みちのくのブログ

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FIFAワールドカップ2018 決勝トーナメント進出有力も最終節のドラマもあり得る中でのポーランド戦が近づく

ワールドカップも29日をもって前半戦が終了する中、グループステージは最終節を迎えた。

 

グループAは2試合でウルグアイとロシアが2連勝で決め、グループBはポルトガルとスペインが順当に進出。グループCはフランスとデンマーク、グループDは3連勝したクロアチアと土壇場でナイジェリアに勝利したアルゼンチン。グループEは苦しみながらも2勝を挙げたブラジルとスイス。グループFは前回王者のドイツに勝ったメキシコと欧州予選でオランダとイタリアを撃破したスウェーデンが決めた。グループGはイングラントとベルギーが2連勝で決めため、残すは日本のいるグループHのみとなった。

 

日本はポーランドに勝つか引き分けると自力で決勝トーナメント進出が決める。日本が敗れた場合はセネガルが勝つか、コロンビアがセネガルに勝ってそのセネガルと得失点差(負け方次第)で決まるなど9分の7or8の高確率である。ただし、コロンビアとセネガルが引き分けた場合などはコロンビアとの得失点差で下回るため日本の敗退が決まる場合があることを忘れてはいけない。

 

さて、注目のスタメンであるが個人的な予想はこうなると予想される。

 

GK 川島

DF 長友

DF 昌子

DF 吉田(槙野)

DF 酒井宏(原口)

MF 山口

MF 柴崎

FW 宇佐美(乾)

MF 酒井豪(原口)

FW 岡崎(大島or本田) 

FW 武藤(大島or本田)

 

まず、焦点になったのはGK。本田が「川島ばかり批判するなら俺を批判しろ」とゴールをあげ早くも調子にのった感じである。東口か中村の選択もあったがここは川島にということになりそうだ。

 

次にボランチ。長谷部が年齢や度重なるひざのけがやイエローを1枚もらってもありタフな連戦だと厳しいので同じタイプの山口の先発が濃厚になりそうだ。またはパスができる大島も考えられる。

 

攻撃陣では岡崎と武藤の2トップで行くようで、サイドにレバンドブスキーと対戦経験がある右サイドバックも出来る酒井豪が1個上げて右サイドハーフに入りそうだ。左に西野監督代行の愛弟子(愛人枠?)である宇佐美が出そうだ。

 

同点ビハインドであるなら、宇佐美とダブル酒井のところに乾と原口を投入し、岡崎か武藤のところに中盤を厚くするなら大島かボールをキープできる本田、またはセットプレーで得点ができる大迫を入れて反撃するプランを持ってるだろう。

 

ポーランドが2連敗しグループステージを敗退する中、過去2回に同じことがあった中でともに勝利を飾っている。レバンドブスキーが「俺はパスを受けて生きるストライカーだと思っている。」とチームメイトの低調なプレーに対しての批判がチーム内に内紛が起こっているようだから団結力が上がっている日本にとってはエースにわたる前の選手を潰せれば優位なのは間違いない。

 

だが、会場となるボルドグラードは気温が30度越えになりそなうえに大量の虫が飛び交いまるで日本の気候の中でやるという中堅・ベテランが多いチームにとっては控えの選手たちの活躍がプラスかマイナスかも問われる試合になりそうだ。

 

自分たちで前任の指揮官を「自分勝手でワガママに追放」し、「パスサッカー中心の日本人らしい俺たちのサッカー」を選んだ以上はグループステージを勝ち上がるのは通過点、いや「責任ある義務」でなければならならいだろう。

 

今大会の最終節は逆転のドラマがあるだけにまさしく、勝てば天国負ければ地獄の罰ゲーム(日本に帰国)のポーランド戦になりそうだ。

 

ちょうど20年前にやってたアメリカ横断ウルトラクイズのようになるだろう。(1977年~1992年・1998年)

 

