味でもあるドリブルもエリア内に侵入するなどスピードを見せたから同じドリブラータイプの西村が抜けたため仕掛けることができる選手がいなかったので貴重な人材である。

 

4回戦の横浜FM、準々決勝の磐田戦に続いて3試合連続のゴールなったことに渡辺HCは「足回りの技術的な部分が飛躍的にここ数ヶ月で改善された。毎日居残りでコーチ陣がつきっきりでやってくれた成果のたまものだと思う。」「天皇杯は彼はだいぶ点をとって貢献している。調子に乗るやつなので最後も調子に乗せていかせようと思う」と語ったように決勝でお調子者の浦和にもゴールを挙げることができたら来年はスタメン争いができそうだ。

 

2点目の追加点を決めた矢島はボランチとして出場した。実は3-5-2から矢島をボランチにして椎橋と組んで3-4-3にしたことが勝因に挙げられる。渡辺HCは「3-4-3にしたのは相手の予想を外す狙いでウィングバックの背後を取りやすいという分析もあったので徹底して狙った。もっとテンポよく球を動かして質を高めればもっとチャンスを作れた。」と語った。

 

矢島は「役割がはっきりしていた。椎橋がセカンドボールの回収を引き受けて自分は前に関わることができてバランスはよかった」と言っていた通り攻撃志向の矢島と守備志向の椎橋の2人でうまく連携できたことだろう。1ボランチにして2人をインサイドハーフにしていたがボランチの負担が大きく、中央のバイタルエリアをうまく使われて失点するケースが多かったと考えられるから2ボランチにしたほうがよさそうだ。

 

3点目の平岡はジャーメインの折り返しに右足で押し込んだ。山形に1点を返された後だっただけに貴重な追加点になった。

 

守備面は2失点したが山形がうまく仙台の弱点を突いたと思われる。1点目は右サイドからのアーリークロスで阪野が頭で合わせた得点。試合前日の記事で「仙台はハイボールに強いからスピードを生かしたカウンターで攻めていけば勝機はある」と見ていたようだ。

 

仙台の3バックは板倉、大岩、平岡と身長が高いのでハイボールに強いがカウンターでスピードのある選手にやられるのが弱点だろう。それと同時にアーリークロスにも弱点がありたびたび失点していたからしっかりと山形がついてきたということになる。

 

2点目はマイボールからGKのシュミッド・ダニエルのキックに野津田が競り負けてこぼれ球に阪野がチップでゴールを決めた得点だった。仙台はポゼッション型になったためマイボールから奪われて失点するケースが増えた。特にこのサッカーの弱点は横パスをカットされるとあっという間にカウンターされて失点するシーンは日本代表でも見られたので注意しなければならない。後半、仙台は山形に押し込まれるシーンが多くなりコーナーからあわや山形の同点の場面でシュミッド・ダニエルのセーブに助けられたが競り負けたのは野津田だっただけにカウンターのポストプレー役に徹したほうがいいかもしれない。

 

仙台が3-2で逃げ切りクラブ初の決勝進出を果たした。その対戦相手は鹿島に勝った浦和レッズ。近年は「ジャパニーズオンリー」や先日仙台でのリーグ戦での試合前のイベントを応援歌で妨害するなどクラブとサポーターも含めてお荷物からお調子者になってしまったたが、「こんなチームを蹴落として優勝してくれ仙台」ときっと全国からの応援があるはずだからその力も借りて決戦の地、埼玉スタジアムに乗り込んで力を出し切りたいところだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J1参入プレーオフという入れ替え戦が面白い

J1第34節(最終節) 残留争い

 

川崎フロンターレ2-1ジュビロ磐田

名古屋グランパス2-2湘南ベルマーレ

鹿島アントラーズ0-0サガン鳥栖

横浜Fマリノス1-2セレッソ大阪

 

J1参入プレーオフ 

 

1回戦 大宮アルディージャ0-1東京ヴェルディ

2回戦 横浜FC 0-1東京ヴェルディ

 

