みちのくのブログ

スポーツなら東北楽天ゴールデンイーグルス、ベガルタ仙台、仙台89ers

Jリーグ杯は首位発進もリーグ戦は最下位スタートのベガルタ仙台

J1第1節 仙台0-0浦和

J1第2節 横浜FM2-1仙台

J1第3節 仙台1-3神戸

J1第4節 湘南2-1仙台

 

Jリーグ杯第1節 鳥栖1-3仙台

Jリーグ杯第2節 仙台2-1FC東京

 

リーグ戦開幕から1ヶ月が過ぎチーム状況が見えてきた。

 

ベガルタ仙台は開幕戦で浦和と対戦も0-0。開幕前に椎橋の負傷離脱だったが新加入の兵藤が守備面で貢献したことで興梠を抑えたことが大きい。

 

浦和は西村(モスクワ)よりもシュート決定率の低い杉本をわざわざ獲得したが攻撃面で停滞しアジアチャンピオンズリーグの試合ではチームのシュートが0だったからこの補強は無意味だったということだろう。長沢のシュートが西川に防げられただけにホームで勝ち点2を落とす結果になった。

 

第2節と第3節は横浜と神戸に完敗したがイニエスタと三好に苦手意識があるようだ。イニエスタは仙台の持ち味であるプレスを交わせるパスを持っており、三好は川崎時代に仙台から2ゴールを上げており、彼のドリブルに苦戦してるようだ。

 

それだけに第4節の湘南戦は落とせない試合になったが、前半の終了間際に湘南に先制され後半にも追加点を奪われた。けがから戻ったハモンロペスが得点するも1点差負けでリーグ戦は4試合終えて未勝利。順位は最下位の18位スタートになった。

 

対照的にJリーグ杯は今年も全選手のターンオーバーをしての2連勝なのでスタメンを固定化せずに行く方針は変わらないだろう。

 

4月以降は6月の南米選手権まで基本的にはノンストップで行くだけに挽回するチャンスはあるが、相手はC大阪鳥栖と下位同士でさらに好調な大分とアジア王者の鹿島が控えているだけにAマッチデー後の2試合は2連勝しないとさらに苦戦するのは目に見えているだろう。

 

Jリーグの関係者からしたら「仙台なんて目立たないしネタにもならない。あの役目も終わったのでどうでもいいだろう。」と思っているだろうから反骨心を持って挽回するしかしないのが今の仙台なのかもしれない。

 

今日からJ1リーグが開幕するがここで順位予想を独自目線で

今季J1順位予想

 

1位  川崎フロンターレ

2位  ヴィッセル神戸

3位  名古屋グランパス

4位  鹿島アントラーズ

5位  ガンバ大阪

6位  FC東京

7位  コンサドーレ札幌

8位  浦和レッズ

9位  ベガルタ仙台

10位 大分トリニータ

11位 サンフレッチェ広島

12位 セレッソ大阪

13位 サガン鳥栖

14位 湘南ベルマーレ

15位 松本山雅FC

16位 横浜Fマリノス

17位 清水エスパルス

18位 ジュビロ磐田

 

今季も各地で順位予想が出ているが、個人的にはこんな感じだろう。

 

優勝候補は川崎フロンターレが今年も軸になりそうだ。ワントップでロンドン五輪の得点王でブラジル人のレアンドロダミアンを獲得した。早速、浦和とのスーパー杯で持ち味の高さを生かしたプレーでアシストをするや、左足のシュートは威力があり1つはまり始めると得点を量産できそうな感じだろう。アジアチャンピオンズリーグでの初優勝を目指す上でこれ以上のないピースが加わっただろう。

 

対抗馬になりそうなのが大物補強をしたヴィッセル神戸名古屋グランパス。神戸は三木谷オーナーが自らバルセロナとパートナーシップを結び、ポドルスキーイニエスタを獲得を昨年したが、今年はワントップができるビジャまで獲得したからとんでもない補強になっただろう。イニエスタの年俸が約33億円のようなので神戸がとびぬけて総年俸では1位どころかJ1の平均年俸まで押し上げたから彼らがフルシーズン戦えるかで決まってきそうだ。

 

名古屋は昨年の得点王のジョーが注目されるが、GKのランゲラックやガブリエルに続き大宮のマテウスとシミッチを獲得。さらにボランチにFC東京から米本を獲得したようなので、風間HCの攻撃志向が強すぎる傾向があるだけにボランチからDFラインがどれだけ失点を減らせるかにかかるだろう。

 

 一方でフロントの出来が左右している中で降格争いしそうなのが横浜、清水、磐田あたりになりそうだ。横浜はスポンサーの日産がカルロスゴーン会長の逮捕やセンターバックの中沢が引退するなど今年だけでなくここ数年は中位どまりでそろそろ降格争いになりそうな予感か?。

 

清水はGMが死去したためその影響が出るかもしれない。FWのドウグラスが病気や中国の移籍の噂があるようだから得点力不足になる可能性もありか?

