みちのくのブログ

スポーツなら東北楽天ゴールデンイーグルス、ベガルタ仙台、仙台89ers

順当な逆転勝ちで3連勝のベガルタ仙台 その裏で板倉率いるアジア大会では

J1 第23節 ベガルタ仙台2-1ガンバ大阪

 

試合前に宮本新監督が「仙台キラーの渡辺を起用する」と行っていたがその予言が当たり、狭いスペースの裏を取られる先制される。

 

しかしながら、宮本新体制で後半の終盤に失点する傾向があり慌てなければチャンスはあるとは思われた。後半に左サイドの中野から奥埜とつなぎ西村が押し込んで日本人トップタイの11ゴール目を決めた。その後関口のクロスに阿部が頭で押し込むところでオウンゴールになりリーグ戦3連勝となった。

 

シュート決定率も255に上昇し、同じ11ゴール目を上げた川崎の小林は200だから西村よりも低いことから、次のアウエーでの川崎戦でもゴールを上げて小林を抑えて勝つようなことがあれば、いよいよ9月の国際親善試合に召集する可能性が高まるだろう。

 

それだけに、安定している川崎の守備陣を西村のワンチャンスでこじ開け、強力な攻撃陣を大岩とダニエルを中心に耐え凌げば4位の可能性も出て来るだろう。

 

インドネシアジャカルタアジア大会

 

グループステージ第1節 日本1-0ネパール

グループステージ第2節 日本4-0パキスタン

グループステージ第3節 日本0-1ベトナム

 

一方で、インドネシアジャカルタで開幕したアジア大会で板倉率いる東京五輪世代のU21日本代表が参戦している。

 

3試合通して見てみると、まだまだ全体的に未熟で初戦のネパールは1得点のみ、パキスタンも前半に4得点も後半は無得点、1月のU23選手権で準優勝したベトナムにまさかの敗戦だった。

 

その原因は韓国人指揮官にあると考えられる。徹底した守備力と組織力で日本のストロングポイントであるパスワークを封じ、弱点であるDFラインのバックパスをつきベトナムが先制した。日本は支配率もシュート数でも負けたのを見るとまさかの完敗であっただろう。

 

日本同様にマレーシアに負けた韓国も含めて年代別から弱体化が進むと中東や東南アジアが台頭しいつの間にか追いつかれることもあるだけに避けたいところだ。

 

決勝トーナメント1回戦の相手はそのマレーシア、準々決勝で中国と当たりそうだから、早くも正念場を迎えることになりそうだ。

 

板倉を中心にまずは先制点を与えない守備意識と守備力が問われる試合になりそうだ。こんなところで「time to say goodbye」にはならないことを見守るしかないだろう。

 

守備力と守備意識の改善で2連勝したベガルタ仙台

J1第21節 柏レイソル0-2ベガルタ仙台

J1第22節 ベガルタ仙台4-1湘南ベルマーレ

 

ここ3試合で7失点し勝てそうな相手にも勝ちきれなかったが、柏レイソルとの試合では日本代表に入ったことのあるFW伊東を板倉、関口、中野の左サイド3人が封じることに成功したようだ。奥埜が先制し、カウンターから西村の追加点などの得点で快勝し4試合ぶりの勝利になった。

 

湘南ベルマーレとの試合ではホームで4ヶ月ぶりの勝利はゴールラッシュになった。ルヴァン杯プレーオフではトータルスコアの差で負けた相手だったが、セットプレーでの得点を中心に先制のオウンゴールをしてしまった関口が同点ゴール、西村が勝ち越しの技ありゴールで自身初の2桁ゴールを達成し日本人トップタイに浮上した。さらに途中加入のハーフナーマイクが頭で初ゴール、コーナーから蜂須賀の4得点らで快勝した。

 

柏レイソル戦で渡辺監督や板倉らのコメントを聞くと「守備の引き締めをした成果が出た」と守備意識の改善した取り組みの成果が出ただろ。

 

やりたいサッカーをするためには守備の安定は不可欠でヨーロッパCLで3連覇したレアルマドリードや勝ち点100でプレミア制覇したマンチェスターシティでさえ守備が安定しているからそれは優勝する流れになるだろう自然な流れだろう。

 