J1第34節が終わり残留争いが1つ決着がついた。ジュビロ磐田が先制するもコーナーキックから追いつかれるとその後も攻められオウンゴールを許し逆転負けで参入プレーオフに回ることになった。

 

名波HCがホームの名古屋戦を前に「名古屋を残留争いに引きずり込ませる」と言った途端に1-6で敗戦。どうやらこの試合が最後の最後で響いたようでやべっちFC時代の解説から「上から目線」のような言い方が多かったのが気になったが仇になったようだ。日本代表の10番を背負う逸材だったが指導者となりジュビロ磐田を立て直し1桁順位まで行ったが16位という結果に終わった。

 

怪我人も多かったが、疫病神になってるのが川崎に復帰したが夏に移籍した大久保。この人もトラブルメーカーで2003年の東アジアカップでのレッドカードが印象的だったが、その後はJリーグでの得点記録やワールドカップに出場した。

 

同じ記録を持つ佐藤寿と比べると案外シュートを多く打ってもゴールができないタイプで仙台でのプレー経験がある佐藤寿(現名古屋)は1本のシュートを大切にするタイプなので勝負所の決定力がないのが真実だろう。最近は大久保が移籍した後のチームが躍進し逆に加入後成績が低迷するようだから大久保の性格が自分勝手なところがあるからだろう。

 

最終節でJ2の6位から逆転で昇格してきそうなのが東京ヴェルディだ。ロッティーナHCがスペインスタイルを取り入れて2年目だが浸透して勝ち上がってきただろう。日本についての指摘も的確でこのような指導者がJ1の舞台で見たいのがファンとして気持ちが強い現状にある。

 

ジュビロ磐田が逆転負けをしてるだけに東京ヴェルディからしたらチャンスなのは間違いなから先制点さえ奪えれば相手が焦るので裏を取ってカウンターなりセットプレーでの得点がカギを握るだろう。

 

やはりJリーグももう一度J1にプレーオフを入れるべきで戦力や戦術の完成度だけで決まりやすいリーグ戦だと特定のチームしか優勝争いが出来ないので首脳陣やフロントの力が必要な短期決戦の導入の再検討を求めたいと思ったのである。

 

今後のベガルタ仙台は1桁順位とカップ戦優勝を目標にすべき

前半戦 7勝6敗4引き分け 勝ち点25 得点20 失点26 7位

後半戦 6勝9敗2引き分け 勝ち点20 得点24 失点28 

合計 13勝15敗7引き分け 勝ち点45 得点44 失点54 11位

 

ルヴァン杯 プレーオフステージ敗退

天皇杯 準決勝進出

 

Jリーグは全34試合が終わって川崎がリーグ2連覇、ルヴァン杯は湘南が優勝し、天皇杯は準決勝と決勝を残すのみとなった。

 

仙台は目標としている5位以内を目指したが最終節を待たずして可能性がなくなった。

 

個人的には1桁順位にさえ入れば来年はアジアチャンピオンズリーグが狙える3位か繰り上げでの可能性のある4位以内につなげると言う展開にしていけるかだろう。

 

2014年にグラハム・アーノルドHCをフロントが招聘したが低迷し、渡辺ACが昇格する展開になった。2016年までは堅守速攻型だったが、そのオフの練習から3-4-3を取り入れるようになりポゼッション型のポジショニングサッカーを目指すようになった。

 

2016年まではリーグ戦も12位が最高で、ルヴァン杯天皇杯も早期敗退が多かった。

 

2017年に長崎でGMをし、ブランメル時代から支えてきた丹治強化部長が仙台に復帰してから流れが変わり始めた。

 

石原、阿部、野津田、板倉、金、中野、古林、永戸、関口、矢島、ハーフナーマイク、ハモンロペスと出場機会に恵まれなかった選手をレンタルなどで獲得し次々と戦力アップに成功させたことが大きい。逆に生え抜き選手も同様で佐々木、茂木、小島、藤村、差波らをJ2やJ3に放出させて武者修行をさせた。

 

また、ワールドカップもあり5月にかけて公式戦15連戦だったためルヴァン杯でユース選手をスタメンにして主力選手を休ませるなど先を見据えた起用法など手腕を発揮させたから強化部長やGMこそが本当の監督である。

