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FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 グループステージ第2節 両サイドバック陣の頑張りでセネガルに2度追いつき引き分け

日本2-2セネガル MOM マネ

コロンビア3-0ポーランド (ポーランドはグループステージ敗退)

 

前半15分にセネガルが右サイドからのクロスに原口が頭でのクリアが相手に渡り、シュートのこぼれ球を川島がはじいてしまったところにマネを押し込みセネガルに先制される。

 

原口のクリアの仕方を見るとセンターバックの吉田や昌子も含めてだが日本人における「空中プレーにおける空間能力」があまりないというところか。野球に例えれば外野手が本塁打性の打球を背後に追っかけてランニングキャッチやフェンスを利用してい取るなどメジャーリーグになればなるほど学生試合にアメフトでボールを背後から追っかけて取る週間が身に付つため球際に強くなる。だから学生時代に野球などのボールを追っかけとる経験をさせたほうがいいかもしれない。

 

サポーターの間で心配されていた川島がグラウンダーのシュートを両手で弾いたところを押し込まれてしまい、FIFAからお笑い扱いをされてしまったから今回で東口か中村に引導を渡す可能性が高くなった。

 

今回のポイントは前半のうちに同点に追いついたことだろう。柴崎が長友へのロングパスが通り最後は乾の得意の左サイドからのシュートが決まり日本が同点に追いつく。後半にも同じ左サイドからクロスバーに直撃のシュートがあったからもし勝っていいたらMOMだったからもしれない。

 

後半25分にセネガルが左サイドからマネのパスを起点にエリア内の侵入から右サイドのワゲがフリーになり角度のないところからのシュートが決まりセネガルが勝ち越し。左サイドのマネに気を取られたか右サイドがフリーになってしまったところを突かれてしまった。

 

その直後に前回同様ボールが持てなくなった香川に代えて本田が入り、乾に代えた岡崎が入った。

 

後半33分にセンターバックの昌子の縦パスが岡崎に入り大迫へ。岡崎にクロスを上げたるとするとセネガルのGKエンディアイエがパンチングして弾いたが倒れこみ、そのボールが乾のもとに。左足での折り返しのパスがうまく通り、中央にいた本田が押し込み日本が同点に。

 

本田がワールドカップで3大会連続ゴールを決めて、前回のコロンビア戦のアシストを含めて途中出場からとしては十分な切り札になった。右サイドでのプレーだったが、モスクワ時代に痛めた半月板損傷の影響かあの時のスピードがなくなり交わされてるシーンが多くなるなど途中出場でもしんどそうだから、攻撃の切り札がもう1枚ほしいところだ。

 

ゴールはなかったが大迫が今回も攻守にわたりパフォーマンがよく、原口も宇佐美と変わる後半途中までハードワークができていた。ボランチの長谷部も持ち味のボール奪取から柴崎の展開力を発揮させてる要因でもある。センターバックの吉田が裏を狙われてるシーンがあったが昌子のカバーリングが素晴らしく貢献度ではこちらのほうが高いだろう。

 

こう見ると、Jリーグでは浦和レッズガンバ大阪がビッククラブ扱いだと思われていたが槙野や東口がベンチで昌子、柴崎、大迫ら鹿島アントラーズ組の出来が今の日本代表の原動力になってるのを見るとタイトルの数を含めるとこのクラブが日本のビックラブだということが証明されつつあるのだろう。

 

今回の試合でも日本がボールを持てたのは思ってた以上にセネガルが前からのプレスがなかったことに尽きるだろう。前からの早いプレッシャーでパスが通らずになることが予想されたがそれらがあまりなかったからセネガル自体がのんびりしすぎた可能性もある。それだけに今回も前から来なかった分日本からしたら助かったため中盤でのボール回しができただろう。

 

それでも長友、酒井宏、原口、乾とセネガルサイドバック陣と対等に渡り合えたことが収穫だしここでの頑張りがあったからそこ日本が踏ん張れた要因だろう。

 

直後に行われたポーランドvsコロンビアは前回途中出場したハメスロドリゲスがスタメンで2アシストするなどコンディションが回復したようで、縦の早いパスにファルカオが押し込み大けがから4年越しのゴール、さらにハメスロドリゲスからカウンターでグアドラードが押し込み3点目で勝負あり。レバンドブスキー率いるポーランドが2連敗しグループステージ敗退が決まった。この出来がもし日本戦だったらと思うとある意味「あの勝ちが棚から牡丹餅での勝利」がいかに分かるかが見えたコロンビアの勝利だった。

 

最終節はそのポーランドと対戦するわけだが、こんな展開になるとは誰が予想していたというある意味「こんな状態」でも勝ち抜けるチャンスが日本に来たということだ。

 

ポーランドも一矢報いたいだろうから攻めてくるだろう。その猛攻に耐えて、今回活躍した両サイドバック陣が3バックの裏を突く攻撃で得点できれば勝機が見えてくるかもしれない。