 

1番危なそうなのが磐田か。昨年は最後の最後で入れ替え戦に巻き込まれたが、名波HCの上から目線や服部GMの補強の遅れ、さらに大久保や中村俊らベテラン頼みになりそうな気配があるので改善されなければ降格争いに巻き込まれるかもしれない。

 

トップ5を目標にしているベガルタ仙台は毎度おなじみ下位予想がほとんどだ。昨年に西村、奥埜、野津田、矢島、古林、中野、ハーフナーマイクらが移籍して戦力がダウンすると予想されている。

そのカギを握る丹治強化部長の狙いは「今の戦術にマッチする選手、守備志向が高くハードワークが出来て、けがのないフレッシュな選手の獲得」がテーマだと思われる。移籍した彼らはけがや攻撃志向が高く守備志向が薄れる傾向があっただろう。今季失点数を減らした渡辺HCの意向がそのまま補強の面で反映されたと思われる。

少ない資金の中でワントップの長沢、シャドーとボランチができる兵藤、左サイドバックの石原崇、右ウィングバックの飯尾、ボランチの松下、センタバックでスペインでのプレー経験があるシマオマテ、ドリブラーの吉尾や道淵などをうまく獲得できたから彼らをうまくマッチさせられるかにかかるだろう。

 

開幕戦はホームでお調子者の浦和と対戦。ポイントは日本代表では使い物にならないプレーをしている槙野を徹底マークさせて、ドリブルからの地上戦や裏を取るスルーパスを多用すれば得点ができる可能性があるだろう。昨年の天皇杯決勝でマークされたジャーメインだが、オリベイラHCのスタメン予告によるとその時スタメン出場していた阿部がスタメンではないようなのでドリブルから仕掛ければチャンスが広がり得点できるかもしれない。

 

守備面では得点も5得点前後と西村よりもシュート決定率の低い杉本をわざわざ獲得したようだから注意する必要がなさそうだが移籍して変わることがあるから、仙台戦で得点しまくっている興梠を自由にさせないようにしなければならない。だが、その守備の要であるボランチの椎橋が直前で右足首の負傷で離脱になったので富田、兵藤、松下あたりになりそうだ。

 

スタメン争いしていた3バックの左はサイドバックから転向した永戸になるようだ。左サイドからオーバーラップして攻撃参加するようだが、上がりすぎてカウンターや裏を取られないか心配な点でありそうだから、そこをボランチのコートカバーリングが求められそうだ。

 

個人的にはトップ5入りを目標にしているが、1桁順位が少ないの見ると現実的に見て1桁順位の9位以内を目指した上でカップ戦での優勝を目標にするのが理想だろう。

 

優勝しまくった挙句、「5歩上がって10歩下がる」よりも「1歩上がって0歩下がらない」チーム作りが各クラブで求められるだろう。

 

 

AFCアジアカップ決勝トーナメント決勝 全てにおいてアップデートしたカタールが日本から3発で初優勝

AFCアジアカップ アラブ首長国連邦大会 決勝 アブダビ・ザイードスポーツシティスタジアム

 

カタール3ー1日本 (カタールアジアカップ初優勝)

 

得点者 アルマエズ・アリ(前半12分)、ハリファ(前半27分)、南野(後半24分)、アフィフ(後半38分)

 

試合前に日本の優勝予想が多かったようだ。その理由は中3日と中2日の違い、カタールは守備や連係面に弱点という意見が大半だった。

 

だが、グループステージから見るとキックがうまく速いパス回しが特徴なチームと見ていたので同じスタイルのサウジアラビアよりも組織的で完成度が高い。

 

準々決勝の韓国戦では5バック(3バック)と2ボランチで守り切る力もあり前線のアルマエズアリやアフィフら攻撃陣のスピードがあった。

 

だから、ドリブルなどの地上戦で攻められたり、守備ブロックを引かれると厳しいと見ていたので日本有利とは思わなかったのが正直なところだった。

 

前半12分に左サイドから中央にいたアルマエズアリが2トラップした後に右足のオーバーヘッドでカタールが先制した。マークしていた吉田からしたら惑わされた感じだったため寄せて取ることが出来なかったためどうすることもできない形で日本は先制されてしまった。

