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開幕から苦しむイーグルスに必要な打開策とは?

パリーグ順位表 4月27日時点

 

1位 埼玉西武ライオンズ 16勝5敗 得点131 失点91 打率282 防御率4.09

2位 北海道日本ハムファイターズ 13勝9敗 得点80 失点88 打率246 防御率3.77

3位 福岡ソフトバンクホークス 11勝9敗 得点87 失点83 打率253 防御率4.22

4位 千葉ロッテマリーンズ 10勝11敗 得点92 失点96 打率254 防御率4.06

5位 オリックスバファローズ 8勝14敗1引き分け 得点76 失点86 打率233 防御率3.60

6位 東北楽天ゴールデンイーグルス 6勝16敗1引き分け 得点69 失点91 打率233 防御率3.57

 

開幕から一か月がたちチーム状態が各チームに現れてきた。首位のライオンズは打率282と強力打線で3割打者が6人と圧倒的だ。栗山、中村、メヒアだったクリーンナップが浅村、山川、森と世代交代がうまくいったようだ。連覇を狙うホークスは内川やデスパイネが打撃不振、先発では千賀や和田、リリーフではサファテと岩崎がけがで長期離脱のようだからしばらくはライオンズが独走態勢に入る可能性が高いだろう。昨年Bクラスだったファイターズやマリーンズが思ってた以上の健闘で2位以下が混戦になりそうだ。

 

そんな中イーグルスは借金10の6位。首位と10.5ゲーム、3位と6.5ゲームと苦しいスタートになってしまった。

 

その要因は先発陣が好投も主力打者の不振と目に見えない守備ミスの多発で野手陣が足を引っ張ったことだろう。

 

まず、1番の茂木は開幕戦で先頭ヒットで出るも昨年11月に右ひじのクリーニング手術の影響もありキャンプは2軍スタートしたが開幕直前になり開幕に間に合ったが打率は240前後と停滞している。オープン戦で試合勘がなかったことも影響しているがボール球に手を出し三振や内野ゴロが多い。どうやらスイング自体は悪くはないが上下動が動いてしまうためそのぶれた分だけボールをとらえてないのが原因のようだ。

 

昨年は2番として強力打線を引っ張ったペゲーロ。ところが、インハイのストートを相手に徹底的に攻められムキになり空振りすることが多くなり低めの変化球に手を出して三振することが多くなった。リーグワーストの34個と2位の山川の22個よりダントツに多い。ペゲーロ自身が冷静に分析したうえで打撃ができるかどうかだろう。

 

3番のウィーラーは開幕戦で4安打も1、2番の不振もあり1本塁打と打点3と稼ぐことができず打率も239。アマダーも本塁打4本と気を吐いているが、下半身がやせて昨年よりもよさそうに見えるが三振も多く打率は225と良くても250までがやっとだからこの3人が打たないと銀次や岡島と言った日本人の打力が基本弱いため打線自体もすぐ弱くなってしまうところがある。

 

守備面もパスボールや内野のエラー、さらにランダンプレーでの失点も目立ち投手の防御率がリーグトップにも関わらず失点数が他のチームよりも多いという何とも皮肉な結果になってしまった。

 

そんな中、打開策としては日本人の若手打者を主軸として我慢強く使い続ける勇気が首脳陣にあるかどうか。オープン戦で活躍し開幕スタメンを勝ち取った内田。2軍で活躍し昇格したフェルナンド、さらにルーキーでドラフト2位の岩見などを1軍に昇格させ、アマダーやペゲーロを下げさせることができるかどうかだろう。

 

だが、内田は打撃不振でアピールできずに降格、岩見も「速球の対応やレフトの守備がペゲーロよりもできてない」などと昇格する感じがなさそうだから現有戦力で戦くことになるが5月以降も厳しい戦いと結果が待ち受けそうだ。

 

最近の優勝しているチームのトレンドは投手3人、野手1人の外国人枠と日本人の和製大砲の育成である。野手陣はウィーラー1人だけにし松井裕や福山ら打たれているリリーフ陣に新外国人を2人加えることで立て直しを図るべきだと思うがどうか?