南米選手権 グループステージ第1節 久保建英が初スタメンも2連覇中のチリに大敗スタート
南米選手権 グループステージ第1節
グループA ブラジル4-0ボリビア
グループA ペルー0-0ベネズエラ
グループB コロンビア3-0アルゼンチン
グループC 日本0-4チリ
南米選手権なんで地上波かBSが映ると思われたが、放映権料が高騰してるのと朝の8時が試合開始ということもあるが1部の人気選手も出ないことも影響し今回は両方とも無し。観れる方法は特設サイトから2ヶ月間無料のキャンペーンをやっているDAZNからしか見れないという事態になったようだ。
先日、宮城スタジアムでA代表デビューした久保建英が今度は初のスターティングメンバーに選ばれた。選ばれたメンバーのほとんどが東京五輪世代のメンバーでA代表経験で選ばれたのがベテランのGK川島とFW岡崎を除くとDF植田、MF柴崎、FWの中島なのでもしかしたらこの3人がオーバーエイジ(登録枠18人のうち3人まで24歳以上から選べる)の現時点での筆頭候補なのかもしれない。
試合はチリが実力通りの力を発揮して4失点で完敗したが、久保建英がドリブルで仕掛けたり攻撃の起点も随所に見られたので今後もスタメンとして使われそうだ。後半になりFW上田が何度か決定機があったが決めきれなかったのがあったので日本のペースだったこの時間帯で1点差に出来なかったのが敗因だったようだ。
グループAはブラジルがボリビアに快勝したので1位通過の可能性が高い、ペルー、ベネズエラ、ボリビアは力関係が近いので混戦になりそうだ。グループBはコロンビアがアルゼンチンに勝ったことで1位通過してくる可能性が高くなった。アルゼンチンはパラグアイとカタールに連勝すれば2位通過になるがメッシのマークがきつくなれば敗退の可能性もあるかも?
日本が準々決勝に行けるシナリオはこのグループで1番強いウルグアイ戦は中2日なのでターンオーバーして第3節のエクアドル戦に勝つように合わせるべきだろう。
混戦のグループAは勝ち点4の可能性があるが、グループBのパラグアイとカタールが1敗1引き分けの勝ち点2なら、日本はエクアドルに勝つと勝ち点3の3位でも行ける可能性が出てくるのでそこを狙い目にして行くべきだろう。
サッカーA代表 6月Aマッチデー 久保建英が宮城スタジアムでA代表デビュー
6月5日 日本0-0トリニダード・トバゴ(豊田)
6月9日 日本2-0エルサルバドル(宮城)
最初のトリニダード・トバゴ戦は初めてA代表に招集された久保建英やベテラン枠のGK川島、FW岡崎と一緒にスタンド観戦だったが特に岡崎のとなりにいたので教育係として南米選手権まで面倒を見るようだ。
テクニック型の香川や1発型の本田とは違い、オフザボールに長ける岡崎ならゴールを決めるだけでなくポジションニングに関してのアドバイスが多くなるので攻撃の司令塔を目指す上ではうってつけだろう。
試合はトリニダード・トバゴが守りきったよりもシュートを20本打ちながら決めきれなかった日本側の取りこぼしだったから守備ブロックを引かれる相手への攻め方はまだ解決されるのには時間がかかりそうだ。
迎えた6年ぶりの宮城スタジアム開催。香川やお調子者の槙野が離脱したためベンチ入りになった。試合はリーグ戦首位を走るFC東京のチームメイトであるFW永井の代表初ゴールをあげるなど2得点でアピールに成功した。
後半20分過ぎ、会場がざわつきついにその時が来た。リオ世代の中島とともにピッチに入った久保建英。まさか、宮城スタジアムでデビューするなんてチケットを買ったサポーターからしたらラッキー中のラッキーで0-0だった上にベンチ外だった豊田スタジアムに来ていたサポーターには気の毒だったかもしれないが。
途中出場した久保建英はパスのタイミング、独特なドリブルからのシュートを放つなどジュニアユース時代から積み上げたバルサ仕込みを披露することが出来ただろう。今までの代表選手と比べてもピカイチだが、他の選手が下手に見えてしまうからいかに日本とスペインの育成に差を感じるのも仕方がないところか。
試合は2-0で勝ち、エルサルバドルはシュート1本しか打てず宮城での凱旋試合になったベガルタ仙台所属のGKシュミッドダニエルの出番は少なかったが足元の技術を評価されているのでヨーロッパ移籍やケガに問題なければ9月から始まるカタールワールドカップアジア地区2次予選で正GKとして出るだろう。