 

注目はその後のカタールのボール回しの速さで日本が前線からのプレスをしに行ったがうまく交わされてしまったところだろう。

 

前半27分にバイタルエリア付近からハリファのミドルシュートが決まりカタールが追加点をあげた。実は準々決勝の韓国戦と同じ位置から決めたが、その要因は塩谷の寄せへの指示が遅れた吉田のコミュニケーション不足によるものと思われる。

 

長谷部の後を受けてキャプテンに就任したが、吉田はどちらかというと自分のプレーに徹する職人タイプで前回のアジアカップでPKを外した本田や香川に声をかけるほど気配りが出来るが、吉田は経験が少ないために塩谷の指示が遅れたためバイタルエリアにスペースができてしまったことでハリファにシュートを打たれてしまった。吉田自身が初めからリーダーシップのタイプではないので南米選手権からはフランスに移籍した昌子にキャプテンをさせてもいいだろう。

 

後半になりカタールは日本の弱点でもある守備ブロックを引いてきた。アルマエズ・アリら前線の選手たちにボールが収まらなくなったあたりから日本の流れになり始めた。後半17分に左サイドの原口から武藤に代えてきた。その武藤は大迫と2トップを組んだがロシアワールドカップのグループステージ第3戦ポーランド戦以来になった。

 

個人的には流れが良くなったといったが、武藤の代表戦でのゴールシーンなどを見るとセンターでトップ下のようなプレーよりも裏に抜け出してドリブルで仕掛けたりミドルシュートを打たせるなどフリーランタイプの選手である。あの時、南野を左サイドにするなら堂安を右のトップ下にして武藤を右サイドにしたほうがドリブルからチャンスを作りコーナーキックフリーキックを獲得しやすくなりそうだが守備ブロックを崩すことにこだわりすぎてカタールの守備網にはまってしまったのが真相なのかもしれない。

 

だが、後半27分に塩谷のスルーパスに大迫がオフサイドぎりぎりのところでワンタッチプレーで抜け出した南野がループで決めて1点差になった。日本の流れに行きかけた後半38分にカタールのカウンターから右サイドのクロスに吉田がクリアをした際に主審がVARを要請してきた。吉田の感覚は不可抗力だったが、今回の準々決勝から導入されたVARの傾向はどういうことがあっても「手で触ったらPK」という傾向があったためどっちみちPKを取られる運命だった。このPKをハフィフが決めてカタールが初優勝を決定づける3点目になった。

 

アジアカップを初優勝したカタールは2022年大会に抜けて育成年代からの強化が実った形になった。スペインスタイルの確立を目指すため直接指導者を呼び込み一貫性を持った育成をここ10年で成し遂げたが、特に中東は潤沢な資金を武器に、最先端のヨーロッパの戦術と育成を持たれたら日本だけでなく準々決勝で敗退した韓国やオーストラリアまで抜かれて東アジア勢が世界から取り残される可能性もあるだろう。

 

日本がロシアワールドカップ前の4月にハリル前HCが本田や香川ら北京五輪世代を中心に内輪もめで解任させたが、グループステージ初戦のコロンビア戦で1人多かったことも助かり帳尻合わせで決勝トーナメント進出を決めたが、カタールと同じくここ10年足らずで世界ランキング1位に上り詰めたベルギーに2点差から半端ない形で逆転負けしたからこの2チームからしっぺい返しを食らった1年になった。

 

日本サッカー協会やメディアがやるべきは選手起用や作戦面での短期的な部分ではなく選手育成や戦術面での見直しやアップデートなどの長期的な視点での議論と実行をしなければいけないが、ワールドカップが毎回終わった後でも両方とも短期的な部分に目が行きがちなのが現実問題かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

AFCアジアカップ決勝トーナメント準決勝 イランの肉弾戦に耐えてスタメン復帰した大迫の2ゴールなどで決勝進出

AFCアジアカップ アラブ首長国連邦大会 準決勝

 

日本3-0イラン

カタール4-0アラブ首長国連邦

 

前半の立ち上がり10分は大迫のマークが厳しく、イランがロングボールや1vs1などを使って肉弾戦を仕掛けてきた。前半12分に原口の引き付けから柴崎にわたる。その柴崎から大迫がトップ下気味の位置から長友にスルーパスしニアサイドに南野が飛び込むなど1ついい形の攻めだった。

 