「勝てば天国、負ければ地獄、知力、体力、時の運、早くこいこい、木曜日」

 

まさしく、その木曜日に試合だから偶然にもその時に試合をするということになったことだろう。

 

 

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 グループステージ第2節 両サイドバック陣の頑張りでセネガルに2度追いつき引き分け

日本2-2セネガル MOM マネ

コロンビア3-0ポーランド (ポーランドはグループステージ敗退)

 

前半15分にセネガルが右サイドからのクロスに原口が頭でのクリアが相手に渡り、シュートのこぼれ球を川島がはじいてしまったところにマネを押し込みセネガルに先制される。

 

原口のクリアの仕方を見るとセンターバックの吉田や昌子も含めてだが日本人における「空中プレーにおける空間能力」があまりないというところか。野球に例えれば外野手が本塁打性の打球を背後に追っかけてランニングキャッチやフェンスを利用してい取るなどメジャーリーグになればなるほど学生試合にアメフトでボールを背後から追っかけて取る週間が身に付つため球際に強くなる。だから学生時代に野球などのボールを追っかけとる経験をさせたほうがいいかもしれない。

 

サポーターの間で心配されていた川島がグラウンダーのシュートを両手で弾いたところを押し込まれてしまい、FIFAからお笑い扱いをされてしまったから今回で東口か中村に引導を渡す可能性が高くなった。

 

今回のポイントは前半のうちに同点に追いついたことだろう。柴崎が長友へのロングパスが通り最後は乾の得意の左サイドからのシュートが決まり日本が同点に追いつく。後半にも同じ左サイドからクロスバーに直撃のシュートがあったからもし勝っていいたらMOMだったからもしれない。

 

後半25分にセネガルが左サイドからマネのパスを起点にエリア内の侵入から右サイドのワゲがフリーになり角度のないところからのシュートが決まりセネガルが勝ち越し。左サイドのマネに気を取られたか右サイドがフリーになってしまったところを突かれてしまった。

 

その直後に前回同様ボールが持てなくなった香川に代えて本田が入り、乾に代えた岡崎が入った。

 

後半33分にセンターバックの昌子の縦パスが岡崎に入り大迫へ。岡崎にクロスを上げたるとするとセネガルのGKエンディアイエがパンチングして弾いたが倒れこみ、そのボールが乾のもとに。左足での折り返しのパスがうまく通り、中央にいた本田が押し込み日本が同点に。

 

本田がワールドカップで3大会連続ゴールを決めて、前回のコロンビア戦のアシストを含めて途中出場からとしては十分な切り札になった。右サイドでのプレーだったが、モスクワ時代に痛めた半月板損傷の影響かあの時のスピードがなくなり交わされてるシーンが多くなるなど途中出場でもしんどそうだから、攻撃の切り札がもう1枚ほしいところだ。

 

ゴールはなかったが大迫が今回も攻守にわたりパフォーマンがよく、原口も宇佐美と変わる後半途中までハードワークができていた。ボランチの長谷部も持ち味のボール奪取から柴崎の展開力を発揮させてる要因でもある。センターバックの吉田が裏を狙われてるシーンがあったが昌子のカバーリングが素晴らしく貢献度ではこちらのほうが高いだろう。

 

こう見ると、Jリーグでは浦和レッズガンバ大阪がビッククラブ扱いだと思われていたが槙野や東口がベンチで昌子、柴崎、大迫ら鹿島アントラーズ組の出来が今の日本代表の原動力になってるのを見るとタイトルの数を含めるとこのクラブが日本のビックラブだということが証明されつつあるのだろう。

 

今回の試合でも日本がボールを持てたのは思ってた以上にセネガルが前からのプレスがなかったことに尽きるだろう。前からの早いプレッシャーでパスが通らずになることが予想されたがそれらがあまりなかったからセネガル自体がのんびりしすぎた可能性もある。それだけに今回も前から来なかった分日本からしたら助かったため中盤でのボール回しができただろう。