プロ入り2桁ゴールを決め、リオ世代でもある西村がいつのまにか日本人トップタイに名乗りを上げた。素晴らしいのはシュートに対する決定率の高さである。西村は40本に対して決定率250。

 

同じ10ゴールでトップタイで決定率の高い浦和の興梠は263、しかし、9ゴールで川崎の小林は48本に対して187、8ゴールで札幌の都倉は51本に対して156、磐田の川又は46本に対して173、鹿島の鈴木優は42本に対して195と西村よりも低い決定率である。(第22節時点で)

 

西村はスタメンやベンチと交互での出場が多い中で結果を出した。だからこそ、少ないチャンスをものにしなければならない代表戦という観点を考えると活躍次第では先日A代表も就任した森保兼任新監督(広島・仙台OB)の目に止まると早くも9月の国際親善試合でチャンスが巡ってくる可能性もなくはないだろう。

 

以前、数年前に仙台に在籍したことのあった浦和の武藤が2桁ゴールを決め、東アジアカップでも2ゴールを決めたにも関わらず日本代表に選出されなかったことがあった。その無念を西村が晴らす時期が早くも来るかもしれない予感である。

 

 

 

ベガルタ仙台と横浜Fマリノスの大量失点の原因は「自分たちのサッカー」への拘りによる守備意識の低下

渡辺監督「矢島に細かい守備までは求めない」

ボスコクルー監督「選手たちにはあくまで攻撃的なサッカーを求める」

 

確かに聞こえがいいが、ここ数試合の大量失点を見るとスタメンの選手の守備力と首脳陣の守備意識の低下が原因とみられる。

 

攻撃的に行くのは構わないが前ががりになりすぎて中盤でのパスミスやDFラインの裏を取られてスピードのある選手たちにカウンターを許して失点するケースが最近の傾向だろう。

 

ワールドカップで優勝したフランスは19歳のエムバペがメッシ率いるアルゼンチンから2ゴールを挙げ次世代のスター候補に名乗りを上げた。1点目は裏を取ってから、2点目はPTエリア内でのドリブルと2店ともスピードを生かした攻撃だった。

 

ベガルタ仙台だと2015年にアウエーでの広島戦でDFの裏を取られて浅野にカウンターからドリブルを許して失点するシーンは何度も見られたからこの頃から傾向があっただろう。

 

今の現代サッカーにおいてはスペインやドイツのようにボールを持つだけでなく守備からのカウンターといった攻守の切り替えが必要になってくるだろう。

 

あるライターが「守備的サッカーはごめんだ」と言ったようだが、A代表も兼任することになった森保兼任新監督は広島時代に攻撃的だったペドロビッチ監督の後を受けて守備力を向上させて3度もリーグ優勝させたからいかに守備ができないチームは優勝できるはずなはいと既に正面済みだ。

 

他の競技よりも1点の重みがあるサッカーだからこそ、徹底した守備意識の改善で理想とする自分のサッカーではないことを勘違いしてはいけないだろう。

 

今思えば、イタリア代表が「周りはつまんないだろううけど、1-0はサッカーの中では一番美しくなおかつ理想的な勝ち方だ」と言っていたのを思い出したのであった。

 

 

Jリーグの課題は守備力と守備意識 次のカタールW杯までに防げる失点をいかに防げるか

J1第18節 ベガルタ仙台2-2セレッソ大阪

 

両チームの得点と失点を見るとC大阪の先制点は板倉のファールから丸橋が得点。視察していた森保五輪兼任新監督が指摘していた「ファールしなくてもいい」場面でしてしまったのは同じA代表で吉田や槙野もそうだったからここでのフリーキックを与えないことが重要だろう。

 

仙台の同点ゴールは得意のサイドからの得点だったがC大阪のマークがやや甘かったことで西村にゴールを許してしまった。

 

仙台の勝ち越しゴールは新加入のハーフナーマイクの高さに気を取られノーマークの蜂須賀が頭で決めた。

 

日本vsベルギー戦でもそうだったように昌子以外はラインが低かったのに加え長谷部のミスマッチも重なり同点にされたから単純に高さだけでなく寄せや位置どりが重要にになるだろう。

 