前半21分に権田がイランの得点源FWアズムンのプレスにまたパスミスからピンチになり地上戦に弱い吉田がドリブルされてシュートを打たれるもその権田が右足で防ぐ。その権田がキックミスによるあわや失点しそうな場面もあるので用心してシュミッドダニエルを次の試合で出しても考えてもいいプレーだったかもしれない。

 

お互いに互角のまま前半を0-0で終えた。日本は吉田や富安が守りつつ、遠藤と柴崎がバランスを考えながら組み立て、前線の4人が攻撃の組み立てをしながら縦に速いパスを通しながら攻めていた。イランは1vs 1やGKを含めたロングボールを使いながらDFラインの裏を徹底的に狙っており繋ぐスタイルよりも肉弾戦を仕掛けてきたのは予想通りだった。

 

後半になり思わぬ形で試合が動いた。後半10分に長友のパスカットから柴崎が大迫にタテパス。そして南野がドリブルで仕掛けてペナルティエリアの外で倒れるも主審はファールを取らずアドバンテージを取った。この時イランはファールを恐れたかノーファールをアピールしていた。だが、南野はノーファールと分かった時点でゴールラインぎりぎりでボールを拾い、右足のクロスに先にポジションを取っていた大迫がうまく頭で合わせて先制点を奪う。

 

南野の倒れ方を見るともし中東寄りの審判なら逆にシュミレーションのファールを取られてイエローをもらってた可能性でのプレーだった。だが、この試合はオーストラリアの主審だったのもあったり、目の前でしっかりと見ていたためノーファールと判定しただろう。結果的にイランの選手がプレーを止めてしまい、大迫にフリーを作らせてしまったのが勝負のアヤだったかもしれない。それくらい今回の試合は先制点が大事で、それまではミスによる失点をいかに防ぐかがかかるだろう。

 

その直後の後半18分にイランの右サイドから南野のパスカットから大迫がワンタッチで南野に渡り右足のクロスがイランの選手の左手に当たりPKをもらう。すると、今大会の準々決勝から採用されているVARがベトナム戦に続き適応された。

 

実は、グループステージ第2節のオマーン戦で原口が倒されてPKを取ってもらったが実際は原口自身が大げさに倒れてくれたり、逆に長友のハンドを取られなかったりとどちらかというと日本よりの判定が多いのが特徴なのかもしれない。準々決勝のベトナム戦でもコーナーキックから吉田が頭で決めるも右ひじに当たりノーゴール。逆に原口のパスに堂安が倒されてPKを時間差で取ってくれた。

 

VARの判定の結果イランのハンドを取りPKになった。今回の傾向を見ると少しでも腕や手に当たったらPKを取るという流れというのが分かっただろう。このPKを大迫が右足で決めて2点差にする。

 

後半45分にロングボールのこぼれ球に柴崎の縦パスが入り南野のワンタッチが原口に渡りドリブルで仕掛けて落ち着いて左足で決めて試合を決定づける3点目をあげた。

 

イランの得点源でもあるFWアズムンが最後にエキサイトしていたが、それくらい空中戦に強い吉田とコートカバーリングのいい富安が封じてくれたことが大きく、負傷交代した遠藤と攻撃のスイッチを入れるキラーパスを出し続けている柴崎がボランチとしてバランスよく整え、大迫と南野の2トップ下が攻撃の組み立てをし、サイドから堂安と原口がドリブルで切り込んで攻めるなどここにきて攻守ともにかみ合って自信をつけた上のでの決勝進出を決めた。

 

2011年以来の優勝を狙えるチャンスをつかんだが、その対戦相手は日本と同じ6戦全勝で勝ち上がってきたカタール。次の2022年のワールドカップの開催地であるが、実は今年の6月の南米選手権に招待国として出場する国同士の対戦でもある。

 

カタールの試合を見るとグループステージの北朝鮮戦で4得点したFWアルモエズ・アリがあのイランの英雄アリ・ダエイが作った大会8得点にならぶほどゴールを量産していた。注意しなければいいけないのがDFラインの裏を取ったりドリブルで仕掛けてシュートを打ってくるという点になるだろう。

 

イランと違ってボールをつなぐスタイルを取って入り、スペイン人のサンチェスHCを招へいしたあたりからこのスタイルになったと思われる。おそらくイラン戦の肉弾戦とは逆で日本の苦手な守ってからのカウンターや裏を取ってドリブルで仕掛けてくる地上戦で攻めてくる可能性が高いだろう。

 

