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FIFAワールドカップ2018 ロシア大会 グループステージ第1節 棚からぼたもちの珍現象でコロンビアに歴史的勝利

グループH 第1節

 

日本2-1コロンビア MOM 大迫

セネガル2-1ポーランド

 

開始早々に香川のパスに反応した大迫が仕掛けこぼれ球に香川がシュートしたのをコロンビアの守備の要でセンターバックのサンチェスが1発レッドカードで退場。さらにPKを獲得し、香川が落ち着いて決めてワールドカップ初ゴールの先制点を上げた。日本の狙い通りといったが大迫の前でクリアされてたら先制点はなかっただけにこのプレーが大きいということだろう。

 

 

今思えば香川はドイツのブンデスリーガで最終戦あたりに復帰したばかりだったが強化試合でゴールを上げるなど本田よりもコンディションが良かったことが評価されスタメンとして間に合ったようだ。後半になりボールが持てなくて本田と交代したが、代表落選危機があっただけに起死回生だっただろう。

 

この試合のMOMに選ばれた大迫が1番のパフォーマンスだった。強化試合ではそうではなかったが、攻撃では持ち味のポストプレーとセットプレーでのヘディングでのゴールの強さはさすがでチームのエースフォワードとして目処が立ちそうだ。

 

攻撃だけなく1点リード後で迎えた後半にケガでベンチスタートだったハメスロドリゲスのシュートを足出して防ぐなど不安だった守備陣をカバーしたからドイツで強くなった大迫のフィジカルの勝利でもある。

 

大迫だけでなく両サイドハーフの乾と原口もコロンビアが1人少なくなったことでプレスが少ない分最後まで走り切るスタミナで持ちこたえたのも要因になった。

 

センターラインで注目したのは昌子と柴崎の元鹿島アントラーズ組。大迫も含めて3人がセンターラインなだけにこのクラブがJリーグではビッククラブということだろう。

 

昌子は槙野とは違い、裏を取られることの多い吉田をしっかりとカバーリングできたことがコロンビアの攻撃を封印できた裏MVPでもあるだろう。柴崎もフリーキッカーとして精度の高さもあったから今後も2人ともスタメンとしていけそうだ。

 

正直、内容的には日本の完璧な試合運びよりもコロンビアのミスや状態が良ければ本田のパスミスなどで失点し、もしかしたら逆転されてた部分もあっただけに幸運が強めの珍現象での歴史的勝利だった。

 

第2節で戦うセネガルは同じく下馬評が高くなかったが、ポーランド戦を見ると攻守とも組織的なサッカーが出来ており、内容的も1番強いのはセネガルのようなので前線のマネに渡る前の中盤での攻防がカギを握りそうだ。

 

消耗が激しいボランチを考えると長谷部か柴崎がのどちらかを変えるとなると守備的な山口かスペ体質ながらパスができる大島のどちらかが出る可能性があるだけに彼らのできがカギを握りそうだ。

 

強豪チームから上げた旬のチーム同士の対決が注目される。どちらかが勝利すれば決勝トーナメントが決まるだけに第2節がお互いとっては初戦以上に大事な試合になりそうだ。