 

これに渡辺HCがオフシーズンにヨーロッパでの試合やクラブを訪問し参考にして戦術などを落とし込んだ成果が現れて少しずつチームの成熟度が上がってきた。

 

この目標(5位以内)にするきっかけになったのはルヴァン杯の準決勝で対戦した川崎戦だろう。第1戦は3-2で勝利したが0-2で敗れ準決勝敗退した。上位との差が見えたところでこの目標にしただろう。

 

ただ、2011年に4位、2012年に2位と手倉森前HCの時以来2桁順位が続いていたので、戦力と資金力が基本的に乏しい仙台はまず1桁順位を達成してから6位以内(Aクラス)やACLが狙える3位や4位を目指すべきで、個人的にはこの体制で1桁したことがないのに目標設定が過剰だと思った。また、5位は賞金がなく4位までないので基本的にこの目標に意味があったのかは疑問だ。

 

それを感じたのが9月の5試合勝ちなしと鹿島戦だった。選手たちのコメントも原因を突き詰めるよりも精神面(メンタル)が原因だと述べることが多くなってきたのが気になった。

 

確かにそれでいいが、原因の本心を突き詰めないと上位進出は無いわけで、最近になり負けた原因をメンタルにするのはむしろ本質から逃げているように見え始めたのが正直なところ。

 

あえて、言えばボランチで、リーグ2連覇した川崎に中村憲や大島や守田、アジア王者になった鹿島にはレオシルバや三竿や小笠原、リーグ戦9連勝したガンバ大阪に遠藤や今野がいることが分かる。

 

仙台は奥埜、富田、椎橋もいるがここが来季以降の補強ポイントになりそうだ。富田がベテランになりフル出場が難しくなるため、東京五輪世代の板倉が残って椎橋とボランチを組んで常田か3バックが出来るセンターバックを補強して、それができると攻撃思考がある奥埜をシャドーとして野津田と組んでも面白そうだ。

 

川崎の得点が落ちても守備が改善されたことがリーグ2連覇できた要因だから、仙台は得点を50、失点を40にして得失点差10を基本線にして主力選手の引き留めなどの補強策を丹治強化部長が出来るかにかかってくるだろう。

 

戦力や戦術面での完成度が反映されやすいリーグ戦よりも仙台の当面の目標はリーグ戦1桁順位とルヴァン杯天皇杯のチームタイトル獲得だろう。

 

 

 

イーグルスがバランスのいい指名で10人の交渉権獲得

東北楽天ゴールデンイーグルス ドラフト指名

 

1位 辰己 左外野手 立命館大学

2位 太田 右捕手 大阪商業大学

3位 引地 右投手 倉敷商業高校

4位 弓削 左投手 SUBARU(スバル)

5位 佐藤智 左投手 山形中央高校

6位 渡辺佳 左内野手 明治大学

7位 小郷 左外野手 立正大学

8位 鈴木翔 左投手 富士大学

育成1位 清宮 右投手 八千代松陰高校

育成2位 則本佳 右投手 山岸ロジスターズ

 

イーグルスは1巡目指名1回目で大阪桐蔭の藤原を指名した。その他にマリーンズとタイガースも指名して3球団による抽選となった。結果はマリーンズが交渉権獲得した。

 

1巡目2回目で立命館大学の辰己を指名してきた。ここもタイガース、ジャイアンツ、ホークスも指名し4球団が競合の末イーグルスが交渉権を獲得した。

 

1位指名の辰己は大学NO1で俊足と強肩が持ち味のセンター。2年からレギュラーを獲得し、首位打者やリーグMVPも獲得した。関西大学野球リーグで田口が持っていたリーグ通算安打数をあと1に迫る122本の安打を記録した。日本代表でも主将をするほどでインタビューを受けている感じだと「関西系のムードメーカー」タイプのようだ。高校代表との試合でもいい打球を打っていたが、もう少し強い打球を打てるようになったら目標とする「トリプルスリー」に近づくだろう。外野手は田中和と島内がレギュラーで昨日ジャイアンツから橋本を金銭トレードで獲得したが開幕から1軍争いには加われるだろう。