FWアルモエズ・アリに対してドリブルなどの地上戦に弱い吉田が狙われて突破されると苦しくるなると予想されるので、今回のアズムン封じ同様にコートカバーリングのいい富安と遠藤が右大腿を痛めたため代わりにアルアインに所属する塩谷のスタメンが濃厚なためこの2人が自由にさせない守備ができるかどうかに1番かかってくるだろう。

 

サイドバックは遠藤同様にベトナム戦から疲れが見え始めた酒井に代わってウズベク戦で2得点に絡んだ室屋のスタメンが濃厚になりそうなので長友の左サイドバックからの攻めが多いので逆に室屋が仕掛けて精度の高いクロスを頭の得点ができる大迫に合わせたいところだ。

 

開幕前にボランチの守田や三竿が負傷離脱し、青山や遠藤も大会期間中にけがする中、孤軍奮闘で活躍してるのが柴崎だ。前回はチームを救うゴールをあげて注目されていたが今回はボランチとして全試合フル出場し自信の得点はないが全11得点のうち半分に当たる5得点も絡んでおり、大迫が不在の時は攻撃面でカバーしていた。

 

消耗が激しい守備面でも貢献しているとなると、もしかしたら決勝でゴールなどを上げるとスタメン出場して無失点の富安を抑えて大会MVPの可能性もなくもない活躍である。ある意味どちらでもいいほどうれしい悩みだ。

 

前線を見ると、ここまでスタメン2試合で4得点だった大迫は得点を取るだけでなくトップ下の位置まで下がってタテパスやワンタッチでのパスなど攻撃の組み立てが多いので正確にはセンターフォワードではなくトップ下の選手のタイプなのかもしれない。基本的には左サイド寄りでよく見ると原口と南野の間でポジションを取る傾向がる。

 

メディア的にはFWとし得点して見て「大迫半端ない」だけでなく、南野との「2トップ下」として扱うのが正確な情報なのかもしれない。大迫が生きているのはあくまで大迫自身ではなく2列目の3人だから、これからはワントップも2トップもなくなり「実質ゼロトップ」時代が到来するかもしれない。

 

決勝のカタール戦は大迫と南野を自由にさせない守備をしてくると予想されると逆に両サイドハーフの攻めがカギになるかもしれない。

 

この2人がうまく攻撃の組み立てをし原口や堂安、控えの武藤、北川、伊東らが体力のきつくなる後半以降に原口か堂安の交代では入った時にスピードのあるドリブルやタテのスルーパスにうまく反応しシュートに持ち込めるかが攻撃面でのカギになりそうだ。

 

もし、決勝でも勝ち優勝したら、アジアカップで最多の5回目の優勝、森保HCが日本人HCとしての初優勝、だけでなく選手とHC両方でも優勝も初のようなので、ここまで来たらコンディショニングを整えてやるべきことをやった上で初めて優勝の2文字が見えてくるだろう。

 

個人的には2016年U-23選手権兼リオ五輪アジア地区最終予選で手倉森HC率いた時以来の「オールジャパン」体制での優勝だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AFCアジアカップ決勝トーナメント準々決勝 VARのちVARでの1点をまたも守り切り準決勝進出

AFCアジアカップ アラブ首長国連邦大会 準々決勝

 

日本1-0ベトナム

イラン3-0中国

カタール1-0韓国

アラブ首長国連邦1ー0オーストラリア

 

前半はベトナムが平均年齢23歳と1番年齢が若いチームらしい前線からの守備と3バック中心の守備ブロックを引いて日本のパスを通さなかった。運動量が豊富で前がかりになったところにJ2水戸でプレーしたことのあるクエン・コン・フォンなどがスピードを生かしたドリブルで地上戦に弱い吉田を揺さぶった。

 

その吉田が前半24分にコーナーキックから柴崎のピンポイントクロスに頭で合わせて先制点も、今大会から準々決勝以降のみビデオ判定システム「VAR」が適応された。検証の結果は吉田の右ひじにあたりハンドと判定されてノーゴールになった。吉田の表情を見ると右ひじに当たった感覚があったかさえなかったので本人的には取り消されても仕方がないというとらえ方かもしれない。

 

前半38分も吉田が権田にバックパスをしたところを狙われてピンチになった。幸い権田が正面でのセーブで助かったが先制点をミスで許せば焦って人数かけてせめたところにカウンターでの攻撃をされていたかもしれないワンプレーだった。

 

前半を0-0で折り返した後半10分にワントップの北川の落としから、遠藤→原口→堂安とパスがつながり、ドリブルで仕掛けたところでペナルティエリア内でブイティエンズンとドゥアンバンハウに挟み込まれて止められるもPKの判定はなしに。

 