仙台が勝つと思われたが、GKの関が簡単に相手GKに渡った件。残り時間を考えれば無理する場面では無かったが、攻める意識が守備意識を低下させたかもしれない。右サイドでも簡単に突破され丸橋に同点ゴールを決めた。

 

守備に関しては、元々の力も必要だがこれからは守備意識をいかに次のカタール大会までに改善出るかにかかるだろう。1点リードや同点でも攻めの気持ちを捨ててまでも守備意識をあくまで忘れさせないように意識づけできるかが鍵だろう。

 

J1で首位に立つ広島ですら浦和に4失点してしまうほどだから、Jリーグの守備が緩くてザルなため得点できるが肝心なところで得点が決められない決定力不足の解消は守備陣の安定がないといけないだろう。

 

ちなみに解説者たちはこの試合は面白かったと言っているがそんな感想的な解説をしてるるようじゃ日本がワールドカップで準々決勝までは残れないだろう。

 

 

 

 

ベガルタ仙台が今年も途中補強を着々と進める

途中加入

 

FW ハーフナーマイク(神戸からレンタル加入)

MF 矢島 (浦和からレンタル加入)

 

途中移籍

 

DF 茂木 (水戸にレンタル移籍)

MF 庄司 (京都にレンタル移籍)

MF 金久保 (京都に完全移籍)

 

リーグ戦再開後の前半戦残り2試合をホームで横浜FM戦で2-8という大敗を食らったもののアウエーでF・トーレスを獲得した鳥栖に1-0の完封勝利で半分の17試合を終えた。

 

勝ち点25。7勝6敗5引き分け。20得点26失点。順位は7位で目標としているAクラス(6位以内)圏内で4位C大阪との差も2なのでまずは2012年以来の4位以上を目指すだろう。

 

昨年から長崎から復帰した丹治強化部長の補強策がうまくいっているのが今の順位にいられる要因だろう。

 

昨年の夏にウィングバックの古林を名古屋から、シャドーFWの野津田を広島からレンタル移籍で獲得して戦力UPにすることができた。

 

前任の古矢前強化部長が獲得した増嶋、水野、平山(現役引退)を獲得したがそこまで戦力には至らず下位低迷にさせてしまった原因でもある。

 

丹治強化部長が再び就任し赤嶺や角田を獲得した手倉森体制時代と同じ「チームスタイルに合った的確補強」が復活し早速機能したからいかにこのポジションが「本当の監督」かが分かるだろう。

 

今年はサイドからの攻撃に合わせられ、高さのあるFWハーフナーマイクを獲得、さらにリオ五輪でゴールを決めた中盤の攻撃的MF矢島も加入し、やや手薄だった攻撃陣の補強を今回は狙い所と見ただろう。

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 いよいよ決勝戦が近づく

準々決勝

 

クロアチア2-2(pk4-3)ロシア

イングランド2-0スウェーデン

フランス2-0ウルグアイ

ベルギー2-1ブラジル

 

準決勝

 

フランス2-1ベルギー

クロアチア2E-1イングランド

 

3位決定戦

 

ベルギー2-0イングランド

 

1か月に及ぶワールドカップもついに決勝戦まで来た。過去の大会を見ても21世紀に入ってから波乱含みの大会も珍しいほど面白みのある今大会になっただろう。

 

日本が敗退して1週間過ぎたが、選手たちによる裏話が多い。個人的にはハリル前監督を追放(解任)させたのは本田や長谷部を中心としたベテラン組が「このままではレギュラーを若手に取られる」と思ったのが本当の真相ではないかと考えられる。練習から「あーだ、こーだ」と妥協を許さない指導で言われ続けたストレスを溜めてたのがついに爆発し今回の騒動に発展したのだろう。

 

リオ五輪組の植田や大島、さらに落選した久保裕や中島などが1試合も出場しなかったのを見るとハリル前監督のコミュニケーションだけの問題だけではないように見え隠れしているだろう。要するに「自分たちのサッカーで日本はやれることや集大成のため」など日本のためよりも自分たちの世代のためにやったとしか思えず、結局は「わがままである程度自己満足」のワールドカップになってしまっただろう。もし、これが裏で事実だとしたら疑問に思ってた若手らは激怒するだろう。

 

さて、2006年大会以来のフランスと旧ユーゴスラビア分断以降も含めて初めての決勝進出を果たしたクロアチアになった。

 