 

2位の太田は大学NO1捕手でポスト嶋の候補として指名したようだ。指名順が先なため、野手中心の指名をしたいイーグルスにとっては捕手の指名が最優先だったと言うことだろう。太田は強肩で6シーズンのリーグ優勝からリード面も評価されている。若手では堀内が終盤戦に出場しある程度の結果を残せたが堀内だけなため大学か社会人の指名を昨年しなかったこともあり早めの指名になった。辰己同様に開幕から1軍争いに加われるだろう。

 

4位の弓削は社会人投手の中では最長身で先発とリリーフどちらでもいけるタイプのようだ。石井新GMの推薦もあったようだが、どちらかと言うとリリーフな手薄なためそちらの方で開幕1軍の方が狙いやすいかもしれない。ストレートの速さではなく緩急で抑えるタイプかもしれない。

 

3位の引地と5位の佐藤智は高校生で引地はストレートに強さがあり、佐藤智も弓削同様に石井新GMの推薦もあり指名されたようだ。まずは体つくりとフォームづくりを中心になるだろう。

 

6位の渡辺佳はあの横浜高校で指揮官だった渡辺氏のお孫さん。例の特番で幼いころに両親が離婚し父親を見ることができなかったが代わりに祖父が父親代わりに育ててもらい後に横浜高校に進学し3年は5番ショートとして出場した。明治大学に行き首位打者を獲得するなど好打者タイプのようだ。もう少しパワーをつければ茂木がけがをしているためショートでの1軍開幕が狙えるかもしれない。

 

7位の小郷は1位の辰巳同様三拍子そろった選手で俊足強肩だ。課題の打撃は昨日の明治神宮大会で3番ライトとして出場しタイムリーヒットを打った。決勝でも反撃のタイムリーを打ちチームも伊藤(ベイスターズ2位)の決勝2ランなどで勝ち優勝してプロ入りができたようだ。

 

8位の鈴木翔は3年の時にリーグ戦で完全試合を達成するなど上位候補に挙がっていた。だが、春に右ひじをけがしてしまい全休。秋のリーグ戦で復帰したばかりのため各球団が指名を回避する中イーグルスが指名した。時間がたってからだったためもしかしたら指名の縛りがあったかもしれない。

 

育成ではあの則本の弟が指名されたことがサプライズか?運送会社で働きながら野球をしていたのは知っていたがまさか指名してくとは思わなかった。フォームを見ると本当にそっくりで兄との共演が早くもみられるかもしれない。タイプは兄とは違い打たせて取るタイプだから岸をお手本にするようなので育成スタートとはいえ結果次第では夏にも支配下をとれる可能性もある。

 

ドラフト会議は1年で答えが出るよりも早くて3年、通常で5年くらいだから数年たった時に各球団がどのような状況になっているかだろう。

 

石原が広島の優勝の可能性を無くす技ありゴールで仙台は1桁順位に望みをつなぐ

J1第32節 

 

サンフレッチェ広島0-1ベガルタ仙台

セレッソ大阪1-2川崎フロンターレ(クラブ初のJ1リーグ2連覇)

 

アジアチャンピオンオンズリーグ決勝

 

1rg 鹿島アントラーズ2-0ペルセポリス(イラン)

2rg ペルセポリス0-0鹿島アントラーズ(クラブ初のアジア王者)

 

 

9月以降、5試合で0勝4敗1引き分けと未勝利で先日のアウエーでの札幌戦での敗戦でアジアチャンピオンズリーグプレーオフ2回戦)圏内の可能性が消滅し、チームとして目標にしていた5位以内も厳しくなったため、現時点では1桁順位が狙い目になるだろう。

 

アウエーでの広島戦では久々のスタメン出場したハモンロペスがおとりとなりポストプレーで落としたところに石原が技ありのボレーを決めて先制した。その後広島が攻めてくるも唯一日本代表に選ばれたシュミッド・ダニエルの好セーブもあり1-0で6試合ぶりの勝利で引き分け挟んでの4連敗を止めた。