その久保建英は南米選手権の前にスペインの名門レアル・マドリードへの移籍が決まったようだ。バルセロナの永遠のライバルチームに移籍するようだが、最初はBチームのカスティージョでプレーするようだからまずはここで結果を出してAチーム昇格を果たせるかが当面の目標になるだろう。
今日からA代表が始まる中 仙台GKシュミッドダニエルにベルキーからオファー
GKシュミッドダニエル 14試合 24失点
A代表 日本代表の日程
6月5日 強化試合 トリニダード・トバゴ(豊田)
6月9日 強化試合 エルサルバドル(宮城)
6月18日 南米選手権 チリ(ブラジル)
今日から日本代表のA代表が南米選手権に向けて本格的に始動する中、ベガルタ仙台にベルキーからオファーが来たようだ。
GKのシュミッドダニエルにベルキーのシントトロイデンから獲得オファーが来たようだ。その記事で関係者が「出すつもりはない」と言っているようなのでおそらく丹治強化部長が残留に向けて引き止め交渉に行くと思われる。
仙台のGK事情を見ると先日のJリーグ杯の試合でスタメンだった関が相手選手との接触で全治6週間のけがをし、控えは川浪しか居なくなるので、当然ながら苦しくなる。増しては日本のGKを考えると南米選手権に事情があるとは言えベテラン枠で試合に出ていない川島をわざわざ選ぶほどだから若手のGKが不足している説がある。
シュミッドダニエルはなんだかんだで27歳になり海外への挑戦はカタールワールドカップを狙う上でもしかしたらラストチャンスの可能性もある。
昨年のロシアに移籍した西村は替えの効くFWだから良かったが基本的に替えの効きにくいGKだと今後の残留争いに影響が出かねないだけに丹治強化部長が残留交渉と移籍した時のGKの獲得の両方が問われるので今後の交渉手腕として今年も問われそうだ。
仙台のジョー 長沢が全得点の活躍でリーグ戦ホーム4連勝
アウエーで磐田と清水に直接対決で2連敗し、今節も負けて3連敗なら流石に怪しい感じになりそうだったが、前節の清水戦からスタメンを5人変えてきた。
センターバックの大岩と常田に変わりシマオマテと平岡、ボランチはトゥーロン国際大会に日本代表で出場する椎橋に変わり富田、前線は吉尾がトップ下、サイドに関口と道渕、ワントップに長沢と4-2-3-1に少し変更した形になった。
前半5分に右サイドの道渕のパスに長沢がポストプレーで吉尾に渡り右足で先制点を決めた。名古屋は前半27分にマテウスが左足でシュートをかけて右隅に決めて同点にされる。
同点にされた仙台だったが、この日は守備意識が高く相手に対して寄せて守備が出来ていた。2連敗していた時もそうだったように、だいたい負けている試合は失点することに警戒しすぎてラインが下がったりサイドバックが上がりすぎると裏のスペースを取られてカウンターを受けるというのが多かった。
後半29分にペナルティエリア外から松下がシュートし、こぼれたところに長沢が押し込み勝ち越しゴールを奪う。その前に同点ゴールを決めたマテウスのミドルシュートをシュミッドダニエルがセーブして凌いだ後だった。
後半37分にこの日、ワントップだった長沢が前線からの守備が良かったが、名古屋GKランゲラックがバックパスしようとした隙を狙いパスミスを上手く誘ったのがうまくいき貴重な3点目の追加点を奪い勝負を決めた。
名古屋は得点源のFWジョーが右足首を痛めて欠場したのは仙台にとっては幸運だったがスタメンを5人入れ替えても総力戦で戦えると言う意味では大きい勝利になった。
今後の日程を見ると日本代表の試合を挟んだ後にアウエーで松本山雅と直接対決。そのあとはホームで2連戦だが相手は首位のFC東京と札幌と上位チームとの対戦があり、その間の水曜日にJリーグカップの決勝トーナメント1回戦(プレーオフラウンド)で再び名古屋との対戦が控えているだけに誰が出ても戦えると言う強みを生かして勝ちきれるかどうかだろう。
アウエー静岡2連戦の直接対決は共に2連敗で再び最下位転落
アウエーでの静岡2連戦直接対決は合計6失点し痛恨の2連敗で再び最下位に落ちてしまった。
磐田戦は全体が後ろで受けすぎてカウンターでの2失点で、清水戦は先制するも逆転され再び追いつくも終了間際に勝ち越しされてしまったようだ。
近年の静岡のサッカー界は昔の高校サッカーも含めてサッカー王国と言われて来たが、高校も優勝争いに絡めず、磐田や清水もJ2を降格するなど低迷する時期に入っていると思われる。
そうした中で仙台は4-4-2で立て直して、ここで2連勝出来ればきっかけになりそうだったが、直接対決に2連敗でまた逆戻りになってしまった感が強くならないか心配な点である。
