みちのくのブログ

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プロ野球 クライマックスシリーズが開幕

10月14日からクライマックスシリーズのファーストステージが開幕する。

 

パリーグは2位の埼玉西武ライオンズと3位の東北楽天ゴールデンイーグルスが埼玉・所沢のメットライフドーム(西武ドーム)で開催する。

 

3位のイーグルスが今年を引っ張ったチームだ。開幕直前にライオンズからFAで移籍した岸がインフルエンザ、開幕ローテ入りが確実だった安楽がケガで離脱、野手では足立とアマダーもインフルエンザで離脱と不安要素もあった。

 

それらを救ったのが1番茂木、2番ペゲーロ、3番ウィーラーの上位打線だった。首脳陣曰く「オープン戦で打線がつながらず、外国人選手を多く立たせるため打順を1個上げて攻撃的に行くことにした。」とこの策がはまり苦手にしていたバファローズのエース金子から4点を取った。チームは追いつかれるも延長戦で2番ペゲーロがセンターバックスクリーンに特大の本塁打を打ち開幕戦の勝利をアシストした。

 

続くホーム開幕戦でもWBCベストナインに入った千賀から茂木が特大の3ランを放つなど7得点を挙げ、同じくWBCで代表だった則本も好投し開幕4連勝スタートに成功した。

 

その後交流戦も勝ち越しをしオールスター前も4年ぶりの首位ターンを決めた。7月26日までに最大貯金31まで膨れ上がりホークスとのゲーム差がマイナス表示というデットヒートになると思われた。

 

ところが昨年同様に主力のケガで次第にチーム状態が下降になる。交流戦に1番茂木が肘を痛め1ヶ月離脱、2番ペゲーロも盗塁した際に左大腿を肉離れ、さらに岡島も守備の際に右肩を脱臼、セカンドの藤田も腰痛、おまけに守護神松井裕が左肩違和感で離脱といっぺんに出てしまった。特に替えの利きにくい本塁打とセーブができるペゲーロと松井裕の離脱が痛かった。

 

8月のライオンズとホークスとの直接対決で6連敗、さらにマリーンズとファイターズにも5連敗を含む10連敗(11試合勝ちなし)と一気に3位に転落した。

 

この2つの連敗を止めたルーキーの藤平と高梨の活躍もあり多少は持ち直せたが、けが人の後遺症が響き「史上最強の打線」が組めなくなり普通の打線になった途端に貧打のチームに逆戻りしてしまった。チームはその後ライオンズとの直接対決で勝てなくなり3位で4年ぶりのAクラスになった。

 

いよいよクライマックスシリーズが始まるが第1戦の先発はイーグルスが則本、ライオンズは菊池になった。

 

則本のライオンズ戦の防御率は5点台で菊池のイーグルス戦の防御率は0点台と対照的で圧倒的に不利だ。だが、菊池が45失点のうち3回までの失点が30あるだけに3回までに先取点を取れているかがポイントになりそうだ。

 

ペゲーロの足の状態が悪いようなので2番は藤田になるようだ。1番茂木が出塁し2番藤田が送る形が増えそうだ。打撃状態も悪くないのでこの1、2番が鍵を握りそうだ。ウィーラーが菊池からヒットを打っているだけに状態が悪くなければ打線の軸になる。CSから復帰する今江、オコエの力も必要になるだろう。

 

投手は則本、岸、美馬の順で行き、藤平はロング要員、アマダーに変わり外国人枠に入ったソンチャーホにも注目だ。6回までにリードすれば高梨、福山、松井裕で逃げ切れるだろう。

 

ライオンズは菊池次第で決まる可能性が大きいので初戦がより重要になるだろう。則本から打っている山川、ルーキーながらフル出場した源田の2人がカギを握りそうだ。捕手で出場し始めている森もいるなど中村や栗山頼みが解消されつつある。

 

3位からのCSは初めてだが菊池雄を攻略し初戦で勢いをつけたいところだ。