準決勝後、クロアチアボランチであるモドリッジが「体力面の不安があるだろうと思ってたイングランドメディアは間違っる。俺たちは最後まで走り切る自信がある」と本田と同年と思えないほど走行距離が決勝トーナメント以降増加傾向にも関わらず準決勝は延長に入るまで交代枠を使わずに走り切るスタミナを発揮している。

 

逆にフランスは2010年にチームメイト同士の内紛があり練習をボイコットする事態でグループステージ敗退だったが、19歳のスピードスターエムバぺ(ムバッぺ)、グリーズマンやジルーを中心とした攻撃陣、カンテやポグバ、バランとウムティティを中心とした守備陣がそろっている。

 

総合力ではフランスが1つ抜けて、120分すべて戦っているクロアチアが団結力では上回っているだろう。

 

1998年のフランス大会から見ると先制している国が優勝している。さらに2006年・2010年・2014年は延長戦とPK戦での決着である。

 

おそらく今回も大方の予想はフランスが優勝となるが、驚異のスタミナで勝ち上がったクロアチアが多少のメンバー交代はあるがそれでも団結力を発揮し、同点で後半に持ち込めば流れが来るだろう。

 

ちなみに、初優勝国の法則として20年周期で来るようだが、今大会がそうでちょうど20年前に母国開催で優勝したフランスが果たしているので今度はクロアチアの番になるかどうか注目である。

 

 

 

 

 

特集記事 スポーツにおける首脳陣の役割はGMや強化部長こそが本当の監督である

東北楽天ゴールデンイーグルスが今年の9月に元メジャーリーガーで元ヤクルトスワローズだった石井一久氏がGM就任要請を受けていることがわかったようだ。

 

イーグルスは現在28勝46敗1引き分け(勝率378)の借金18でパリーグ6位。先日前梨田監督が辞任し平石ヘッドコーチ(監督代行)が就任した。

 

交流戦後は打率、得点、本塁打とリーグ1位の成績を残すなど繋がる新打線で立て直しを図る最中である。

 

今年の1月に星野副会長が死去し、編成の責任者を楽天球団が探していたようだ。元々、三木谷オーナーと親交が深かったのもあり、10年前はFAで獲得や監督や就任の噂もあったほどだった。先日に立花社長がこの事実を認めたようだから就任は確実だろう。

 

石井一久氏は元ヤクルトスワローズの選手であの野村監督率いるID野球を駆使してリーグ優勝や日本一を経験、メジャーリーグドジャースなどで活躍した後、ライオンズに移籍した2098年もリーグ優勝と日本一になっている。

 

見た目は大したことはなさそうだが、解説を聞く限り悪くなく、的確に解説したのを見るとメジャー経験が大きいと感じる時がある。日曜日に民放のスポーツ番組での解説は石井氏独特で指導者経験はないものの日米の経験をイーグルスでも発揮できればチームの立て直しに一役かってくれそうだ。

 

さて、本題を言うと日本における首脳陣の役割と名称が少し海外と違うところがある。海外なら監督がヘッドコーチで、ヘッドコーチがアシスタントコーチである。日本だとその逆である。本来ならこうである。

 

強化部長・GM→監督(GM監督)

監督→ヘッドコーチ

ヘッドコーチ→アシスタントコーチ

 

監督というのは本来は現場の人間よりも全体を統括する人間であると考えられる。その意味を調べると「多くの事柄や人々・組織など見張ったり、指図をすることで取り締ることである。」

 

つまり現場の陣頭指揮をとるのはコーチの人たちがする仕事である。そのトップがヘッドコーチであり、支えるのがアシスタントコーチである。どちらかと言うと野球やサッカーが前例でバスケやラグビーが後例である。

 

日本と海外を比べると1人分余計に首脳陣を使っているということになるから各協会やチームは一つ違った視点での見直しをして貰いたいところだ。

 

だから責任を問う時にヘッドコーチを変えるにはGM監督を変えないといけないと言うことになる考えられるからである。

 

ちなみに監督は英語でマネージャーではあるが高校野球だとスコアや雑用と言った裏方の役割だからある意味日本語と英語の解釈がバラバラなのは日本特有の文化なのかもしれない。