みちのくのブログ

スポーツなら東北楽天ゴールデンイーグルス、ベガルタ仙台、仙台89ers

ベガルタ仙台の西村がロシアのCSKAモスクワに移籍へとシュミッドダニエルがA代表初選出について

J1第24節 川崎フロンターレ1-0ベガルタ仙台

 

前半から猛攻を受けていた仙台が後半にシュミットダニエルがGKキックの際に川崎の登里に渡りたまたまエリア内の残ってた中村憲に決められて先制される。

 

川崎の勝因は仙台の「ひょっこりはん」なミスよりも西村とジャーメインを徹底マークさせてゴールを許さなかった守備陣だった。

 

攻撃陣はボールを支配するパスワークが持ち味に移りがちだが、昨年のリーグ優勝できた要因は攻撃思考だった風間前監督(現名古屋グランパス)から守備思考の鬼木コーチを昇格させたことだ。

 

鬼木コーチは元々常勝軍団だった鹿島アントラーズ出身だったので失点が多かった守備陣の立て直しに成功し、現在J1の失点数はリーグ最少。首位広島との差は川崎の1試合少ない勝ち点差6だから逆転でのJ1リーグ2連覇の可能性が出てきただろう。

 

森保兼任新監督といい鬼木コーチといいやはり攻撃思考で失点が多かったチームを守備の立て直しでリーグ優勝したからいかに守備意識と守備力がないとやりたいサッカーはできないと証明させたからその傾向は来季以降も続くだろう。

 

川崎戦の2日後に、ベガルタ仙台に電撃移籍が舞い込んできた。11ゴールをあげていたFW西村がロシアの強豪CSKAモスクワに移籍することが決まったようだ。次節の清水戦は出ず、ドイツでメディカルチェックを受けた後に正式契約となる見込みだ。

 

富山第一高校で2年生の時に高校選手権優勝に貢献し、2015年に入団。昨年あたりからルヴァン杯ニューヒーロー賞を受賞するなど台頭し始めた今シーズン、シュート決定率244の11ゴールと日本人トップの成績を残していた。

 

入団時から「仙台で活躍して海外でプレーに日本代表なること」と目標にしていたが入団4年目で生え抜き初の海外移籍挑戦となる。彼にとってはJリーグでの活躍はあくまで通過点で欧州移籍してからが勝負ということになる。

 

仙台にとって上位進出を狙ってる最中で西村が移籍するのは痛いが、ベテランの石原、スピードのあるジャーメイン、ドリブルが持ち味の中野、途中移籍してきたハーフナーや矢島(現時点でケガで離脱)が加入し、さらにケガで離脱していた野津田がもう少しで帰ってくるなど抜けても埋めてくれる選手はいるようなので快く送り出せると丹治強化部長は判断したのだろう。

 

ちなみに8月30日に9月の国際親善試合のA代表のメンバーが発表されベガルタ仙台からGKのシュミッド・ダニエルが選ばれた。ここ数試合で高パフォーマンスが評価され選出されたようだからベテランの東口や権田を追い抜いてレギュラーを目指してもらいたい。

 

一方で板倉や西村が選出されなかった。板倉はアジア大会で主力だったことが考慮されて選出外になったか。おそらく10月の親善試合で選ばれる可能性はあるだろう。

 

西村はモスクワの移籍で準備があったためであろうが、シュート決定率では11ゴールの小林(180)や今季は不振でたった4ゴールの杉本(006)がなぜか選出させれているが、ドイツに移籍したばかりの浅野も含めて、彼らには完全に勝っているから活躍次第では早くて10月の親善試合で選ばれる可能性はあるだろうからまずは移籍先のモスクワで試合に出場しゴールを挙げるところから始まるだろう。