 

それでも長友、酒井宏、原口、乾とセネガルサイドバック陣と対等に渡り合えたことが収穫だしここでの頑張りがあったからそこ日本が踏ん張れた要因だろう。

 

直後に行われたポーランドvsコロンビアは前回途中出場したハメスロドリゲスがスタメンで2アシストするなどコンディションが回復したようで、縦の早いパスにファルカオが押し込み大けがから4年越しのゴール、さらにハメスロドリゲスからカウンターでグアドラードが押し込み3点目で勝負あり。レバンドブスキー率いるポーランドが2連敗しグループステージ敗退が決まった。この出来がもし日本戦だったらと思うとある意味「あの勝ちが棚から牡丹餅での勝利」がいかに分かるかが見えたコロンビアの勝利だった。

 

最終節はそのポーランドと対戦するわけだが、こんな展開になるとは誰が予想していたというある意味「こんな状態」でも勝ち抜けるチャンスが日本に来たということだ。

 

ポーランドも一矢報いたいだろうから攻めてくるだろう。その猛攻に耐えて、今回活躍した両サイドバック陣が3バックの裏を突く攻撃で得点できれば勝機が見えてくるかもしれない。

 

 

 

 

 

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 勝負どころのセネガル戦が近づく

ワールドカップは開幕から1週間ほどたち、対戦が2巡目に入った。優勝候補の国たちが相手研究を思った以上に徹底的にされて、ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、日本のいるポーランドとコロンビアも敗れるなど波乱の幕開けとなった。それほど、中堅国たちのスカウティングの発達が想像以上だということなのかもしれない。

 

6月24日に日本が対戦するセネガル戦が近づくが、ここで予想スタメンと予測をすると

 

GK 中村or東口

DF 長友

DF 昌子

DF 槙野

DF 酒井宏

MF 山口(大島)

MF 柴崎

MF 乾 (岡崎)

MF 香川(原口or宇佐美)

MF 武藤 

FW 大迫

 

ますはGKを川島でいいかという点。スイス戦で安易なパスミスをして蔓延な笑みをこぼしていたが、1つのミスが命取りのワールドカップだとなかなか使いづらくなる。ベガルタ仙台に例えると、2016年シーズンに正GKだった関がワンハンドかキャッチングか迷った分ファンブルして失点し、控えだった六反(現在清水)に奪われた経緯があっただけに思い切って変えるかもしれない。実績のある東口か直前のリーグ戦で脳震盪だったがパラグアイ戦で高評価だったリオ世代の中村もありかもしれない。

 

センターバックボランチは個人的にはベテランの吉田と長谷部を休ませたい。ケイスケ・ホンダの言う通り「南アフリカの時はダメージが残ったからセネガルに勝って決めたい」と語っていたように精神的柱はこの2人ということになるだろう。次のポーランド戦を考えると体力の消耗とイエローやレッドカードのことも考えると吉田と大して変わらない槙野を入れてもよさそうだ。セネガルの中盤ゲイエのつぶし役にボール奪取能力のある山口を使うのかもしれない。

 

セネガルはサイド攻撃でスピードを生かそうとしてるのでその分消耗が激しくなると予想される。したがってスピードのある武藤をスタメンにしても面白そうだ。乾も初戦から90分プレーしているので岡崎との交代も考えていいだろう。ビハインドの展開になったら香川のところに原口か西野技術委員長の教え子でもある宇佐美の出番も考えられそうだ。

 

前線にはマネやニアン、守備陣にクリバリやゲイエがおり、なおかつ攻守にわたり組織的なチームに仕上がっているようなので今の状況を考えるとどんな形であれ最低でも勝ち点1拾えば御の字ではないかと考えてもよさそうだ。

 

もし、日本が勝つようなことがあるとポーランドが引き分け以下だと決勝トーナメント進出が決まるだけにコロンビア戦同様に早い時間での先制点とセットプレーに多く持ち込めるかがカギとなりそうだ。やってみないと分からないワールドカップでもさすがに2試合続けて相手のレッドカードが出るとは考えにくいだろう。