と、思ったら1分くらいの時間差で主審が2回目のVARが適応され、ブイティエンズンの右足が堂安の足を引っかけたという判定でPKを獲得。堂安が右足で勢いよくゴールを決めて貴重な先制点を上げた。

 

後半27分に北川からけがで離脱していた大迫が復帰した。大迫は慣れたワントップで攻撃の起点となり堂安、南野、原口らとうまく連携して攻撃を組み立てていた。数日前からフルメニューをこなせるようになり状態が上がってきたようだから、もし準決勝以降も状態次第ではスタメンもあり得そうだが、もしそうでなくても後半の頭から出て切り札として相手にプレッシャーを与える戦力でもよさそうなめどが立ってきただろう。

 

最終的に1-0で逃げ切り準決勝進出を決めた。1回戦のサウジ戦、準々決勝のベトナム戦と完ぺきな試合内容ではないが、最後の守備陣の頑張りで勝ったことは今までの日本ではなかったことだから、守備志向重視の戦い方でも勝てる手堅さを身に着けるようにしたい狙いがあるのかもしれない。

 

準決勝の相手は世界ランキング29位でアジア最上位のイラン。ここまでは4勝0敗1引き分けで来ているが得点12、失点0と盤石だ。日本は5勝全勝で来ているが得点8、失点3と弱に苦しみながら勝ち上がっているからイラン戦も苦戦は予想されるだろう。

 

イランはカルロスケイスHC体制で8年目を迎えた今大会が集大成で来ている。ロシアワールドカップを見るとアジア予選で無失点記録を作り、本大会ではモロッコに1-0で勝ち、ポルトガルには0-1、スペインには2-2の引き分けだったが、最後のワンプレーでゴールしていたら決勝トーナメント進出ができていたかもしれない出来だった。

 

FWのアズムンは長身でありながらスピードもあり中国の選手を置き去りにして得点したから地上戦に弱い吉田だけだと止められない相手なので富安のカバーリングが大事になりそうだ。ボランチとDFラインもコンパクトにラインが保っており、GKのベランバンドもセーブだけでなくロングスローからの攻撃もあり、日本にとってはカウンターも含めてイランの厄介な攻めに苦戦しそうだ。

 

今大会でカルロスHCが退任しコロンビア(3月に日本で対戦)代表に就任する報道が出ているので選手たちのモチベーションは高いだろう。1976年イラン大会以来の優勝を目指せる位置にいるのは今回が1番チャンスがあるだろうから勝敗予想はイランの勝利が多いかもしれない。

 

日本は順風満帆ではないがグループステージ3連勝して敗退した1996年・2015年の成績を超えて5戦全勝して準決勝進出は初めてだから、日本にとっては最低限のノルマは達成できただろう。早期敗退するよりはましだから、ここまで来たら勝っても負けてもおかしくないので腹をくくっていけるところまで行くというチャレンジャーで行けばイランに勝てる可能性は十分あるだろう。

 

 

 

 

 

 

AFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦 守備ブロックを引いて守りきった日本が準々決勝進出

AFCアジアカップ アラブ首長国連邦大会 決勝トーナメント1回戦

 

日本1ー0サウジアラビア

ベトナム1-1(PK4-2)ヨルダン

イラン2-0オマーン

中国2-0タイ

 オーストラリア0-0(PK4-2)ウズベキスタン

アラブ首長国連邦3Eー2キルギス

韓国2Eー1バーレーン

カタール1ー0イラク

 

この日はサッカー同様にテニスの全豪オープンがセカンドウィークを迎えて、4回戦のベスト16で錦織と大阪がフルセットの激戦を制し日本勢で初めて男女とも準々決勝進出を決めただけに日本も続きたいところ。

 

サウジアラビアはここ1年でボール支配率70パーセントということで初戦のトルク戦のように人数かけても守備網に引っかかってカウンター攻撃をされないように守備ブロックを引いて、逆に日本がカウンターで攻めると言うプランだったようだ。

 

森保HCが前日会見で「まずは得点も大切だが、失点しないこと。守り重視の試合をするという意味ではないが、先に失点しないことは心がけてサウジアラビア戦に臨まないといけない。」とまずは先制点を与えない守備志向重視の戦い方だった。

 

予想通りにサウジアラビアにボールを持たれてシュートを打たれるシーンはあったが中央を固めてのシュートブロックや背後を取られての1発でのカウンターを食らわないように守備ブロック重視で行ったことが勝因になった。

 

