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メジャーリーグ ヤンキースやドジャースらがリーグチャンピオンシップに進出

メジャーリーグ ディビジョンシリーズ

インディアンズ2-3ヤンキース

アストロズ3-1レッドソックス

ドジャース3-0ダイヤモンドバックス

ナショナルズ2-3カブス

 

日本より一足早くメジャーリーグプレーオフが10月4日に開幕した。田中が所属するヤンキースは東地区2位となりツインズとワイルドカードゲームに挑んだ。

 

初回に先発したセベリーノが先頭打者本塁打を打たれてさらに2ランを浴び3失点、そこからさらに連打されて1アウトのみで降板。異様な雰囲気の中、1アウト2塁3塁でグリーンが登板しストレートで2者連続三振を断ち切り追加点を許さなかった。今思えばここがターニングポイントだったかもしれない。その裏にグレゴリアスの同点3ランで追いついた。2回裏に2アウトからガードナーの本塁打で勝ち越し。

 

3回に1アウト満塁でグリーンからはやくもロバートソンに変えてきた。ワイルドカードという1発勝負なだけに早めの勝負だった。そのロバートソンは内野ゴロの1点のみに抑えた。その裏2アウトからバードのタイムリーで勝ち越す。4回にはジャッジに待望のポストシーズン初の2ランが飛びたし3点差に広げる。 

 

6回2アウト1、2塁のところでケインリーに変えレフトフライに打ち取った。7回裏に2アウトから押し出しで追加点。9回に守護神のチャップマンが3三振で締めてインディアンズの待つディビジョンシリーズ進出を決めた。

 

そのディビジョンシリーズはア・リーグ勝率1位で8月から22連勝と快進撃を見せたインディアンズ。展開とすればヤンキースが不利と思われた。

 

初戦はインディアンズの先発バウワーに抑え込まれ0-4の完封負け。第2戦はサイ・ヤング賞最有力候補エースのクルーバーからサンチェスとヒックスの本塁打などで3回までに6得点を上げる。5回にもバードの2ランで追加手を上げ8-3とするまでは良かったが、立ち直ったサバシアを早めに下げてワイルドカードゲームで好投したグリーン上げたがチゼンホールの死球が痛かった。ファールチップでのアウトにチャレンジしなかったベンチのせいだと言うがまだ5点とありながらインコースに投げさせてしまったサンチェスのリード管理のミスである。その直後にリンドーアグランドスラムを打たれて1点差にさらに8回に続投したロバートソンが同点打を浴び延長13回サヨナラ負けで2連敗で後がなくなった。

 

ホームのニューヨーク・ヤンキースタジアムに帰ってきての第3戦。先発は田中。レギュラーシーズン13勝12敗防御率は4・94と好調と不調が交互にきたりサンチェスのキャッチングやリード面に押されるシーズンになった中での登板になった。

 

初回、レギュラーシーズン最終登板のブルージェイズ戦で久々のロマインと組んだがストレート中心の配球が生きてスプリットとスライダーで三振を量産し15奪三振でいいイメージのままその組み立てで初回を無失点に抑える。

 

この日はスプリットの出来が良くストレート軌道で落ちてくるので打者はストレートのタイミングで振るため三振する。その球速は145キロ以上ならほとんど空振りが取れていたので早めに追い込んだら3・4球で打ち取れることができた。

 

4回の1アウト3塁でスプリットので2者連続三振にしピンチを凌いだのが象徴的で配球のデータを見るとツーシームを減らしフォーシームやカーブを使ったことでスライダーやスプリットが生きると言う本来の投球ができたことが7回3安打7奪三振無失点に抑えることができた。

 

7回裏にバードがミラーから先制のソロ本塁打を打ち、ロバートソンとチャップマンらで逃げ切りチームは1勝目を上げ、田中にメジャーキャリア初のポストシーズン初勝利を上げた。

 

第4戦はセベリーノが7回3失点の好投。打線も相手のミスをつくなど7得点を上げて2勝2敗のタイに持ち込み再びクリーブランドで第5戦までに持ち込んだ。

 

第5戦は先発のサバシアが5回途中2失点まで好投した。打線は再びクルーバーからグレゴリアスの2本の本塁打で3点先制。サバシアからロバートソンに変えてリンドーアダブルプレーにしたのが大きいかった。1点差で迎えた8回から守護神のチャップマンが登板。いつのまにかスライダーで三振を取れるようになり新たな武器が備わったようだ。9回にヒットと四球で1、2塁のチャンスでガードナーが12球粘った末にタイムリーとエラーで2点を上げる貴重な追加点になった。

 

その裏チャップマンが抑え、ニューヨークヤンキースが0勝2敗から逆転でリーグチャンピオンシップ進出を決めた。歓喜シャンパンファイトで田中曰く「ヤンキースにきてからチームに初めて大きい貢献をすることができた。今日のためにこのチームに来たからね」と満足そうに話していたのが何よりだった。

 

次の対戦相手はディビジョンシリーズで全て2桁安打を打つなどスタメン全員が2桁本塁打と破壊力があるヒューストン・アストロズ。3番のアルテューベが1試合で3本の本塁打を打つなど絶好調で三振など穴のあるヤンキースとは違い9番のマッキャンまで本当に切れ目がない。

 

田中も5月に対戦したが2回途中8失点で降板だっただけにソロ本塁打の失点覚悟で攻めに行かないと5回まで持たなくなるのでそれくらいの割り切りで行くことがカギになるだろう。

 

ヤンキース打線はガードナーやグレゴリアスが当たっているのもの後半戦からスライダー攻めが多くなり三振が多いジャッジを改善がなければ外さなければならなくなるだろう。サンチェスやカストロら中軸もカギを握る。

 

一方、ダルビッシュと前田がいるドジャースもディビジョンシリーズをスイープしリーグチャンピオンシップでカブスと対戦。

 

ダルビッシュは第3戦で先発し6回途中1失点でポストシーズン初勝利。勝ち試合で8回の勝ちパターンを任せられるようになった前田も好投した。カブスは第5戦までもつれ込み先発をリリーフ登板させたため疲労困憊で来るためドジャースが有利と見られるがカブスもしぶといチームなだけに油断はできないだろう。

 

勝ち上がりの予想としてはアストロズドジャースと予想するがやってみないと分からないだけに最後までもつれ込む可能性も十分あるだろう。最後まで目が離せないのがメジャーリーグポストシーズンでもあるのが面白いところだ。