 

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 グループステージ第1節 棚からぼたもちの珍現象でコロンビアに歴史的勝利

グループH 第1節

 

日本2-1コロンビア MOM 大迫

セネガル2-1ポーランド

 

開始早々に香川のパスに反応した大迫が仕掛けこぼれ球に香川がシュートしたのをコロンビアの守備の要でセンターバックのサンチェスが1発レッドカードで退場。さらにPKを獲得し、香川が落ち着いて決めてワールドカップ初ゴールの先制点を上げた。日本の狙い通りといったが大迫の前でクリアされてたら先制点はなかっただけにこのプレーが大きいということだろう。

 

 

今思えば香川はドイツのブンデスリーガで最終戦あたりに復帰したばかりだったが強化試合でゴールを上げるなど本田よりもコンディションが良かったことが評価されスタメンとして間に合ったようだ。後半になりボールが持てなくて本田と交代したが、代表落選危機があっただけに起死回生だっただろう。

 

この試合のMOMに選ばれた大迫が1番のパフォーマンスだった。強化試合ではそうではなかったが、攻撃では持ち味のポストプレーとセットプレーでのヘディングでのゴールの強さはさすがでチームのエースフォワードとして目処が立ちそうだ。

 

攻撃だけなく1点リード後で迎えた後半にケガでベンチスタートだったハメスロドリゲスのシュートを足出して防ぐなど不安だった守備陣をカバーしたからドイツで強くなった大迫のフィジカルの勝利でもある。

 

大迫だけでなく両サイドハーフの乾と原口もコロンビアが1人少なくなったことでプレスが少ない分最後まで走り切るスタミナで持ちこたえたのも要因になった。

 

センターラインで注目したのは昌子と柴崎の元鹿島アントラーズ組。大迫も含めて3人がセンターラインなだけにこのクラブがJリーグではビッククラブということだろう。

 

昌子は槙野とは違い、裏を取られることの多い吉田をしっかりとカバーリングできたことがコロンビアの攻撃を封印できた裏MVPでもあるだろう。柴崎もフリーキッカーとして精度の高さもあったから今後も2人ともスタメンとしていけそうだ。

 

正直、内容的には日本の完璧な試合運びよりもコロンビアのミスや状態が良ければ本田のパスミスなどで失点し、もしかしたら逆転されてた部分もあっただけに幸運が強めの珍現象での歴史的勝利だった。

 

第2節で戦うセネガルは同じく下馬評が高くなかったが、ポーランド戦を見ると攻守とも組織的なサッカーが出来ており、内容的も1番強いのはセネガルのようなので前線のマネに渡る前の中盤での攻防がカギを握りそうだ。

 

消耗が激しいボランチを考えると長谷部か柴崎がのどちらかを変えるとなると守備的な山口かスペ体質ながらパスができる大島のどちらかが出る可能性があるだけに彼らのできがカギを握りそうだ。

 

強豪チームから上げた旬のチーム同士の対決が注目される。どちらかが勝利すれば決勝トーナメントが決まるだけに第2節がお互いとっては初戦以上に大事な試合になりそうだ。

FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 いよいよ日本の初戦が近づく

いよいよ6月19日のコロンビア戦が始まり、第2節のセネガル戦、第3節のポーランド戦まで日本サッカー界にとって勝負の10日間が始まる。

 

4月にハリルホジッジ監督を解任し西野朗技術委員長が監督代行としてワールドカップに挑む。サッカー協会の田嶋会長が「コミュニケーションが取れなかった」といったようだが、本田や香川を中心とした選手やマスコミやサポーター、さらにスポンサーの反発に押された感じがしてならない。

 

