みちのくのブログ

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天皇杯で初めてのみちのくダービー モンテディオ山形を下し初の決勝進出 

天皇杯 準決勝

 

ベガルタ仙台3-2モンテディオ山形

鹿島アントラーズ0-1浦和レッズ

 

準決勝で初めて実現した山形とのみちのくダービーは打ち合いの末3-2でベガルタ仙台天皇杯で初めての決勝進出を果たした。

 

先制点を取る前に右サイドから古林が攻めて石原が決めたがゴール前にいた中野がシュートを交わしてゴールに関与したとして副審の判定がオフサイドになり幻になった。その直後の最初のプレーで左サイドから中野のクロスにジャーメインが左足で合わせて正真正銘の先制点を奪った。

 

この試合で1ゴール2アシストのジャーメインはリーグ戦では18試合でスタメンが5試合のみの3得点だったが、J1第34節の神戸戦では右足で決めていたが山形も1vs1でくっついていただけに身体能力の高さをみせた。また、持ち味でもあるドリブルもエリア内に侵入するなどスピードを見せたから同じドリブラータイプの西村が抜けたため仕掛けることができる選手がいなかったので貴重な人材である。

 

4回戦の横浜FM、準々決勝の磐田戦に続いて3試合連続のゴールなったことに渡辺HCは「足回りの技術的な部分が飛躍的にここ数ヶ月で改善された。毎日居残りでコーチ陣がつきっきりでやってくれた成果のたまものだと思う。」「天皇杯は彼はだいぶ点をとって貢献している。調子に乗るやつなので最後も調子に乗せていかせようと思う」と語ったように決勝でお調子者の浦和にもゴールを挙げることができたら来年はスタメン争いができそうだ。

 

2点目の追加点を決めた矢島はボランチとして出場した。実は3-5-2から矢島をボランチにして椎橋と組んで3-4-3にしたことが勝因に挙げられる。渡辺HCは「3-4-3にしたのは相手の予想を外す狙いでウィングバックの背後を取りやすいという分析もあったので徹底して狙った。もっとテンポよく球を動かして質を高めればもっとチャンスを作れた。」と語った。

 

矢島は「役割がはっきりしていた。椎橋がセカンドボールの回収を引き受けて自分は前に関わることができてバランスはよかった」と言っていた通り攻撃志向の矢島と守備志向の椎橋の2人でうまく連携できたことだろう。1ボランチにして2人をインサイドハーフにしていたがボランチの負担が大きく、中央のバイタルエリアをうまく使われて失点するケースが多かったと考えられるから2ボランチにしたほうがよさそうだ。

 

3点目の平岡はジャーメインの折り返しに右足で押し込んだ。山形に1点を返された後だっただけに貴重な追加点になった。

 

守備面は2失点したが山形がうまく仙台の弱点を突いたと思われる。1点目は右サイドからのアーリークロスで阪野が頭で合わせた得点。試合前日の記事で「仙台はハイボールに強いからスピードを生かしたカウンターで攻めていけば勝機はある」と見ていたようだ。

 

仙台の3バックは板倉、大岩、平岡と身長が高いのでハイボールに強いがカウンターでスピードのある選手にやられるのが弱点だろう。それと同時にアーリークロスにも弱点がありたびたび失点していたからしっかりと山形がついてきたということになる。

 

2点目はマイボールからGKのシュミッド・ダニエルのキックに野津田が競り負けてこぼれ球に阪野がチップでゴールを決めた得点だった。仙台はポゼッション型になったためマイボールから奪われて失点するケースが増えた。特にこのサッカーの弱点は横パスをカットされるとあっという間にカウンターされて失点するシーンは日本代表でも見られたので注意しなければならない。後半、仙台は山形に押し込まれるシーンが多くなりコーナーからあわや山形の同点の場面でシュミッド・ダニエルのセーブに助けられたが競り負けたのは野津田だっただけにカウンターのポストプレー役に徹したほうがいいかもしれない。

 

仙台が3-2で逃げ切りクラブ初の決勝進出を果たした。その対戦相手は鹿島に勝った浦和レッズ。近年は「ジャパニーズオンリー」や先日仙台でのリーグ戦での試合前のイベントを応援歌で妨害するなどクラブとサポーターも含めてお荷物からお調子者になってしまったたが、「こんなチームを蹴落として優勝してくれ仙台」ときっと全国からの応援があるはずだからその力も借りて決戦の地、埼玉スタジアムに乗り込んで力を出し切りたいところだ。