この作戦を引いたのはあのベルギー戦の失敗を繰り返したくない思いがあったと思われる。人数をかけてまえがかりになって失点するよりは中央を固めてシュートを打たれても失点しないほうがいいと判断したのかもしれない。

 

結果的にボール保持率では日本の29%vsサウジの71%という展開になったが、前半にコーナーキックから富安が頭で決めた1点を守り抜いて2度目の1-0での勝利になった。シュート数でも5-15になったが、枠内シュートでは2-1で勝ってたから枠内にシュートを打たせなかった守備陣の勝利でもある。

 

フランスやドイツなどの世界ランキングの1桁チームに勝つには普通に戦ってもやられるだけなのであえてボールを持たせて前がかりになったところでカウンターで点を取るという戦い方もこれから必要になるということを再確認した試合でもあった。

 

次の準々決勝で対戦するのはヨルダンに勝ったベトナム。今の体制を見ると以前は日韓W杯でヒディンクHC(韓国代表)のもとでコーチ経験がある韓国人のパク・ハンソHCが就任してから実績を残すようになってきた。

 

昨年の1月のU-23選手権で準優勝、8月に開かれたアジア競技大会のグループステージで日本(U-21)に1-0で勝って最終的には4位になった。12月に東南アジア選手権(スズキカップ)で優勝し自信をつけてきたようだ。

 

グループステージは初戦のイラクに2-3、第2節のイランに0-2で敗れるも第3節のイエメンに2-0で勝ち1勝2敗の3位に。今回から3位グループの4位までに入れば通過できるようになりベトナムレバノンと勝ち点、得失点差、総得点でも並びフェアプレーポイント(反則ポイント)の差で4位に入り決勝トーナメント進出を決めていた。

 

決勝トーナメント1回戦のヨルダン戦を見ると、この体制になって韓国仕込みのフィジカルを取り入れるようになり、走って粘り強く勝つスタイルを目指しているようだ。昨年のアジア大会では日本相手に1-0で勝てたのは日本の弱点でもある守備ブロックを引いて守り、前がかりになったところに裏を狙ってカウンター攻撃がうまくいったことだろう。

 

最終的にはGKのバックパスからの得点だったが全体のスタッツでも快勝だったから気が抜けない相手でもある。

 

パク・ハンソHCが「守備的サッカーも悪くない」とこの試合も5-4-1で機能している。初戦のトルク戦同様に引いて守られて苦戦することが予想されるから、攻撃陣がドリブルからチャンスを作って先制点を上げることがカギになりそうだ。

 

日本のメンバー構成を見る限り1番外せないのはセンターバックの富安とボランチの遠藤のシントトロイデンのコンビになりそうだ。

 

富安は今のところミスが少なくロングフィードなどのキックの精度や苦手な頭でのゴールを決めており2年後の東京五輪を見据えるなら決勝まで使って成長させたほうがよさそうだ。

 

遠藤はボール奪取率が高く、奪ってからのパスが速いので消耗が激しいポジションだが発熱の出遅れでスタメンは2試合だけだからこちらも決勝まで行けそうだ。

 

GK権田と右サイドバックの酒井はイエローを1枚持っているのでシュミッドダニエルと室屋がスタメンの可能性があると見る。センターバックの吉田と左サイドバックの長友も3試合スタメンでベテランのため三浦と佐々木もありえる。

 

また、ボランチの柴崎もキックの精度は1番だから外しにくいがスタメンで 3試合ともフル出場なため、ウズベク戦でゴールを決めた塩谷で最初に行き、後半から柴崎の投入がいいかもしれない。

 

前線だと武藤が出場停止でイエローを1枚持っている堂安と南野はスタメンとして出ても北川や伊藤でカバーできるが、けがから復帰を目指している大迫は状態次第ではこの試合も出れない可能性だとセンターフォワードの控えがいなくなる。

 

ウルトラCではあるがセンターバックで使い物にならないお調子者の槙野をFWとして後半の終盤や延長などでセットプレー要員としての起用も考えても面白いかもしれない。

 

今大会からベスト16が創設されたが、早くも半分が延長戦とPK戦までもつれただけに準々決勝も最後までもつれる展開が繰り広げることは間違いないだろう。

 

 

 

 

 

 

AFCアジアカップグループステージ第3節 武藤と塩谷の2ゴールとシュミッドダニエルの好セーブで1位通過

AFCアジアカップ アラブ首長国連邦大会 グループステージ第3節

 