ハリル前監督は「世界で勝つには堅守速攻のサッカーが必要だ」と唱え決して最後まで妥協を許さない指導で本大会出場を決めたが、ちょうどオーストラリア戦でおそらく本田と香川が「なぜベンチだったのか?」と疑問に思い始めたのが発端だっただろう。

 

本大会出場を決定づけたリオ世代の浅野と井手口や3月の親善試合でゴールした中島やベルギーで10ゴールを決めた久保裕らが外れたのを見るとあきらかにこの2人が関与したとみられる。

 

そもそも本田や香川や岡崎らが所属チームでけがなどが重なり結果を出すのが難しかったからこそ若手を出したからで正直彼らの「わがまま人事」と言ってよさそうだ。

 

確かに縦パス1本だけではつらいが今の現代サッカーは「スピードを重視したサッカー」でありここまでのアジア勢の戦いを見ると勝利したイランはもともと攻撃的なチームだったが、カルロスケイス監督のもと8年間積み上げてきた守備を重視したサッカーでアジア最終予選で無失点記録を作って出場権を獲得。

 

初戦のモロッコ戦でコーナーからオウンゴールの1点を取って勝ったからこのスタイルで間違いなかったにも関わらず日本サッカー界が自ら放棄したことを証明してしまったのである。

 

韓国やオーストラリア、サウジアラビアの試合を見てもやはり「アジアサッカー界全体のプレースピード」が1段階遅く見えるのが目に見えており今回もアジア勢で1チームもベスト16に進出する可能性がないかもしれない。そうなるとAFC自体が責任を取らないといけないが王族主体のこの体制だとアジアのサッカー界は世界からおいてかれそうだ。

 

堅守速攻からパスサッカーに戻し、ポリバレント重視のサッカーになるようで、3バックか4バックか分からないが個人的にはひどい言い方をすると「ある程度戦いつつも勝ってしまうとワールドカップのレベル低下を指摘されるから素直に全敗して出直したほうがいい」と思っているのは私だけだと思ってTV観戦しそうだ。

 

仙台89ersの経営権譲渡が再建の第1歩となるか?

2017-2018 シーズン 

 

21勝39敗 B2 東地区 4位 (全体14位)

 

仙台89ersはB2東地区4位でB1復帰にならずにシーズンを終えた。長年チームを牽引してきた志村が引退し、経営権も中村代表からトップスポンサーだったボディプラス社に譲渡し本格的なチーム再建が来シーズンから始まることになった。

 

経営創設者である中村代表は一族からくる個人資産家タイプであったが、メジャーリーグで田中が所属するニューヨークヤンキースは「スタンブレイナー」一家と言う大富豪の個人資産家だから相当な経済力でないと成り立たないのは明白で日本の個人資産家での運営は成功体験がないため無謀だったと言える。

 

過去にも浜口HCや河口HCを残留させることができず喧嘩別れにさせてしまい、中途半端な指導者を招聘させて低迷させてたことや「優勝賞金やプレーオフ収入がなければ赤字転落」と、ポストシーズンなどの臨時収益頼みを見ると結局のところ計画性がなかったということになる。

 

新しくオーナーに就任するボティプラス社のデビット・ホルトン社長が就任し、プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの球団職員で創設メンバーから支え、コンテンツ部長だった渡辺太郎氏が社長に就任するようだからここ数年は運営もチームも本格的な再建時期に入る。

 

デビット・ホルトンオーナーが「強いチームをつくるには欧米の理論的なトレーニングと日本の根性論のハイブリッド(融合)が最強。ハードワークは怖いものではないと伝えていきたい」とハイブリッド型を目指しているようで社長に就任する渡辺氏は仙台高校出身で今季に引退しフロント入りする志村(後日GMに就任)は旧知の仲のようなので来季からはこの3人によるトロイカ体制になりそうだ。

 

 

 

 

開幕から苦しむイーグルスに必要な打開策とは?

