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FIFAワールドカップの組み合わせが決まる ビッククラブ所属のFWや長距離移動を考慮するとどうせなら敗退覚悟でベテラン切り慣行をし先を見据えたフレッシュな若手中心で挑むべき

グループA ロシア、サウジアラビア、エジプト、ウルグアイ

グループB ポルトガル、スペイン、モロッコ、イラン

グループC フランス、オーストラリア、ペルー、デンマーク

グループD アルゼンチン、アイスランドクロアチア、ナイジェリア

グループE ブラジル、スイス、コスタリカセルビア

グループF ドイツ、メキシコ、スウェーデン、韓国

グループG ベルギー、パナマチュニジアイングランド

グループH ポーランドセネガル、コロンビア、日本

 

⚽️日本はグループH コロンビア、セネガルポーランド

 

組み合わせ後にキャプテンの長谷部が「この組み合わせなら日本にも可能性がある」といったが前回もコロンビア、ギリシャコートジボワールの時も同じようなコメントをしていた。だが未勝利に終わっただけにさらなる危機感がない限り今回も敗退してしまうだろうと思ってしまった。

 

個人的にはグループBかFに行ったら日本が仮に敗退でも強豪国と戦った経験を生かせることができるのでJリーグ全体で力を入れられることができるが、どちらかと言うと知名度が低い3カ国と当たることで一部の世論が「厳しいがこのグループなら突破できるかもしれない」と楽観論が出たのが現状だろう。

 

ポーランドレヴァンドフスキ(バイエルン)、セネガルにマネ(リバプール)、コロンビアにハメスロドリゲス(バイエルン)とビッククラブで活躍する「絶対的エースFW」が1人いると言う時点で日本に不利な要素だ。

 

日本は本田、香川、岡崎といるがパチューカ(ミランから移籍)、ドルトムント、レスターとビッククラブほどではなくスタメンで出場すら難しい状況でもある。アジア地区最終予選で活躍した大迫、原口、久保、浅野もケルン、ベルリン、ゲンク、シュテュットガルトとこのビック3よりもいいチームとの所属経験がなくこちらもチームの低迷や不振で全員がスタメンクラスではない。

 

もう一つの不安要素は長距離移動だ。日程が詰まるグループHに入っただけでなく1000km以上の移動が必要だと言うことが分かった。第1戦コロンビア戦はサランスク。ここはどうやらホテルがなくサポーター泣かせの町のようだ。そこから東に1010km移動し第2戦セネガル戦の会場エカテリンブルクのスタジアムは1部の観客席がむき出しになっているようで「あれは恐怖だ」言われるほどだ。第3戦のボルゴグラードに移動するのに南西に1400kmのようで東から西に戻っての移動。まるで野球のメジャーリーグ並みの移動の仕方でロサンゼルスからニューヨークに行きまた戻るようなもので、時差調整も必要なので拠点となるベースキャンプ地の設定がカギを握りそうだ。

 

日本にとっては死のグループほどではないがビッククラブに所属している選手がいることや長距離移動を考えると本田、香川、岡崎ら体力の回復が遅れがちの使いづらいベテラン勢でベスト8以上を狙うより、厳しいのは分かっているから敗退承知で「体力が回復しやすい体質のフレッシュな若手中心」で先を見据えたメンバーで望むべきだと思われる。

 

鹿島に所属するセンターバックの昌子は「ベテラン勢を無理やり外して若手がスタメンになるのは嫌であくまで競争で勝ち取るべきだ」と言った。一方でオーストラリア戦で追加点のゴールを決めたG大阪の井手口は「20や21は決して若手ではない、ビッククラブに所属する選手たちはだいたいこの年齢で代表のレギュラーになってるから日本もそうしなければならない」とベテランと若手の起用法における「競争と将来」のバランスの矛盾も選手選考のポイントになるだろう。

 

果たしてどのメンバーが本大会に望むのか注目である。