 

リーグ2連覇した川崎はどうやら8月に中村憲がインタビューで広島の攻略法を暴露したとたんに広島が勝てなくなり最大14の勝ち点差を逆転しての優勝らしいので、広島がパトリック頼みとボランチがマークされたのが原因だろう。

 

アジアチャンピオンズリーグの決勝も鹿島が第1戦のホームで2-0で勝利し、アウエーでペルセポリスに攻められるも昌子を中心に無失点にし、悲願の初のアジア王者が20個目のタイトルになった。

 

両チームに共通して言えるのはボランチセンターバックゴールキーパーと後ろのセンターラインが固まってることだろう。

 

サッカーは野球と違って1点の重みが重いため、2-3点差つけられると逆転が難しくなる。そのため、基本的には先制点をもらうまでしっかりとしたディフェンスが必要になる。攻撃的に行こうとすると全体が前係になり前線にスピードのある選手に走られてカウンターでの失点が多くなってしまう傾向が出てしまう。

 

両チームができるようになったのは攻撃志向だったチームに守備志向の指揮官を招へいしたり内部昇格させたりさせたフロントの勝利でもある。

 

日本代表の森保HC、川崎の鬼木コーチ、鹿島の大岩コーチと守備志向の指導者がJリーグでタイトルに導いたのが現実として現れている。川崎から名古屋に移籍した風間HCはうまくいけば連勝できるがうまくいかないと連敗してしまうのは攻撃志向が強すぎて守備志向がおろそかになってしまうからで案の定、降格争いをしている。

 

逆に興味深いのは降格圏にいたガンバ大阪が仙台と同じ勝ち点での9位まで浮上しJ1残留を果たした。こちらも不振でFIFAマスターを取得した宮本コーチが昇格して立て直したが、最大の要因は今野がけがから復帰し、9月以降から8連勝した経緯があるだけにやはりボランチの出来が現代サッカーにおいて重要なポジションということが証明されたようなものだ。

 

攻撃志向を望むならチーム立て直しとして思い切ってやれるが、そこから勝ってタイトルが欲しいなら攻撃力が上がったら、そこから守備志向の指導者をヘッドコーチ(監督のこと)として招聘することがフロントがやるべきで、それこそが1番の近道ではないだろうか?

 

今のJリーグの順位はフロントの出来で決まっているということになる。

 

 

プロ野球改革論① 社会人か独立リーグと連携をしチーム数拡張と2部リーグ創設をしてさらなる発展を目指すべし

昨日の日米野球が終わり、公式戦は今年で終了になった。

 

あくまで独断ではあるが、プロ野球界のさらなる発展へ向けてあえていくつか提案をして見たいと思う。

 

ひとつは独立リーグと連携し将来的なプロの2部リーグ創設をして見てはいかがかと思う。

 

その背景には毎年100人前後が戦力外通告をうけ、そのうち他球団に移籍する確率は10パーセント以下どころか5パーセント以下の年もありほとんどが引退し転職するケースが多いということだ。

 

野球をまだまだやれるのに所属先が見つからず道半ばで引退に追い込まれる状況をみると「こんな時に新規球団や2部リーグでもう一度花を咲かせる場があればな・・・」しみじみ思っていた。

 

だからこそ、チーム数増加やJリーグのように2部リーグ創設をさせれば野球界のさらなる発展につながるのではないかと考えられる。

 

だが、これらを実現するには抜本的な改革をするという覚悟がいるだろう。

 

①野球界組織を1つにするようにし日本野球協会を作る

②社会人か独立リーグを2部リーグ化か2球団くらいプロ野球参入させるかのどちらか

③出場登録枠を30人までにし、新規球団はファーム組織を持たなくていい

④外国籍枠を投手と野手それれぞれ3人まで(別枠として投手と野手それぞれ1人までがアジア枠などにする)

 

日本野球機構都道府県の行政との協力や周囲の反対もあるが現状維持や停滞感を抜け出すには大胆な改革ができる人材が必要になる。