サッカーアーカイブス ビッククラブの攻略法が見えた クラブW杯準決勝 鹿島vsレアルマドリード
クラブワールドカップ2018 アラブ首長国連邦大会
「相手をよく知らない時はあまり良いスタートを切れないものだ」「それでもわれわれはよく改善したし、勝つに値するチームだった」「アルアイン? 正直に言うと、もう一方の準決勝は見ていなかったので知らないんだ。ただ、これから相手のことを分析するし、きっと難しい試合になるだろう。もちろん勝つのは我々だが、簡単に考えれば負けてしまう」
ある記事でレアル・マドリードの中盤であるトニー・クロースが語った言葉がこの試合を象徴しており今回大会を表しているだろう。
この試合を解説していた今治FCの岡田オーナーが「レアルは立ち上がりが弱いうちに鹿島はもっと攻めていいと思うけどね。ジーコさんももっと攻めても言ってるんじゃないですかね」と言っていた。
今大会は立ち上がりの15分以内に得点するケースがここ数年で1番かもしれない。日本代表やJリーグのクラブが強豪国やビッグクラブに勝つには先制点を取り追加点を出来るだけ取り続けるサッカーをすることが近道かもしれない。
実際ワールドカップロシア大会の初戦でコロンビアとの対戦でもハンドから香川のPKで先制しただけに序盤の15分以内での先制点を取ることが相手を少しでも焦らす要素が出るかもしれない。逆に言えば決勝トーナメント1回戦でベルギーに2点先制されてから逆転負けをしてしまっただけに試合運びのうまさも同時に身につけなければならない問題になりそうだ。