グループA   アラブ首長国連邦1ー1タイ

       バーレーン1-0インド

グループB   ヨルダン0-0パレスチナ

       オーストラリア3-2シリア

グループC   韓国2-0中国

       キルギス3-1フィリピン

グループD   イラン0-0イラク

       ベトナム2-0イエメン

グループE   カタール2-0サウジアラビア

       レバノン4-1北朝鮮

グループF   日本2-1ウズベキスタン

      オマーン3-1トルクメニスタン

 

日本はトルクとオマーンに2連勝して決勝トーナメントを決めたため、ターンオーバーという形で2試合スタメン出場していた選手たちを休めて、北川以外の10人が今大会初スタメンという形になった。今回から16か国から24か国に増加しワールドカップと同じ7試合になったためどっかでターンオーバーをしないと準決勝・決勝には残れなくなるだろう。リオ五輪のアジア地区最終予選でも2連勝し第3節はターンオーバーをした実績があったら今回のメンバー構成は必然的になった。

 

先制点を許した場面でシュミッドは「ポジショニングミスがありニアサイドを開けてしまった」といったが、この失点の原因はすでに使いものにならないはずの「お調子者の槙野」だ。槙野は左サイドからタテパスで裏を取られてショムドロフにゴールを許してしまった。初戦のトルク戦でも地上戦に弱い吉田との相性の悪さもありこの2人の間のスペースををうまく使われてスピードのある選手に裏を取られるという弱点を突かれてしまったところがある。これで槙野はよっぽどの限り使われなくなり、吉田の出来も含めて今度の3月ではフランスに移籍した昌子と富安で組んでも面白そうだ。

 

先制された直後に、右サイドでリオ世代の室屋が1vs1のドリブルからクロスを上げて武藤が頭で合わせて同点とした。2人ともFC東京時代のチームメイトもあり息があったプレーができたかもしれない。ワントップだと機能しない武藤は1・5列で起用されていた北川と2トップで組んだほうが持ち味であるドリブルとミドルシュートがみられそうだ。大迫と酒井宏はけがとイエロー1枚持っているので今後も起用される可能性がある。

 

後半、コーナーキックから再び右サイドバック室屋のクロスがこぼれてそこにボランチとして出場していた塩谷が左足のミドルが決まり勝ち越しゴールを挙げた。広島からアルアインに移籍し、自身がけがをしてサポーターがお見舞いに来るほどの人気のようで、TVでゴールした瞬間に塩谷の奥さんが喜んでる姿があったので家族の力も働いたようだ。ポジションはセンターバックだけでなくクラブワールドカップの時は左サイドバックで得点やアシストしたり、この試合ではボランチにしたとして出場するほどだから代表では貴重なユーティリティープレイヤーとして起用されそうだ。

 

仙台で唯一選ばれたGKシュミッドダニエルも先制点は取られるも、後半に相手のミドルシュートに対して準備したおかげで好セーブできたから上々のA代表での実質公式戦デビューになったであろう。権田が初戦でイエロー1枚貰っており、東口が腰を痛めたようなので勝ち上がれば決勝トーナメントでも起用されるのは十分考えられる。

 

1点差で逃げっ切った日本が1位通過を決めた。その決勝トーナメント1回戦の相手はグループE2位通過を決めたサウジアラビア。サウジvsカタールの試合を見てみたが弱点があるとしたらDF面での連携ミスを日本がついていけるかどうかだろう。

 

1点目はカタールのPKのチャンスを止めた後にセンターバックの2人がお見合いする形でパスを通されての失点なだけに中央から縦に速いダイレクトのパスで崩していきたい。2点目はコーナーキックからだったがゾーンディフェンスを敷いてるようなのでこぼれ球を拾ってミドルシュートを打ったほうがよさそうだ。

 

守備面で気を付けていきたいのは縦のスルーパスだろう。センターバックの吉田と富安の間、両サイドバックの長友と酒井宏が上がった時に裏を取られてカウンターを受けてしまうところだろう。先制点や1点リードは無理に人数をかけて攻めることをせず守備ブロックを引いて対応したほうがよさそうだ。

 

決勝1回戦を勝ち抜けすると準々決勝ではオーストラリアに勝ったヨルダン(ベトナム)と当たる可能性があるだろう。得点は3も失点は0だから前線からの守備からのカウンターで攻めてくることが予想される。

 

準決勝だと優勝候補のイランが上げってきそうで、アジア勢では世界ランキング1番手でカルロスケイスHCの体制で8年目だから集大成をかけてくる。決勝だとソンフンミン率いる韓国か開催国のアラブあたりが来そうではあるが、日本は調子いい選手を使いながらの総力戦いくからまずは準決勝まで進めれるかどうかが今回の焦点になりそうだ。