みちのくのブログ

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守備力と守備意識の改善で2連勝したベガルタ仙台

J1第21節 柏レイソル0-2ベガルタ仙台

J1第22節 ベガルタ仙台4-1湘南ベルマーレ

 

ここ3試合で7失点し勝てそうな相手にも勝ちきれなかったが、柏レイソルとの試合では日本代表に入ったことのあるFW伊東を板倉、関口、中野の左サイド3人が封じることに成功したようだ。奥埜が先制し、カウンターから西村の追加点などの得点で快勝し4試合ぶりの勝利になった。

 

湘南ベルマーレとの試合ではホームで4ヶ月ぶりの勝利はゴールラッシュになった。ルヴァン杯プレーオフではトータルスコアの差で負けた相手だったが、セットプレーでの得点を中心に先制のオウンゴールをしてしまった関口が同点ゴール、西村が勝ち越しの技ありゴールで自身初の2桁ゴールを達成し日本人トップタイに浮上した。さらに途中加入のハーフナーマイクが頭で初ゴール、コーナーから蜂須賀の4得点らで快勝した。

 

柏レイソル戦で渡辺監督や板倉らのコメントを聞くと「守備の引き締めをした成果が出た」と守備意識の改善した取り組みの成果が出ただろ。

 

やりたいサッカーをするためには守備の安定は不可欠でヨーロッパCLで3連覇したレアルマドリードや勝ち点100でプレミア制覇したマンチェスターシティでさえ守備が安定しているからそれは優勝する流れになるだろう自然な流れだろう。

 

プロ入り2桁ゴールを決め、リオ世代でもある西村がいつのまにか日本人トップタイに名乗りを上げた。素晴らしいのはシュートに対する決定率の高さである。西村は40本に対して決定率250。

 

同じ10ゴールでトップタイで決定率の高い浦和の興梠は263、しかし、9ゴールで川崎の小林は48本に対して187、8ゴールで札幌の都倉は51本に対して156、磐田の川又は46本に対して173、鹿島の鈴木優は42本に対して195と西村よりも低い決定率である。(第22節時点で)

 

西村はスタメンやベンチと交互での出場が多い中で結果を出した。だからこそ、少ないチャンスをものにしなければならない代表戦という観点を考えると活躍次第では先日A代表も就任した森保兼任新監督(広島・仙台OB)の目に止まると早くも9月の国際親善試合でチャンスが巡ってくる可能性もなくはないだろう。

 

以前、数年前に仙台に在籍したことのあった浦和の武藤が2桁ゴールを決め、東アジアカップでも2ゴールを決めたにも関わらず日本代表に選出されなかったことがあった。その無念を西村が晴らす時期が早くも来るかもしれない予感である。