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イーグルスがバランスのいい指名で10人の交渉権獲得

東北楽天ゴールデンイーグルス ドラフト指名

 

1位 辰己 左外野手 立命館大学

2位 太田 右捕手 大阪商業大学

3位 引地 右投手 倉敷商業高校

4位 弓削 左投手 SUBARU(スバル)

5位 佐藤智 左投手 山形中央高校

6位 渡辺佳 左内野手 明治大学

7位 小郷 左外野手 立正大学

8位 鈴木翔 左投手 富士大学

育成1位 清宮 右投手 八千代松陰高校

育成2位 則本佳 右投手 山岸ロジスターズ

 

イーグルスは1巡目指名1回目で大阪桐蔭の藤原を指名した。その他にマリーンズとタイガースも指名して3球団による抽選となった。結果はマリーンズが交渉権獲得した。

 

1巡目2回目で立命館大学の辰己を指名してきた。ここもタイガース、ジャイアンツ、ホークスも指名し4球団が競合の末イーグルスが交渉権を獲得した。

 

1位指名の辰己は大学NO1で俊足と強肩が持ち味のセンター。2年からレギュラーを獲得し、首位打者やリーグMVPも獲得した。関西大学野球リーグで田口が持っていたリーグ通算安打数をあと1に迫る122本の安打を記録した。日本代表でも主将をするほどでインタビューを受けている感じだと「関西系のムードメーカー」タイプのようだ。高校代表との試合でもいい打球を打っていたが、もう少し強い打球を打てるようになったら目標とする「トリプルスリー」に近づくだろう。外野手は田中和と島内がレギュラーで昨日ジャイアンツから橋本を金銭トレードで獲得したが開幕から1軍争いには加われるだろう。

 

2位の太田は大学NO1捕手でポスト嶋の候補として指名したようだ。指名順が先なため、野手中心の指名をしたいイーグルスにとっては捕手の指名が最優先だったと言うことだろう。太田は強肩で6シーズンのリーグ優勝からリード面も評価されている。若手では堀内が終盤戦に出場しある程度の結果を残せたが堀内だけなため大学か社会人の指名を昨年しなかったこともあり早めの指名になった。辰己同様に開幕から1軍争いに加われるだろう。

 

4位の弓削は社会人投手の中では最長身で先発とリリーフどちらでもいけるタイプのようだ。石井新GMの推薦もあったようだが、どちらかと言うとリリーフな手薄なためそちらの方で開幕1軍の方が狙いやすいかもしれない。ストレートの速さではなく緩急で抑えるタイプかもしれない。

 

3位の引地と5位の佐藤智は高校生で引地はストレートに強さがあり、佐藤智も弓削同様に石井新GMの推薦もあり指名されたようだ。まずは体つくりとフォームづくりを中心になるだろう。

 

6位の渡辺佳はあの横浜高校で指揮官だった渡辺氏のお孫さん。例の特番で幼いころに両親が離婚し父親を見ることができなかったが代わりに祖父が父親代わりに育ててもらい後に横浜高校に進学し3年は5番ショートとして出場した。明治大学に行き首位打者を獲得するなど好打者タイプのようだ。もう少しパワーをつければ茂木がけがをしているためショートでの1軍開幕が狙えるかもしれない。

 

7位の小郷は1位の辰巳同様三拍子そろった選手で俊足強肩だ。課題の打撃は昨日の明治神宮大会で3番ライトとして出場しタイムリーヒットを打った。決勝でも反撃のタイムリーを打ちチームも伊藤(ベイスターズ2位)の決勝2ランなどで勝ち優勝してプロ入りができたようだ。

 

8位の鈴木翔は3年の時にリーグ戦で完全試合を達成するなど上位候補に挙がっていた。だが、春に右ひじをけがしてしまい全休。秋のリーグ戦で復帰したばかりのため各球団が指名を回避する中イーグルスが指名した。時間がたってからだったためもしかしたら指名の縛りがあったかもしれない。

 

育成ではあの則本の弟が指名されたことがサプライズか?運送会社で働きながら野球をしていたのは知っていたがまさか指名してくとは思わなかった。フォームを見ると本当にそっくりで兄との共演が早くもみられるかもしれない。タイプは兄とは違い打たせて取るタイプだから岸をお手本にするようなので育成スタートとはいえ結果次第では夏にも支配下をとれる可能性もある。

 

ドラフト会議は1年で答えが出るよりも早くて3年、通常で5年くらいだから数年たった時に各球団がどのような状況になっているかだろう。