パリーグ順位表 4月27日時点

 

1位 埼玉西武ライオンズ 16勝5敗 得点131 失点91 打率282 防御率4.09

2位 北海道日本ハムファイターズ 13勝9敗 得点80 失点88 打率246 防御率3.77

3位 福岡ソフトバンクホークス 11勝9敗 得点87 失点83 打率253 防御率4.22

4位 千葉ロッテマリーンズ 10勝11敗 得点92 失点96 打率254 防御率4.06

5位 オリックスバファローズ 8勝14敗1引き分け 得点76 失点86 打率233 防御率3.60

6位 東北楽天ゴールデンイーグルス 6勝16敗1引き分け 得点69 失点91 打率233 防御率3.57

 

開幕から一か月がたちチーム状態が各チームに現れてきた。首位のライオンズは打率282と強力打線で3割打者が6人と圧倒的だ。栗山、中村、メヒアだったクリーンナップが浅村、山川、森と世代交代がうまくいったようだ。連覇を狙うホークスは内川やデスパイネが打撃不振、先発では千賀や和田、リリーフではサファテと岩崎がけがで長期離脱のようだからしばらくはライオンズが独走態勢に入る可能性が高いだろう。昨年Bクラスだったファイターズやマリーンズが思ってた以上の健闘で2位以下が混戦になりそうだ。

 

そんな中イーグルスは借金10の6位。首位と10.5ゲーム、3位と6.5ゲームと苦しいスタートになってしまった。

 

その要因は先発陣が好投も主力打者の不振と目に見えない守備ミスの多発で野手陣が足を引っ張ったことだろう。

 

まず、1番の茂木は開幕戦で先頭ヒットで出るも昨年11月に右ひじのクリーニング手術の影響もありキャンプは2軍スタートしたが開幕直前になり開幕に間に合ったが打率は240前後と停滞している。オープン戦で試合勘がなかったことも影響しているがボール球に手を出し三振や内野ゴロが多い。どうやらスイング自体は悪くはないが上下動が動いてしまうためそのぶれた分だけボールをとらえてないのが原因のようだ。

 

昨年は2番として強力打線を引っ張ったペゲーロ。ところが、インハイのストートを相手に徹底的に攻められムキになり空振りすることが多くなり低めの変化球に手を出して三振することが多くなった。リーグワーストの34個と2位の山川の22個よりダントツに多い。ペゲーロ自身が冷静に分析したうえで打撃ができるかどうかだろう。

 

3番のウィーラーは開幕戦で4安打も1、2番の不振もあり1本塁打と打点3と稼ぐことができず打率も239。アマダーも本塁打4本と気を吐いているが、下半身がやせて昨年よりもよさそうに見えるが三振も多く打率は225と良くても250までがやっとだからこの3人が打たないと銀次や岡島と言った日本人の打力が基本弱いため打線自体もすぐ弱くなってしまうところがある。

 

守備面もパスボールや内野のエラー、さらにランダンプレーでの失点も目立ち投手の防御率がリーグトップにも関わらず失点数が他のチームよりも多いという何とも皮肉な結果になってしまった。

 

そんな中、打開策としては日本人の若手打者を主軸として我慢強く使い続ける勇気が首脳陣にあるかどうか。オープン戦で活躍し開幕スタメンを勝ち取った内田。2軍で活躍し昇格したフェルナンド、さらにルーキーでドラフト2位の岩見などを1軍に昇格させ、アマダーやペゲーロを下げさせることができるかどうかだろう。

 

だが、内田は打撃不振でアピールできずに降格、岩見も「速球の対応やレフトの守備がペゲーロよりもできてない」などと昇格する感じがなさそうだから現有戦力で戦くことになるが5月以降も厳しい戦いと結果が待ち受けそうだ。

 

最近の優勝しているチームのトレンドは投手3人、野手1人の外国人枠と日本人の和製大砲の育成である。野手陣はウィーラー1人だけにし松井裕や福山ら打たれているリリーフ陣に新外国人を2人加えることで立て直しを図るべきだと思うがどうか?