アウエーで7連敗は予想外だったが次はホームで首位争いをしている名古屋。得点力のあるジョーまで回せさせない守備を出来るかどうかにかかって来るだろう。
攻撃陣は清水戦で松下が2点目、吉尾がプロ初ゴール、長沢も頭で決めるなど丹治強化部長が補強した選手たちがゴールを決めたから後はミスによる失点をいかに減らせるかどうかだろう。
くしくも、Jリーグ杯決勝トーナメント1回戦(プレーオフステージ)の相手がその名古屋なだけに早くも前哨戦になって来そうだからこの試合をきっかけに再浮上していきたいところだ。
残り5分からの2得点で広島に逆転勝ちでリーグ戦3勝目
前節の川崎戦では中村憲や家長をケガで欠ながらがら代わりに入った若手の脇坂らの活躍もあって勝った程だから上位との差はあるが、今の仙台は上位チームに負けても勝負どころではない。
迎えたホームでの広島戦。5月のホームゲームはこの1試合しか無いので最低でも引き分け以上で終えたい中、前半1分に左サイドからのクロスにドウグラスヴィエイラにワンタッチで押し込まれ先制点を許す展開に。
しかし、けがから復帰した椎橋と松下がゲームを壊さずに1点差で耐えて迎えた後半40分。右サイドから途中出場の兵藤からハモンロペスが右足で押し込み同点に。
後半48分にセンターバックの常田からGKの大迫に取られるも、すぐにハモンロペスがインターセプトしてショートカウンターに。左サイドの石原に渡り中央で待っていた松下が押し込みラストワンプレーでの土壇場の勝ち越しゴールで上位チームの広島に逆転勝利をもたらした。
筆者が述べた通り、ボランチは椎橋と松下がレギュラーとして目処が立ち、センターバックも大型の大岩や平岡よりもビルドアップが出来る常田やキムジョンヤになり、両サイドも左が石原と永戸、右が蜂須賀と吉尾で2トップのハモンロペスとジャーメイン良で基本的には固定になりそうだ。
と、なると気になるのは下位チームとの直接対決になる。アウエーの2連戦は磐田と清水、6月初戦のホーム名古屋を挟んでアウエーで松本山雅との対戦になり前半戦最後の2試合はFC東京と札幌と上位チームなだけに磐田、清水、松本山雅に2勝1敗なら下位争いから脱出出来るかが焦点になりそうだ。
しかしながら、イニエスタやポドルスキーを補強したもののフロントがゴタゴタのヴィッセル神戸とは違い、即戦力候補を限られた資金で選手を獲得してすぐに戦力として機能させる丹治強化部長は恐ろしいもので彼こそが本当の監督であることは間違いないので、渡辺HCら首脳陣と選手たちを最後まで支えて貰いたいところだ。
システム変更が功を奏しホームでリーグ戦2勝目
アウエーで大分と鹿島に2連敗で迎えたリーグ杯のサガン鳥栖戦でシステムを3-5-2から4-4-2に変更してきた。
前半は3バックで臨んだが前線にパスが回らず、大岩のパスカットされてショートカウンターから失点し前半を折り返したところで4バックに変えたようだ。
サイド攻撃を活発化させたい仙台はガンバ大阪戦で右サイドに蜂須賀と吉尾、左サイドに石原と永戸を並べた。3バックだとウィングバックの上下動が激しい上に前線に上がった際に裏を取られてカウンターを受けるケースが多かった。
それを1人から2人にしたことで高い位置からプレスをかけられた上に中盤の2ボランチと2トップとのバランスも改善されたようだ。
なので守備時は4バック中心で得点が欲しい時は3バックにして攻撃的に行くなど、2つのシステムを併用させて相手を撹乱させた方が良さそうだ。
コーナーキックでガンバ大阪に先制された前半44分に永戸が本来の左サイドバックからミドルシュートが相手に当たり同点ゴールに。昨年は仙台のみがペナルティエリア外からのゴールが無かったようなのでミドルシュートを打ってその空いたスペースの隙を突くようになれば得点が上がりそうだ。
後半の44分に関口がペナルティエリア内にいた石原にパスしグラウンダーのパスに長沢がワンタッチで押し込み勝ち越しゴールを決めた。これが本来の長沢の得意な形でのゴールであり、Jリーグ杯で頭ではなく肩でのゴールだったのを見ると下手であり苦手のようなのでやはりワンタッチゴーラーであることが確定したようなものになった。
センターバックでは調子がいい常田とキムジョンヤが大岩と平岡を押し置いたり、ボランチでは富田と松下が椎橋やシマオマテ、2トップではハモンロペスとジャーメイン良が長沢や石原に変わって活躍し出しているので、仙台からするとどんなメンバーでもやれるだけの形になりつつあるので調子のいい選手たちを中心に起用していくべきだろう。